リクルートエージェントとリクナビNEXT(ネクスト)について、何が違うのか、それぞれの特徴は何かなど疑問に思っている方はいませんか?
転職エージェントであるリクルートエージェントと、転職サイトであるリクナビNEXTの違いについて解説していきます。
またそれぞれの併用・連携方法も解説するので、利用を検討している人や気になっている人は是非参考にしてみてください。
2025年4月1日から、リクルートエージェントはインディードリクルートパートナーズの運営に、リクナビNEXTはIndeed Japanの運営に体制が変更となりました。
どちらもリクルート関連の会社ではありますが、一部規約やプライバシーポリシーには改定が行われていますので、登録の際は一度確認を行いましょう。
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目次
- 1 リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い
- 2 リクルートエージェントの特徴
- 3 リクナビNEXTの特徴
- 4 リクルートエージェントの利用が向いている人
- 5 リクナビNEXTの利用が向いている人
- 6 リクルートエージェント・リクナビNEXTは連携・併用がおすすめ!
- 7 リクルートエージェントの評判
- 8 リクナビNEXTの評判
- 9 リクルートエージェント・リクナビNEXTのおすすめサービス
- 10 リクルートエージェントを上手く活用する7つのポイント
- 11 リクナビNEXTを上手く活用する3つのポイント
- 12 リクルートエージェントとリクナビNEXT併用時の注意点
- 13 併用した際の利用の流れ
- 14 その他のおすすめ転職サイト・転職エージェント
- 15 よくある質問
- 16 まとめ
リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い
前述の通り、まずリクルートエージェントは転職エージェントであり、リクナビNEXTは転職サイトです。
最も大きな違いはそこにあると言えるでしょう。
ここでは、何が違うのか、それぞれ比較表を作りました。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェント | 担当アドバイザーが求人を紹介、その他転職活動のサポートがある |
転職サイト | 自分で求人を探して、応募する |
転職エージェントは、一人ひとりに担当者がつき、企業に採用されるまで手厚いサポートをしてくれるサービスです。
一方転職サイトは、基本的には求人情報を提供するだけのため、自分一人で転職活動をおこなう必要があります。
リクナビNEXTとリクルートエージェントの比較表
リクナビNEXT | リクルートエージェント | |
求人数 | 5.3万件 | 32万件(非公開求人含む) |
求人票の情報量 | 〇 | △ |
気軽さ | 〇 | △ |
担当者の有無 | × | 〇 |
対策など | △ | 〇 |
サポート | △ | 〇 |
料金 | 無料 | 無料 |
以上の通り、担当のキャリアアドバイザーのサポートのもと転職活動を進めていくのがリクルートエージェント、自分で求人を検索し転職活動を進めていくのがリクナビNEXTです。
また非公開求人を保有するリクルートエージェントの方が、リクナビNEXTより求人数はかなり多いです。
気軽に始めやすいのは転職サイトですが、初めての転職活動の場合は転職エージェントの利用がおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
ここからは、リクナビNEXTとリクルートエージェントそれぞれが持つ特徴や強みを解説していきます。
どちらも各々の特徴があるので是非参考にしてください。
まずは、リクルートエージェントの特徴についてです。
特徴は
・手厚いサポートが無料
・希望に合わせた求人紹介
・利用期間の目安が決まっている
です。
手厚いサポートが無料
リクルートエージェントを利用すると、様々なサポートを無料で受けられます。
転職のプロである担当のキャリアアドバイザーに相談ができるため、安心して転職活動が進められます。
面談・求人紹介・書類添削や面接対策・指導・日程調整などのサポートが全て無料です。
希望に合わせた求人紹介
キャリアアドバイザーが紹介してくれる求人は、厳選されたものになります。
転職者の希望と応募条件がマッチしている求人のみ紹介されます。
希望していた業界でよい求人がなければ、他の業界から希望に合う求人を探してくれるなどの幅広いサポートがあるのも特徴です。
面談を通して転職者の抱える事情をキャリアアドバイザーが把握することで、マッチ度の高い求人と出会えます。
利用期間の目安が決まっている
これは特徴でもあり、注意点でもあります。
リクルートエージェントは、利用期間の目安が約3か月と決まっています。
短いようですが、実際は多くの利用者が約3か月で転職先を決定させていることが理由のようです。
また3か月経過した途端にサポートが終了するわけではなく、状況に合わせたサポートをしてもらえるので延長も可能な場合もあります。
利用期間に焦り心配しすぎる必要はありませんが、3か月集中して転職活動を行うと良いでしょう。
リクナビNEXTの特徴
続いて、リクナビNEXTの特徴や強みを解説します。
特徴は
・自分のペースで転職活動を進められる
・スカウトサービスで直接オファーを受けることができる
です。
自分のペースで転職活動を進められる
リクナビNEXTは転職サイトですので、転職サイトに掲載されている求人を自分で見て応募するというのが進め方になります。
求人検索では、職種や勤務地、働き方など細かい条件で絞り込んだ検索が可能です。
さらに、AIが好みを判断しておすすめ求人を優先的に表示してくれるため、マッチ度の高い求人と出会いやすくなっています。
転職サイトのため、求人探しから応募、書類の作成・面接対策から日程調整などを自分で行う手間はあります。
ですが、その分自分の忙しさに合わせたペースで転職活動を進められるのです。
自分のペースで焦らず進めたいという方にはピッタリです。
スカウトサービスで直結オファーを受けることができる
リクナビNEXTは転職サイトでありながら、スカウトサービスを提供しています。
登録をしておくだけで、職歴やスキルなどに興味を持った企業やエージェントからオファーが受け取れます。
オファーによっては一気に面接に進むことも。
どんなオファーが来るか待ってみるだけでも価値があります。
リクルートエージェントの利用が向いている人
続いて、どちらもサービスが向いているか、おすすめした人の特徴を紹介します。
まずはリクルートエージェントの利用をおすすめしたい人について紹介します。
おすすめしたいのは
・転職が初めての人
・担当アドバイザーからサポートを受けたい人
・より多くの求人を見たい人
です。
転職が初めての人
リクルートエージェントは丁寧で手厚いサポートを受けられるサービスです。
転職したことがない、初めての転職活動という方におすすめです。
自分で手続きをしたり、交渉をしたりする必要もなく、相談できるアドバイザーもいるので安心です。
自信がないという人も転職エージェントの利用をおすすめします。
担当アドバイザーからサポートを受けたい人
相談できる相手が欲しい、自分ひとりで転職活動をするのは不安という方もリクルートエージェントがおすすめです。
担当のキャリアアドバイザーは転職のプロですので、転職に関する不安を一緒に解決してくれるでしょう。
スムーズに進められるので、すぐに転職したいという方にもおすすめです。
より多くの求人を見たい人
リクナビNEXTと比較して、リクルートエージェントは求人数を多く保有しています。
どちらも時期によって求人数や求人内容に変動はありますが、非公開求人のあるリクルートエージェントはかなり多くの求人を保有しています。
そのため、自分では見つけられない求人を紹介してもらえるなどのメリットもあります。
自分で探すより多くの求人を見て選びたいと考えている人には、リクルートエージェントの利用がおすすめです。
リクナビNEXTの利用が向いている人
続いて、リクナビNEXTの利用をおすすめしたい人についてです。
おすすめしたいのは
・自分のペースで進めたい人
・転職準備や交渉などを自分で行える人
・中小企業やベンチャー企業にも興味がある人
です。
自分のペースで進めたい人
リクナビNEXTは誰に急かされる事もないため、自分のペースで転職活動を進めることができます。
自分で納得できる求人をゆっくりと選別する事もできます。
また利用期間等も定まっていないため、今すぐ転職したいわけじゃないという人にもおすすめです。
転職準備や交渉などを自分で行える人
転職に関する準備や手続き、時に必要な交渉が自力で行えない場合は転職サイトのみで転職活動を進めるのは少し難しい場合があります。
そのため、自分で手続きを進めることができるという人にはリクナビNEXTはおすすめできます。
既に転職活動の経験があるという人も問題なく利用できるでしょう。
ですが、手続きを行ったことがないという人や自信がないという人は転職エージェントの利用がおすすめです。
中小企業やベンチャー企業にも興味がある人
リクナビNEXTは中小企業やベンチャーの求人も多く保有している傾向にあります。
中小企業やベンチャーへの転職を考えていて、自分で企業とやり取りをしたい方はおすすめです。
リクルートエージェントにも求人はありますが、自分でやり取りはできません。
会社の対応などを知りたいという方は転職サイトの利用をおすすめします。
リクルートエージェント・リクナビNEXTは連携・併用がおすすめ!
リクルートエージェンとトとリクナビNEXTの違いやそれぞれの特徴を解説してきましたが、おすすめは併用です。
リクルートエージェントを中心に、リクナビNEXTを補助的な役割として用いるとより効率的に転職活動を進めることができます。
併用することで、両サービスの良いところを活かすことができるためです。
リクルートエージェントとリクナビNEXTの併用が特におすすめなのはミドル層~
リクルートエージェントとリクナビNEXTの併用は全ての人におすすめできますが、特におすすめなのが30代~のミドル層・シニア層の転職です。
30代になると転職経験がある人も多く、ある程度やりたいことも決まってくるでしょうから、リクルートエージェントでのサポートを受けつつ、リクナビNEXTで自分で求人を探すということもできるでしょう。
また、40代・50代での転職は、マッチする求人が減ってくるということもあり、何種類かのサービスを併用するのがおすすめです。
また、年収が高かったり、経歴に自信がある方であれば「リクルートダイレクトスカウト」などを併用するのも良いでしょう。
リクルートエージェントとリクナビNEXTの連携方法
リクルートエージェントとリクナビNEXTは連携が可能です。
リクナビNEXTの登録する際には「転職エージェントも登録」という項目があります。
そこにチェックを入れると、リクルートエージェントにも登録され連携をすることができるのです。
併用を考えている方は連携をすることをおすすめします。
一方で、エージェントは利用したくない・連携したくないという方はチェックをしないようにしてください。
リクルートエージェントの評判
違いや特徴、それぞれ向いている人がわかってきましたが、いざ利用するとなると評判・口コミも気になります。
ここではリクルートエージェントとリクナビNEXTそれぞれの評判をまとめていきます。
実際の評判も交えて紹介します。
まずは、リクルートエージェントの評判・口コミについてです。
良い評判は、
・適切なサポートが受けられた
・紹介数が多かった
・提案が多かった
というものです。
一方悪い評判は、
・希望に沿わない提案がある
・応対が雑な場合がある
というものです。
それぞれ実際の評判と共に紹介します。
◎適切なサポートが受けられた
サポートに対しての良い評判はかなり多く見受けられました。
実際の評判では、きちんと指摘してくれた、指標となる知識を得られたという声もありました。
転職エージェントにおいてサポートの手厚さや適切さは非常に大切です。
サポートへの良い評判が多いというのは、それだけ評価が高いと言えるでしょう。
求人紹介のみならず、応募や選考への対策があるというのも役立つポイントです。
◎紹介数が多かった
求人の紹介数が多いという評判も多くありました。
実際の評判では、他社より多かった、求人の品質が良かったという声がありました。
実際、リクルートエージェントは大手の中でも求人数は非常に多いのが強みです。
多くの求人から選びたいという場合でもかなり便利だと言えます。
◎提案が多かった
これは、サポートのみならず新しい業界への提案の多さに対する評判です。
希望する業界以外にも、求職者に合っている業種がある場合の提案は時に大切です。
実際の評判では、提案のおかげで将来の可能性が広がったという声がありました。
自分では気づけない可能性への提案は、大きなキャリアアップにつながることも。
自分の潜在価値を知りたい方にも役立つこと間違いなしです。
△希望に沿わない提案がある
こちらは、前述の提案に対する悪い評判です。
転職エージェントにおいては、時に希望と違う提案をされることがあります。
人によってはそのような提案はマイナスに感じる場合も。
そのため、希望以外の提案をされたくない場合はアドバイザーとすり合わせをしておきましょう。
△応対が雑な場合もある
これはどの転職エージェントにおいても見受けられる悪い評判です。
キャリアアドバイザーの質には多少のばらつきがあります。
そのため、担当者との相性が悪い可能性もあるのです。
レスポンス速度や応対の雑な部分への指摘が評判には見受けられました。
担当者に不満を抱いたら、早めに変更をお願いしましょう。
リクナビNEXTの評判
続いて、リクナビNEXTの評判です。
良い評判は、
・使い勝手や利便性が良い
・求人数が多かった
・自分の市場価値や求められる業種がわかった
というものです。
一方で悪い評判は、
・転職エージェントからの連絡が来る
・求人探しに時間がかかる
・リクルートエージェントの登録が必要な求人がある
というものです。
◎使い勝手や利便性が良い
サイト自体の使い勝手や利便性が良いという評判がありました。
実際の評判では、更新頻度が明確でチェックしやすい、条件が細かく絞れるという声がありました。
忙しくてサイトをチェックできないという時もオファーメールが役に立つことがあるようです。
転職サイトとして、サイトが使いやすいというのは非常に大切なポイントです。
◎求人数が多かった
リクルートは転職市場最大手であるため、リクナビNEXTも非常に多くの求人を保有しています。
実際の評判では、企業の比較ができるほど求人数が多いという声もありました。
リクルートエージェントは非公開求人を保有していることもあり、リクナビNEXTは求人数で劣ります。
ですが多くの転職サイトの中では、リクナビNEXTはかなり多くの求人を保有していると言えるのです。
より多くの公開求人で探せるのはメリットにもなるでしょう。
◎自分の市場価値や求められる業種が分かった
これは、スカウトメールやオファーメールによるものです。
実際の評判では、メールで求められる業種のイメージができたというものがありました。
スカウトメール・オファーメールの多さを評価する声も見受けられます。
なかなか市場価値を把握するのが難しい場合も、メールを指標にすることができるのです。
転職先を探すだけじゃないというのも、自分のキャリアに役立つはずです。
△転職エージェントからの連絡が来る
これは悪い評判で見受けられました。
どうやら転職サイトでありながら、転職エージェントからのメールが来るようです。
実際の評判では、エージェントからの連絡が積極的に来てやりにくかったというものもありました。
転職サイトは自分のペースで進めたい人が多く利用するため、そのような連絡は鬱陶しいと感じる場合も。
嫌だと感じたら連絡をしないでほしいと伝えましょう。
△求人探しに時間がかかる
こちらは、求人数の多さ故の評判でした。
実際の評判では、求人数が多く自分に合った求人を探すのに時間がかかったというものがありました。
転職サイトでは自分で求人を探さなくてはならないため、その分大きな手間になることも。
もし時間がかかってしまうことに不安がある場合は、紹介をしてくれるエージェントの利用がおすすめです。
△リクルートエージェントの登録が必要な求人がある
リクナビNEXTの求人には、キャリアアドバイザーの紹介を必要とするものがあるようです。
そのため、場合によってはエージェントへの登録という手間がかかることがあります。
面倒くさいと感じるかもしれませんが、登録自体はあまり大変ではありません。
その求人に応募したいと感じた場合は、登録して応募すると良いでしょう。
リクルートエージェント・リクナビNEXTのおすすめサービス
ここでは、リクルートエージェント・リクナビNEXTのおすすめサービスを紹介します。
それぞれ転職に役立てられるサービスを持ちますが、その中でも厳選して1つずつ解説します。
リクルートエージェントのおすすめサービスは「職務経歴書エディター」です。
リクナビNEXTのおすすめサービスは「グッドポイント診断」
どちらも応募に関して役立てられる便利なサービスです。
リクルートエージェント|職務履歴書エディター
「職務経歴書エディター」はリクルートエージェントの職務経歴書作成サービスです。
ガイドに沿って入力するだけで、簡単に職務経歴書を作成することができます。
それぞれの項目別に豊富な入力例も紹介してもらえるため、初めての転職で書類に不安がある方にもおすすめです。
またスマホにも対応しているためPCを持っていない方や時短したい方でも利用できます。
そのまま担当のキャリアアドバイザーに提出して更なる添削も可能です。
会員登録していなくても利用できますが、登録をして利用すると途中保存などが利用できます。
リクナビNEXT|グッドポイント診断
「グッドポイント診断」とは、リクナビNEXT会員限定の自己分析ツールです。
選択形式の質問に答えるだけで、自分では気づかない特徴や強みがわかります。
会員ならば誰でも無料で利用できるのもおすすめポイントです。
グッドポイント診断では、強みが合計5つ出てきます。
自己PRポイントに利用することができるので、書類作成や面接にも役立てられます。
会員登録したら是非一度活用してほしいサービスです。
リクルートエージェントを上手く活用する7つのポイント
ここでは、リクルートエージェントを上手く活用し、転職を成功させるための方法を7つ紹介します。
大切なポイントなのでしっかり参考にしてください。
特化型転職エージェントも登録する
転職エージェントを複数登録することでメリットがたくさんあります。
紹介してもらえる求人の幅が広がり、媒体ごとのサポート内容を使い分けて選考対策を万全にすることが可能です。
業界横断的に満遍なく求人を掲載しているリクルートエージェントと、業界職種・属性に特化した専門性のある特化型エージェントとを併用してみてください。
サポートを最大限活用する
転職の選考フローには、職務履歴書などによる書類選考や面接が複数回あることも少なくないです。
こうした選考を突破して内定を獲得するためにも、適切な対策が必要になってきます。
リクルートエージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが手厚くサポートしてくれます。
書類添削や面接練習を積極的にお願いしましょう。
自分が描きたいキャリアに対して、転職市場のプロとしてアドバイスをしてもらえるので、悩みがあるときは積極的に相談してみるのもおすすめです。
自分の希望条件やスキル・経験を明確に伝える
リクルートエージェントに登録すると、すぐに担当者との面談が入るケースが多いです。
この面談で、自分が希望する条件(給与・休日・勤務地・福利厚生・待遇など)や転職をする目的をしっかり伝えておくことで、後々紹介される求人とのミスマッチを回避することができます。
また、転職の期間や入社希望日を伝えておくと、談に臨みましょう。
積極的に情報収集・自己分析を行う
全てリクルートエージェントが行ってくれるからといって、受け身の常態でいるのはかえって危険です。
キャリアアドバイザーにとって都合の良い求人ばかりを紹介される羽目となってしまいます。
これを防ぐためには、自分から情報を集めて時には取捨選択をすることが重要です。
自分でリテラシーを持っておけば、万が一よくない求人を紹介されても断ることができます。
また自己分析はしてもらうだけでなく、自分からしてみましょう。
選考対策は担当からのアドバイスだけでなく、自分から行うことで実りあるものになります。
転職を成功させるためにも、積極的な姿勢は欠かさず持っておくようにしましょう。
条件面で交渉をしてもらう
キャリアアドバイザーに、年収交渉や制度など条件面での交渉をお願いしましょう。
言いにくいかもしれませんが、入社してからでは変えられない場合がほとんどです。
自身の希望条件を明確にして妥協しないためにも、交渉のプロでもある担当に連絡をして交渉をしてもらいましょう。
担当キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取り合う
担当キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取り合うことは、リクルートエージェントを活用するうえで重要なポイントです。
キャリアアドバイザーは複数の求職者を同時に担当しています。
いい求人情報が入ってきたとき、紹介する順番は連絡を最後に取った日付順であることもあるようです。
そのため、何週間も連絡を返していないような求職者にはいい求人が届きません。
また転職活動中に何か変わったことがあれば、すぐに連絡しましょう。
そうすることで求職者とキャリアアドバイザーで齟齬のないコミュニケーションをすることに繋がります。
担当者と合わなければすぐに変更を申し出る
担当のキャリアアドバイザーと相性が悪いと感じた場合、すぐに担当者を変更してみましょう。
既に数回やり取りをしていると若干気まずいかもしれませんが、交代はよくあることなので全く問題ありません。
メールや電話一本ですぐに変更することも可能です。
担当者との馬が合わないことを正直に伝え、気持ちよく転職活動が進められる担当者に出会えることを望みましょう。
リクナビNEXTを上手く活用する3つのポイント
次に、リクナビNEXTを上手く活用して転職を成功させるための3つのポイントについて解説していきます。
リクナビNEXTのグッドポイント診断を自己分析に活用する
転職活動では自己分析とても重要になってきます。
リクナビNEXTの「グッドポイント診断」を活用すれば、一人では難しい自分の強みをうまく把握するきっかけになるかもしれません。
「グッドポイント診断」では自分に当てはまる強みを5つ示してくれるだけでなく、企業に応募する際に診断結果も添付できます。
診断時間は約30分と長く感じる方もいるかもしれませんが、正確な結果が出ると好評です。リクナビNEXTの会員であれば無料で使えるので、自己分析に積極的に活用すると良いでしょう。
リクナビNEXTの適職診断を参考にする
リクナビNEXTは転職サイトのため、自分で求人を探す必要があります。
多くの求人が掲載されていますから、どの求人を選べば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
リクナビNEXTの「適職診断」は、22問の質問に答えるだけで仕事選びの価値観や、隠れた性格を分析してくれるというものです。
「スペシャリスト」や「コミュニケーション能力」など、求人検索画面で設定すると効果的なキーワードも教えてくれるので、自分に合った求人を探すのに役立つでしょう。
リクナビNEXTの職務履歴書テンプレートを使用する
職務履歴書などの書類の作成は、特に初めての転職の場合、つまずく方が多い問題の一つです。
リクナビNEXTには「職務経歴書テンプレート」があり、ダウンロードして使用することができます。
また、職種別に職務経歴書の見本も掲載されているので、上手く活用することで面倒な書類作成作業も時間を短縮して作成することができるでしょう。
リクルートエージェントとリクナビNEXT併用時の注意点
リクルートエージェントとリクナビNEXTを併用し、転職エージェントを上手に活用するためには、注意が必要な点もあります。
利用前に注意してほしいポイントを紹介します。
アドバイザーが言うことを鵜呑みにはしない
転職エージェントは紹介した方が企業に採用されると利益が発生するビジネスモデルとなっています。
そのため利用者の希望に合う求人を紹介するのではなく、採用されやすいかどうかだけで判断するキャリアアドバイザーも存在します。
キャリアアドバイザーのアドバイスを無視するというわけではないですが、相手もボランティアではありません。
自分の希望に合っていないと思ったら、そのまま鵜呑みにせず確認をするかキャリアアドバイザーを変更してもらいましょう。
複数のエージェントから同じ案件に応募しない
複数のエージェントから応募すれば採用の可能性が上がるのではと思うかもしれません。
しかし同じ企業や同じ案件に複数のエージェントから応募するのは絶対にやめましょう。
同じ方の応募が重複した場合、企業の採用担当者から連絡が行きます。
キャリアアドバイザーと応募者どちらも信頼を失います。
また応募者はキャリアアドバイザーに信用ができない利用者と判断されることにもなりますので避けた方が良いでしょう。
転職エージェントを利用すべきか確認する
求人によっては転職エージェントを利用しない方がいい場合も。
企業が転職エージェント経由で採用した場合、その成功報酬を企業は転職エージェントに支払わねばなりません。
その分エージェント経由の場合は採用基準が厳しくなるため、気になる企業が転職エージェント以外でも求人を出している場合は利用しないというのも一つの手です。
転職エージェントで扱えない求人がある
転職エージェントは多くの企業の求人を持っていますが、扱えない求人があることを理解する必要があります。
転職エージェントに登録しなくても、多数の応募が来る大企業や有名企業等が例に挙げられます。
特に、「この企業に転職する」と決まっている人は使用する必要がないかもしれません。
併用した際の利用の流れ
ここでは、リクルートエージェントとリクナビNEXTを併用した際の転職活動の流れを紹介します。
会員登録が済んだ後、
①リクルートエージェントに相談する
②できた書類はリクナビNEXTでも利用
③初回応募はリクルートエージェントで
④求人が減ってきたらリクナビNEXTも利用
という流れになります。
リクルートエージェントに相談する
どちらも登録が済んだら、まずはリクルートエージェントに相談をしましょう。
担当アドバイザーとの初回面談ではキャリアプランニングということを行います。
転職活動の軸になるプランを立てることで、自分の希望などを整理することができます。
面談でキャリアプランニングを済ませておけば、リクナビNEXTでも求人を探しやすくなります。
できた書類はリクナビNEXTでも利用
職務経歴書エディターなどで作成した書類をアドバイザーに添削してもらったらリクナビNEXTにも登録してみましょう。
職務経歴書の内容が充実しているほど、スカウトが届きやすくなります。
添削してもらった書類をどちらも活用できるという大きなメリットになります。
初回応募はリクルートエージェントで
初めて応募する際はリクルートエージェントなどの転職エージェントを経由することをおすすめします。
これは担当アドバイザーから情報提供してもらえる分、入社後のミスマッチ率を下げられることが理由です。
応募の手順をまず確認できるという利点にもなるので、まずはエージェント経由で行いましょう。
求人が減ってきたらリクナビNEXTも利用
採用が決まらず、エージェント側から紹介される求人数が減少してきたらリクナビNEXTも活用しましょう。
初めは多くの求人を紹介されますが、だんだんと減少してくるのも事実です。
自分でも求人を探せるようになってくるはずですので、自分に合う求人を見つけられるかもしれません。
その他のおすすめ転職サイト・転職エージェント
リクルートエージェントやリクナビNEXTの他に活用・併用におすすめの転職サービスを紹介します。
まずはリクナビNEXTと同様の転職サイト、その後リクルートエージェントと同様の転職エージェントを紹介します。
サイトとエージェントの両面タイプ:doda
dodaは、圧倒的な知名度と実績を持つ、業界最大級の総合型転職サイトです。幅広い業界・職種、エリアに対応しており、どの年代でも利用しやすく人気のサービスです。
求人数が多く、「年収査定」「合格診断」などの職探しに役立つツールもあり、初めて転職活動を行う方にぴったりのサービスです。登録すれば、スカウトサービスや転職エージェントサービスも利用することができます。
基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 約20万件以上※2023年3月時点、非公開求人を含む |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職サイト |
公式サイト | doda |
メリット・デメリット
求人数が多く選択肢が幅広い
キャリアアドバイザーのサポートが丁寧
無料でセミナー受講
「年収査定」「合格診断」などの転職に活かせるツールがたくさんある
担当者の当たり外れの差が大きい
転職のスピード感を掴みづらい
利用時のポイント・活用術
特にIT業界・医療業界の求人が多く、未経験の転職にもおすすめ
初めて転職をする方はdoda転職エージェントを併用するとよい
転職サイト:マイナビ転職
マイナビ転職は、転職初心者にまず登録してほしい総合型転職サイトです。会員数600万人、月間平均掲載企業数が1万社を超える大型転職サイトで、キーワードや職種から自由に求人を検索できるほか、スカウトサービスを利用することもできます。
就職活動でマイナビを利用した記憶が新しい若者が引き続きマイナビ転職を利用していることも多いようです。業界最大級の「マイナビ転職フェア」は全国各地で頻繁に開催される人気イベントです。
基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 25,413件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職サイト |
公式サイト | マイナビ転職 |
メリット・デメリット
圧倒的求人数
若者の利用が多く、転職初心者におすすめ
業界最大級の「マイナビ転職フェア」で企業の採用担当と直接話すことができる
外資系やデザイナーなど、求人数の少ない職種・業種がある
希望に合わないスカウトメールが届いてしまう
利用時のポイント・活用術
転職のサポートを受けたい方はマイナビエージェントを併用するとよい
転職エージェント:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、顧客満足度No.1を誇る総合型転職エージェントです。リクルートエージェントと比較すると求人数は劣りますが、首都圏以外の地方求人なども豊富に揃っています。
キャリアアドバイザーは業界ごとの専任制となっており、各職種の転職市場を熟知していることが特長です。また、キャリアアドバイザーとは別に企業担当アドバイザーも在籍しているため、職場の雰囲気など求人票には載っていない実際の情報を得ることができます。初めて転職活動を行う方や地方での転職を考えている方におすすめです。
基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 59,826件 (非公開求人13,169件) |
求人対応地域 | 東京、その他 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | マイナビエージェント |
メリット・デメリット
キャリアアドバイザーは業界ごとの専任制
企業担当アドバイザーもバックアップ
サポート期限無し
独占求人が豊富
担当者の質にばらつきあり
求人情報に食い違いがあることも
求人紹介の連絡が多い
ハイクラス求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
連絡が多いと感じる場合は、求人紹介メールや電話の頻度を減らしてもらうようにお願いする
経験やスキルに自信がある方はハイクラス特化型転職エージェントを併用する
よくある質問
最後に、リクナビNEXTとリクルートエージェントに関するよくある質問をまとめます。
リクルートエージェントとリクナビNEXTで合格率は変わる?
一概には言えませんが、あまり変わらないと考えても良いでしょう。
企業側からすると、リクナビNEXT経由の方が採用コストはかかりませんのでありがたくはあります。
ですがリクルートエージェントを利用するとその分かなりのサポートが受けられますのでプラスにもなるでしょう。
応募の手段としてはあまり気にしなくて大丈夫と言えます。
リクナビNEXTに登録すると勝手にリクルートエージェントにも登録されるの?
勝手に、ということはありません。
ですが、併用しない場合は登録時のチェックに注意してください。
リクルートエージェントとリクナビNEXTで求人数が違う?
違います。
リクルートエージェントは非公開求人も多数所有するためかなり求人数が多くなります。
リクナビNEXTと比較してもリクルートエージェントは求人数が多いです。
最初から連携したいときは?
最初から連携をさせるには、登録時に「転職エージェントに登録」にチェックを入れましょう。
今すぐの転職を考えていない場合はどちらに登録すればいい?
どちらも利用できますが、リクナビNEXTの方がおすすめです。
リクルートエージェントに相談のみするということも可能ですが、利用期間の目安などもあります。
リクルートエージェントは転職の意志が固まってからで問題ありません。
未経験業種への転職をするならどっち?
おすすめはリクルートエージェントです。
これまでの経験とは違う業種への転職となると、自分ひとりでの転職活動は難航することも。
未経験転職でのアピールポイントや内定を得るためのコツをエージェントに教えてもらいましょう。
紹介された求人は断れる?
断れます。
無理に応募しなければならないということはありませんので、応募しないという選択肢ももちろんあります。
まとめ
リクルートエージェントとリクナビNEXTの違いから、それぞれの特徴、評判から連携方法まで気になるポイントを解説しました。
転職エージェント・転職サイトという特徴はそれぞれ違いますが、活用すれば便利なサービスです。
転職成功率をアップさせるためにも、是非連携させて活用しましょう。