リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営する、ハイクラス向けのスカウト型転職サービスです。
スカウト型のサービスではありますが、スカウトに返信したり、ヘッドハンターに相談を希望したりすると、ヘッドハンターとの面談を受けることができます。
この記事ではリクルートダイレクトスカウトで面談を受ける方法やその流れ、また、面談のメリット・デメリットなどを紹介します。
ヘッドハンターとの面談は、転職成功を大きく左右します。この記事を参考に、準備・検討してみて下さい。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラス求人に特化した転職サービスです。こちらに登録をすると、匿名レジュメを見たヘッドハンター・企業からスカウトを受け取ることができます。スカウト型なので、自分では探せなかった企業との出会いもあるかもしれません。自分のキャリアを活かしながら更に上のポジションを狙っている方や大幅な年収アップを目指しているという方におすすめです。
基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 318,757件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | スカウト型転職サービス |
公式サイト | リクルートダイレクトスカウト |
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目次
リクルートダイレクトスカウトの面談を受けるには
リクルートダイレクトスカウト自体はスカウトサービスのため、面談は行っていません。
しかし、リクルートダイレクトスカウトと提携を結んでいる人材紹介会社が面談を実施しているため、面談を受けることができます。
リクルートダイレクトスカウトには、リクルートエージェントやワークポートなど様々なヘッドハンターが在籍しています。
あくまでも、リクルートダイレクトスカウト経由で他の人材会社の面談を受けるため、新たな人材紹介会社への登録も必要になります。
このように、気になる求人を保有しているヘッドハンターとピンポイントで面談ができるのはリクルートダイレクトスカウトの魅力と言えるでしょう。
1.スカウトに返信する
リクルートダイレクトスカウトで面談を受ける一つ目の方法は、スカウトに返信することです。
公式サイトにも、「スカウトに返信いただいたあとは、企業担当者もしくはエージェントとの面談を必ず受けることができます。」とあります。
*公式サイト「よくあるご質問」より
そのため、面談を受けたい場合はスカウトに返信するのが一番確実な方法です。
2.ヘッドハンターとコンタクトをとる
リクルートダイレクトスカウトで面談を受ける二つ目の方法は、ヘッドハンターに自らコンタクトを取ることです。
リクルートダイレクトスカウトにはヘッドハンターの検索機能があります。自分の職種や業界の転職に得意なヘッドハンターを検索し、気になったヘッドハンターのプロフィールを選択し「相談する」を選択することで面談を受けることができます。
しかし、ヘッドハンターがあなたに紹介できる求人を持っていない場合は面談を受けることができないので注意が必要です。
3.求人に応募する
リクルートダイレクトスカウトで面談を受ける三つ目の方法は、求人に応募して、その求人を担当しているヘッドハンターと面談をするという方法です。
リクルートダイレクトスカウトでは、スカウトだけでなく、求人を検索することもできます。求人情報の「応募を依頼する」を選択することで、その求人を担当するヘッドハンターとコンタクトを取ることができます。
ただし、あなたの経験がその求人に見合っていないと判断されれば面談を受けることはできないので注意して下さい。
リクルートダイレクトスカウトの面談の内容・流れ
ここまで、リクルートダイレクトスカウトで面談を受けるための方法について解説してきました。
ここでは、面談から求人に応募するまでの流れを紹介します。
①自己紹介 ②経歴や職種、仕事内容の確認 ③転職理由やキャリアプランの共有 ④転職先への希望条件の確認 ⑤求人紹介(転職サポート) |
①自己紹介
まずはお互いの自己紹介をします。
ヘッドハンターからは、これまでの経歴や実績、得意な業界や自社紹介などが説明されます。
求職者も自己紹介として、現職や転職活動の状況、申し込んだ理由などを簡単に伝えましょう。
②経歴や職種、仕事内容の確認
履歴書や職務経歴書をもとに、今までの経歴・キャリア・仕事内容をの詳細を確認していきます。
仕事に関する得意不得意や、今の会社に入った理由などの質問もあるでしょう。
求職者はなるべく正直に情報を共有することを心掛けましょう。
③転職理由やキャリアプランの共有
「ノルマから逃げたくて転職したい」「勤務時間の短さで決めたい」
ネガティブに捉われかねないようなことでも隠さずに伝えることが大切です。
漠然なイメージであっても、たくさんの情報を伝えることでヘッドハンターは求職者にマッチした求人を探しやすくなります。
④転職先への希望条件の確認
仕事内容・収入・働き方・勤務環境など、どの条件を優先的に考えるのかはっきりさせましょう。
自分の希望が100%叶う求人と出会うことは極めて困難であると言えます。
優先順位をつけて条件を伝えることで、マッチ度合いの高い求人紹介に繋がるでしょう。
⑤求人紹介(転職サポート)
これまで伝えた情報から、求職者に合う求人を紹介してもらいます。興味が持てる求人があれば応募しましょう。
スカウトメールからの面談の場合は、面接対策や書類添削などの具体的な転職サポートが行われることが多いです。
リクルートダイレクトスカウトとの面談までに準備すること
ヘッドハンターとの面談は、転職成功を大きく左右します。
特にリクルートダイレクトスカウトで紹介している求人はハイクラス向けの優良求人が多く、審査も厳しいです。
求人にふさわしい求職者であることをヘッドハンターに印象付けるためにも、事前準備をきちんと行って面談に臨みましょう。
履歴書・職務経歴書の記入
事前に履歴書・職務経歴書の準備があると、面談がスムーズに進みます。
埋められる箇所のみで良いので、無理に全て埋める必要はありません。
これからヘッドハンターがアドバイスと添削をしてくれるので、安心してください。
自分のキャリアプランの整理
明確なキャリアプランを共有することで、より希望にマッチした求人紹介に繋がります。
まだキャリアプランを思い描けていない人は、正直にまだであることを伝えましょう。
ヘッドハンターがキャリアプランを整理する手助けをしてくれるでしょう。
転職への希望条件を決めておく
転職時期や転職先に求める条件を具体的に話せるようにしておきましょう。
具体的な条件を持っておくことで、転職先とのミスマッチを防げます。
自分の条件を全て満たす求人と出会うことはかなり難しいため、希望条件に優先順位をつけておくことをおすすめします。
オンライン面談の場合はネット環境を準備する
ヘッドハンターによっては、支店で行われる来社面談ではなく、Zoom等を利用したオンライン面談があります。
インターネット環境が整っていないと、面談がスムーズに行われません。
静かな環境かどうか、背景に余計なものが映らないかもチェックしておきましょう。
リクルートダイレクトスカウトの面談のメリット
リクルートダイレクトスカウトの面談を受けるメリットは以下の通りです。
・選考対策が効率よく進められる
・自分のキャリアに特化したヘッドハンターと面談ができる
詳しく解説していきます。
選考対策を効率よく進められる
選考対策が効率よく進められるというのが一つ目のメリットです。
スカウトサービスに登録しているヘッドハンターは、担当している求人の企業や業界との関わりが深く、求める人材やキャリアなどについて詳細に把握していることが多いです。
そのため、ヘッドハンターから受ける面接や書類に対するアドバイスはかなり質が高いものだと言えるでしょう。
ヘッドハンターしか知らない優良な情報を手に入れることで、一人でやるよりも効率的に選考対策を進めることができます。
自分のキャリアに特化したヘッドハンターと面談ができる
二つ目のメリットは、自分のキャリアに特化したヘッドハンターと面談ができるということです。
ヘッドハンターは、それぞれ得意な業界や職種がはっきりとしています。あなたのキャリアをより理解したヘッドハンターと面談することで、どのような企業や業界が狙えるか、など一人では気が付かなかった新しいキャリアの可能性を示してもらえる可能性があります。
リクルートダイレクトスカウトの面談のデメリット
反対に、リクルートダイレクトスカウトの面談を受けるデメリットは以下の通りです。
・絶対に面談が受けられるとは限らない
・手当たり次第にスカウトを送っているヘッドハンターがいる
詳しく解説していきます。
絶対に面談が受けられるとは限らない
絶対に面談が受けられるとは限らないというのが一つ目のデメリットです。
ここまで説明してきたように、リクルートダイレクトスカウトはスカウト型サービスのため、転職エージェントのようにすべての求職者に対して面談の場を設けているわけではありません。
そのため、ヘッドハンターが取り扱っている求人がマッチするか、求職者の転職可能性、担当している利用者の数などに応じて面談できるかどうかが決まります。
特に人気の高いヘッドハンターは、面談を受けるのが難しいと言えます。
手当たり次第にスカウトを送っているヘッドハンターがいる
二つ目のデメリットは、手当たり次第にスカウトを送っているヘッドハンターがいるということです。
ヘッドハンターの中には、適当にスカウトメールを送ってとにかく面談を申し込ませようとする人がいることもあるようです。
このようなヘッドハンターの場合は求人のミスマッチも多く、時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。コピペしてたくさんの人に送っていそうなスカウトメールが来た場合には注意して下さい。
リクルートダイレクトスカウトの面談の活用方法
リクルートダイレクトスカウトとの面談を上手く活用するためのポイントを8つ紹介します。
質問機能を活用する
リクルートダイレクトスカウトには、ヘッドハンターとチャット機能でやり取りができる機能があります。
いきなり面談を申し込んでイメージと違った、ということを防ぐためにも、紹介求人以外にどのようなものがあるのか、今後のキャリアについて、転職に関する不安などを相談してみて、面談するかどうか決めるのが良いでしょう。
特にスカウトメールから面談を申し込む場合、このような質問をしてヘッドハンターを見極めることが重要です。
転職する理由を明確にする
しっかりとキャリアゴールを明確にすることが大切です。
キャリアゴールを明確化しないと、次の転職先でも満足のいく仕事ができず、ジョブホッパーになってしまいかねません。
まずは自分自身と向き合って、キャリアゴールを明確にしてください。
本音を伝える
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターには本音を伝えるようにしましょう。
自己開示をすることで、ヘッドハンターとの関係性をより良くすることができます。
スケジュールを詰めすぎない
スケジュールを詰め込み過ぎ過ぎると、ダブルブッキングが起こってしまったり、思わぬトラブルに巻き込まれやすくなったりします。
そうなるとリクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターとの関係性が悪化しかねません。
スケジュールは無理のない範囲で自己管理を徹底するようにしてください。
希望条件を固めすぎない
最初のうちから希望条件を固めすぎてしまうと、思わぬチャンスとの出会いを失ってしまうかもしれません。
ヘッドハンターにアドバイスを仰ぎ、希望条件にある程度の幅を持たせられるように準備してください。
急かされても転職を急がない
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターによっては、ノルマに追われている立場の人がいて、転職を急かしてくることがあります。
当然ながら転職の判断をするのはヘッドハンターではなく、転職者自身です。
急かされて行った転職にメリットは少ないでしょう。
急かされても自分のペースを守ってくださいね。
ヘッドハンターとこまめに連絡を取り合う
担当ヘッドハンターとこまめに連絡を取り合うことは、リクルートダイレクトスカウトを活用するうえで重要なポイントです。
連絡があった時には、即レスすることを心掛けてください。
こちら側が即レスすることで、リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターも同様に即レス対応してくれるようになります。
担当ヘッドハンターと合わなければすぐに変更を申し出る
担当のヘッドハンターと相性が悪いと感じた場合、すぐに担当者を変更してみましょう。
既に数回やり取りをしていると若干気まずいかもしれませんが、交代はよくあることなので全く問題ありません。
メールや電話一本ですぐに変更することも可能です。
担当者との馬が合わないことを正直に伝え、気持ちよく転職活動が進められる担当者に出会えることを望みましょう。
リクルートダイレクトスカウトとの併用におすすめの転職エージェント
リクルートダイレクトスカウトはスカウトサービスのため面談できるか確実ではないとお伝えしましたが、転職エージェントであれば求人紹介だけでなく書類の添削や面接対策などの転職サポートを行ってくれます。
よりしっかりとしたサポートを受けたいという方は転職エージェントを併用することがおすすめです。
ここではリクルートダイレクトスカウトとの併用におすすめな転職エージェントを紹介します。
doda
dodaは、業界最大級の求人数を誇る総合型転職エージェントです。dodaの最大の特徴は、登録することで転職サイトと転職エージェント両方の機能を利用できるところです。業界や業種、エリア別などの動向に精通したキャリアアドバイザーが専任担当として求職者のサポートをしてくれます。dodaは転職応援コンテンツも充実しているので、情報収集するのにもおすすめです。
基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 約20万件以上※2023年3月時点、非公開求人を含む |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | doda |
メリット・デメリット
業界最大級の求人数
転職市場に精通した専門スタッフ
企業1社ごとに採用プロジェクト担当1人
詳細な求人検索
転職フェアを多数開催
連絡が遅いことがある(登録からカウンセリングまで2週間程度かかることあり)
アプリが重い
3か月のサポート期限あり
利用時のポイント・活用術
サポート期間が無期限のマイナビエージェントを併用する
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の総合型転職エージェントです。業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者の強みや適正を一緒に見つけてキャリアプランを提示してくれます。
公開・非公開求人を含めて、他社と比べて圧倒的な求人数を所有しています。志望業界や業種が決まっておらず、幅広い求人から自分に合う求人を探したいという方におすすめです。
基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 408,479件 (非公開求人354,101件) |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | リクルートエージェント |
メリット・デメリット
転職支援実績No.1
多数の非公開求人
実績豊富なアドバイザー
充実した転職サポート(転出書類の添削、面接対策、業界・企業情報の提供)
地方の求人も多数あり
転職支援サービスの提供期間は面談から転職先が決まるまでの約3か月が目安
求人紹介が多すぎて選ぶことが大変
利用時のポイント・活用術
登録の際に希望条件を伝える
急ぎでの転職でない場合はサポート期限が無期限のマイナビエージェントと併用する
パソナキャリア
パソナキャリアは、企業と転職者のマッチング力と提案力を強みに持つ、ハイクラス向け転職エージェントです。ハイクラスの非公開求人が61.0%ということで、無料登録をすることで多くの非公開求人に出会うことができます。
応募書類の書き方を人事目線でアドバイスしてくれるため、手厚いサポートを求めている方に向いています。
基本情報
運営会社 | 株式会社パソナ |
求人数 | 38,262件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | パソナキャリア |
メリット・デメリット
求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人
独占求人数1,200件以上
業界専任コンサルタントによるキャリアカウンセリング
全国47都道府県に支店あり
大手転職エージェントと比較すると求人数少なめ
求人が都市部に多い
利用時のポイント・活用術
多くの求人を紹介してもらいたい場合はリクルートエージェントなどの大手転職エージェントを併用する
リクルートダイレクトスカウトに関するよくある質問
最後にリクルートダイレクトスカウトの面談に関するよくある質問を紹介します。参考にして下さい。
リクルートダイレクトスカウトの面談の予約方法は?
リクルートダイレクトスカウトで面談を受ける方法は大きく分けて三つです。
1.スカウトに返信する
2.ヘッドハンターとコンタクトをとる
3.求人に応募する
記事で詳しく紹介しているので参考にして下さい。
リクルートダイレクトスカウトとの面談の服装は?
リクルートダイレクトスカウトとの面談の際は基本的にどんな格好でも大丈夫です。
ただし派手すぎる私服は避けましょう。
おすすめはオフィスカジュアルです。
更に詳しい情報が知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。|転職エージェントの面談時の服装はスーツ?私服?オンラインの場合や注意点も解説!
リクルートダイレクトスカウトの面談はキャンセルできる?
リクルートダイレクトスカウトの面談はキャンセルすることが出来ます。
ヘッドハンターに電話かメールでキャンセルする旨を理由とともに伝えましょう。
ただし、スカウトに返信して面談を始めた場合、「やりとりを開始する」ボタンをクリックした段階で担当のエージェント・企業にご登録のレジュメ情報が実名状態で公開されるため、注意して下さい。
企業とのカジュアル面談って何?
リクルートダイレクトスカウトでは、求人へ応募する前に企業と「カジュアル面談」と呼ばれる面談が行われることがあります。
この面談では、「企業と求職者が相互理解をする」ことを目的とし、採否の判断はしないことが特徴です。
お互いのミスマッチを減らし、面接を補完するために導入する企業が増えているようです。
まとめ
この記事では、リクルートダイレクトスカウトの面談に関する情報をまとめました。
リクルートダイレクトスカウトの面談は、上手く活用すれば転職成功の確率がぐんと上がります。
ぜひこの記事を参考に、リクルートダイレクトスカウトを活用して下さいね。
リクルートダイレクトスカウトについて詳しくはこちら「リクルートダイレクトスカウトの評判は悪いのか | 口コミから解説」