「女性がフリーターから正社員に就職するのは難しい」と一般的に言われていますが実際はどうなのか気になる方も多いと思います。
結論として、女性がフリーターから正社員就職は難しくありません。
この記事では女性がフリーターの正社員就職が難しいと言われる理由やフリーターのままでいた場合の末路、正社員就職のコツなどをご紹介します。
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目次
- 1 女性はフリーターから正社員に就職できる!
- 2 フリーター歴の長い女性の正社員就職が難しいと言われる理由
- 3 フリーターとは?
- 4 正社員就職しないフリーター女性の末路は?
- 5 女性がフリーターから正社員になるメリット
- 6 女性がフリーターから正社員になるデメリット
- 7 女性がフリーターから正社員に就職する方法
- 8 女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの業界
- 9 女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの職種
- 10 女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの資格
- 11 女性がフリーターから正社員に就職する流れ
- 12 女性がフリーターから正社員になるポイント
- 13 フリーターから正社員に就職する女性のおすすめの転職・就職エージェント
- 14 女性のフリーターから正社員就職に関する質問
- 15 まとめ
女性はフリーターから正社員に就職できる!
フリーターの女性は正社員就職が出来るかどうか不安に思っている方が多いと思います。
結論として、女性はフリーターから正社員に就職できます。
ここでは、フリーターの女性が正社員に就職できる理由を詳しく解説します。
女性のフリーターから正社員への就職率
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、正社員になろうとしたフリーターのうち実際に正社員になれた女性の割合は62.3%という調査結果が得られています。
フリーターから正社員を目指している女性のうち半分以上は正社員になれていることから、フリーターから正社員になるのは特別難しいこととは言えないでしょう。
フリーターから正社員になる人を増やすための国の対策
国は、非正規雇用者の正規雇用化の支援を企業に行っています。
この支援を受けてフリーターを積極的に雇う企業もあるそうです。
具体的な支援は以下の通りです。
キャリアアップ助成金 | 有期雇用労働者、パート、派遣労働者等の正規雇用化・処遇改善などに、ガイドラインに沿って取り組む事業主を支援する制度。 |
トライアル雇用奨励金 | ニート・フリーターをはじめ、安定的な就職が困難な方を常用雇用に向けて試行雇用する事業主を支援する制度。 |
最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援 | 最低賃金の引き上げにより、大きな影響を受ける中小企業・小規模事業者に対する支援を実施する制度。 |
参照:厚生労働省『非正規雇用の労働者を雇用する事業主の方へ』
フリーター歴の長い女性の正社員就職が難しいと言われる理由
先ほど説明した通りフリーターの女性が正社員になることは難しくはありませんが、世間では「女性がフリーターから正社員になるのは難しい」というイメージが先行しています。
ここでは、なぜ女性がフリーターから正社員になることが難しいと言われているのかについて詳しく解説します。
根気がなく仕事が継続しないと思われてしまうため
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、企業側がフリーターであったことをマイナス評価する理由として「根気がなくいつ辞めるかわからない」という回答が最も多く、71.7%となりました。
これまでフリーターとして様々な職を転々としていると、一つの仕事を継続して働くことが出来ないと思われてしまうようです。
年相応の実績や経験がないため
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、企業側がフリーターであったことをマイナス評価する理由として2番目に回答が多かったのは「年齢相応の技能、知識がない」というもので、47.5%となりました。
企業側は、スキルがない人を雇う場合「年齢が若い方が教育コストもかからず長く働いてもらえるし、同じ年齢ならスキルがある人を雇いたい」という考え方をするため、フリーターの枠は少なくなるでしょう。
教育に時間がかかると思われるから
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の調査によると、企業側がフリーターであったことをマイナス評価する理由として3番目に回答が多かったのは「職業に対する意識などの教育が必要」というもので、44.9%となりました。
企業側は、スキルがない人を雇う場合1から指導を行う必要があります。
これまでに正社員として働いたことがない人を教えるのは時間がかかるというイメージを持たれることが多いので、フリーターは採用を避けられることが多いようです。
フリーターとは?
ここまでの内容を通して、「そもそもフリーターって何?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
ここではフリーターの定義や正社員・ニートとの違いをご紹介します。
フリーターの定義
厚生労働省によると、フリーターとは「15~34歳の若年者(学生及び主婦を除く)のうち、勤め先における呼称がアルバイト又はパートである者(これまでアルバイト・パートを続けてきた者で無業の者を含む。)」を指すようです。
つまり、学業や家事をせず、アルバイトやパートの仕事のみで生活している人のことを「フリーター」と呼びます。
似たような言葉に「既卒」「第二新卒」などがありますが、「フリーター」とは意味が異なってくるので注意しましょう。
「既卒」は学校卒業後3年以内に就職経験がない求職者、「第二新卒」は学校卒業後に新卒で入社した、社会人経験が3年未満の人を指すことが多いです。
フリーターと正社員の違い
フリーターと正社員の一番大きな違いは社会制度の適用状況です。
フリーターは正社員に比べて退職金制度や財形制度が適応されにくい傾向にあります。
以下の表は、正社員とフリーターの現在の会社における各種制度等の適用状況別労働者割合です。
正社員 | 正社員以外の労働者 | |
雇用保険 | 92.5 | 67.7 |
健康保険 | 99.3 | 54.7 |
厚生年金 | 99.1 | 52 |
企業年金 | 29.9 | 5 |
退職金制度 | 80.6 | 9.6 |
財形制度 | 48.3 | 6.4 |
賞与支給制度 | 86.1 | 31 |
福利厚生施設等の利用 | 54.2 | 23.8 |
自己啓発援助制度 | 36.8 | 10.1 |
フリーターとニートの違い
フリーターとニートの違いは働いているかどうかになります。
働いていればフリーター、働いていなければニートというのが一般的な見解になっています。
また、働く意思があればフリーター、働く意思がなければニートという考え方もあるようです。
正社員就職しないフリーター女性の末路は?
フリーターの女性で正社員就職をするかどうか迷っている方もいるかと思います。
正社員就職を迷っている方は、なるべく早く行動に移すことをおすすめします。
ここでは、フリーターのまま過ごした場合の女性の将来やデメリットについて解説します。
仕事がなくなってしまう
若いうちは女性でも肉体労働や夜勤が出来る体力があるため、正社員として働くよりも給料が良いかたもいるのではないでしょうか。
しかし、年齢が高くなるにつれ体力が衰弱し、肉体労働や夜勤バイトが出来なくなると仕事を続けることが困難になる可能性があります。
何歳まで働けるのかがわからず、将来の収入が不安定になることがフリーターとして働き続けることのデメリットになります。
老後の資金が不足する可能性がある
フリーターのまま就職しない女性は、老後にもらえる年金が少なくなる可能性があります。
日本年金機構が発表した「令和6年4月分からの年金額等について」によると、国民年金は満額で毎月68,000円の支給になります。
一方で統計局の「家計調査報告」によると、2023年に65歳以上の高齢単身無職世帯における月々の平均消費支出は145,430円となり、社会保険に加入していないと老後の生活が不便になることがわかります。
「女性はフリーターでいい」は危険
これまでの社会では「女性は結婚したら専業主婦になる」という流れがあったため「いずれ結婚するからフリーターでいい」と考えていた方もいるかもしれません。
しかし最近では女性の社会進出が進み、結婚や出産を経て仕事を継続するという共働きが増えてきました。
先ほども述べた通りフリーターの女性は将来貰える年金が少なくなり、苦労することが増えるため正社員として就職するのをおすすめします。
女性がフリーターから正社員になるメリット
フリーターの女性が正社員になるとどんなメリットがあるのかについて詳しく解説します。
雇用が安定する
正社員になると無期雇用になるため解雇される可能性が低く、収入を安定して得ることが出来ます。
よほどのことがない限り会社をクビになることはないので精神的にも安定して働けることが大きなメリットになります。
それだけでなく、正社員であれば社会保障を受けることもできるので普段から安心して生活することが出来ます。
給与が上がる
正社員はフリーターに比べて責任が大きい仕事を任されることが多いですが、その分給与は高くなります。
厚生労働省の調査によると、女性の平均月収は正社員・正職員の場合は276,400円ですが正社員・正職員以外だと198,900円になるそうです。
正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 | |
男性 | 363,600円 | 247,500円 |
女性 | 276,400円 | 198,900円 |
参照:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
生涯賃金額が高くなる
正社員はフリーターに比べて生涯賃金額が大幅に高くなります。
労働政策研究・研修機構によると、女性の生涯賃金額は正社員・正職員だと140,100,000円ですが、正社員・正職員以外だと119,200,000円になるそうです。
正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 | |
男性 | 247,400,000円 | 198,000,000円 |
女性 | 140,100,000円 | 119,200,000円 |
参照:労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―生涯賃金など生涯に関する指標」
社会的な信頼を得られる
正社員はフリーターに比べて責任感が重い分賃金が高くなります。
また、正社員は安定して収入を得ることが出来るため不動産などでローンを組みやすくなります。
他にも、カードの審査などが通りやすくなります。
女性がフリーターから正社員になるデメリット
フリーターの女性が正社員になるメリットがある一方で、どのようなデメリットがあるのかについても詳しく解説します。
自由な時間が少なくなる
フリーターだと基本的にシフト勤務であるため、正社員に比べてプライベートの時間を取りやすいというメリットがあります。
フリーターから正社員になるとフルタイム勤務になるため、フリーターの時と比べて働いている時間が増えてプライベートの時間が短くなることがデメリットとして挙げられます。
転勤や異動がある
フリーターだと一般的に転勤や異動はありません。
しかし、正社員になると会社の都合に合わせて転勤や異動がある可能性があります。
正社員だと収入は上がり社会的な信頼を得られる一方で、自由が減ってしまうというデメリットがあります。
責任が増える
正社員になると、フリーターの時には任されなかった責任の大きい仕事を行うようになります。
責任が増えるとプレッシャーを感じて精神的にストレスがかかるというデメリットがあります。
一方で責任感のある仕事をこなすことでやりがいを感じられることも多いようです。
女性がフリーターから正社員に就職する方法
女性がフリーターから正社員を目指すにあたってどのような方法があるのかをご紹介します。
転職・求人サイトから応募
自分で求人を探したいと考えている方は転職・求人サイトを利用して求人に応募しましょう。
サイトの種類によって未経験歓迎の求人が多かったり、経験者の求人ばかり掲載していたりと特徴があるので自分に合った転職・求人サイトを選びましょう。
どのサイトに登録するか迷っているフリーターの方はdodaに登録してみることをおすすめします。
就職・転職エージェントを利用
就職・転職エージェントは転職・求人サイトとは異なり求人の応募から内定獲得までの一連の流れをサポートしてくれます。
エージェントのキャリアアドバイザーとカウンセリングを行うと、求職者の希望条件に合った求人を紹介してくれます。
書類の添削や面接対策もしてくれるので手厚いサポートをしてほしいと考えている方はぜひ就職・転職エージェントに登録してみてください。
ハローワークで相談
ハローワークとは、厚生労働省が運営する就職・転職サポートサービスです。
就職活動を始めたい人、職業訓練を受けたい人、転職活動をしたい人など、様々なニーズに合わせて丁寧にサポートしてくれます。
就職・転職エージェントを利用してもなかなか内定を獲得できないときはぜひ利用してみてください。
正社員登用制度を利用
フリーターとして現在働いている会社に正社員登用制度があれば、そちらを利用してみましょう。
他の企業で正社員になるよりも比較的苦労せずに正社員になれる可能性が高くなります。
ただし、正社員になった時にどんな働き方になるのかを事前に確認して、正社員になった時に後悔しないようにしましょう。
女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの業界
フリーターから正社員就職を目指す女性の方におすすめの業界をご紹介します。
介護業界
介護職は人手不足が問題になっているためフリーターの女性の方でも正社員になりやすいです。
介護職は資格がなくても働けますが、資格を取るとキャリアアップが出来ます。
自分の努力次第で収入を増やすことが出来るため、収入を増やしたい方や体力に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
美容業界
美容業界では主に販売の仕事になるのでコミュニケーション能力に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
専門的な知識や技術を学びつつ、キャリアアップを目指せるのも魅力のうちの一つです。
女性フリーターの就職先として人気が高くなっているため、求人を見つけたらすぐに応募しましょう。
アパレル業界
アパレル業界は女性が活躍しやすく、学歴や資格の有無を重視しないのでフリーターの女性でも正社員就職をしやすいです。
働きながらキャリアアップを目指すこともできます。
アパレルは接客だけでなく、事務、Web担当、ファッションデザイナー、バイヤーなどいろいろな職種があります。
医療業界
医療業界は資格を獲得すれば医師、看護師、薬剤師、医療事務など様々な職種に就くことが出来ます。
メリットとして、一度職に就くと長く働けること挙げられます。
細かな配慮を得意とする方はぜひチャレンジしてみてください。
女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの職種
フリーターから正社員就職を目指す女性の方におすすめの職種をご紹介します。
営業職
営業職は自社サービスや商品をアピールして契約を取る仕事です。
ほとんどの企業で必要になってくる職種であるため、資格や学歴に重点が置かれず未経験でも就職がしやすくなっています。
人と関わって積極的にコミュニケーションをとることが得意な方はぜひ挑戦してみてください。
飲食サービスや接客業
飲食サービスや接客業は人手不足であることが多いので正社員になりやすい業種になっています。
飲食だけでなくアパレルや携帯ショップ、コンビニ、ホテルなど接客業にはいろいろな種類があります。
学歴や資格が重視されないことが多いのでフリーターから正社員になるハードルが比較的低い業種になります。
事務職
事務職は女性から人気のある職種です。
体力仕事でなく安定して働けるためフリーターから正社員就職を目指す人は多いようです。
そのため求人の倍率は非常に高くなります。
保育士
保育士は人材不足が問題になっているので資格を取得すれば正社員として働ける職種です。
男性の保育士も増えてきてはいますが、女性が多い職場になっています。
プログラマー
IT業界が急速に発達したことからプログラマーの人材不足が問題となっています。
そのためプログラマーの求人の応募条件は未経験OKや学歴不問のことが多いです。
スキルや経験が希薄なフリーターの女性でも正社員になりやすいでしょう。
施工管理職
施工管理は慢性的な人材不足の背景から、他の業種と比較すると転職しやすいです。
未経験者でも、若年者は人材サービス会社や地域の建設会社では転職できる可能性が高くなります。
しかし未経験の中高齢者は、一定の経験やスキルがないと転職が難しく、転職しにくいと言えます。
女性がフリーターから正社員に就職するのにおすすめの資格
ここからは、フリーターから正社員を目指す女性が持っていたら有利に就職活動を進められる資格をご紹介します。
自分の進みたい職種で必要となる資格を取得しましょう。
MOS
MOSとは「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略で、WordやExcelなどの操作スキルを指します。
近年はパソコンなどを用いて仕事を行う仕事が増えてきているので、正社員を目指す女性はMOSの資格を取っておいて損はないでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは保険や税金などのお金の知識に関する資格です。
保険業界や金融業界で働きたいと考えている女性はこの資格を取っておくと有利になるでしょう。
また実生活においても知識を活かせることがメリットとして挙げられます。
簿記検定
簿記検定は事務職を目指す女性は取得していると就職に有利になります。
検定の種類には「日商簿記検定」「全商簿記実務検定」「全経簿記能力検定」などがあるので2級・1級あたりの資格が取れると良いです。
女性がフリーターから正社員に就職する流れ
ここからは女性のフリーターが正社員になる一連の流れをご紹介します。
求人を探す
まずは応募したい求人を探します。
ハローワークや転職サイト、転職エージェントなどを用いて自分の希望条件に合う求人を探しましょう。
応募する求人は一つに絞らずいくつか選びましょう。
職務経歴書・履歴書を作成
求人を選んだら、求人に応募するための職務経歴書・履歴書を作成します。
自分のスキルや強みをアピールしましょう。
ただし、よく見られたいからと言って嘘を書かないようにしましょう。
求人応募
職務経歴書・履歴書が完成したら求人に応募します。
書類選考に通れば企業との面接につながります。
面接が決まったら事前に面接の準備をしておきましょう。
企業と面接
面接では志望動機などが聞かれるのでしっかりと受け答えが出来るように準備しておきましょう。
フリーターから正社員になる場合は「なぜフリーターだったのか」「フリーターの経験から何を学んだのか」などフリーターに関する質問も聞かれる可能性が高いのであらかじめ回答を準備して戸惑わないようにすることをおすすめします。
内定・入社
面接を通過できれば無事内定を得ることが出来ます。
内定をもらった後は労働条件などをもう一度確認して自分の希望とあっているかどうかを確認しましょう。
正式に入社手続きをすると正社員として働くことが出来ます。
女性がフリーターから正社員になるポイント
ここでは女性がフリーターから正社員になるためのコツをご紹介します。
フリーターだった正当な理由を準備しておく
フリーターでいた理由が「なんとなくフラフラしていた」だと、転職においてあまり良い印象は抱けません。
・家族の介護をしていた
・資格を取るために勉強していた
上記のような理由があれば、企業側を納得させることができるでしょう。
フリーターの間に学んだこと・スキルを整理しておく
フリーターといて働いていた間にも、仕事に関するスキルや、生き方に関する価値観が変化した人が多いでしょう。
フリーターからの転職を成功させるためには、フリーター期間をいかに無駄にせずに過ごすことができたかを伝えることが必要です。
具体的に伝えるためにも、事前にしっかり整理し準備しておきましょう。
応募企業について前向きな志望意思を伝える
フリーターからの転職を成功させるためには、応募企業の研究も大切です。
応募した理由だけでなく、その企業についても十分に調べておく必要があります。
調べて得た企業の情報を面接で活用することで、意欲的な姿勢のアピールにも繋がるでしょう。
就職に有利な資格を習得する
フリーターから正社員になるにあたって、資格がないと応募できないような職種があります。
例えば介護職などは資格がなくても働けますが、資格があった方が採用されやすく、給料も高くなる傾向にあります。
自分の気になる業種がどのような資格を持っていれば有利になるのかを事前に調べておきましょう。
嘘をつかない
企業との面接時にこれまでフリーターであったことに関していくつか質問されるかもしれません。
回答に困るかもしれませんが、フリーターであった理由で嘘をつくとその後の質問で誤差が出たり、嘘がバレると信頼性がなくなったりします。
面接時には嘘がないように事実を話しましょう。
職務経歴書や履歴書を丁寧に書く
フリーターが正社員に就職するにあたって、求人に応募した後に企業側が最初に行うのが書類選考です。
書類選考に落ちてしまうとその企業には採用してもらえません。
なるべく企業の目に留まるような職種経歴書・履歴書を嘘のない範囲で書きましょう。
幅広い条件で検索する
就職する条件をあまりにも狭めてしまうと理想の求人に出会える可能性が低くなります。
また理想の求人に出会えたとしても必ずしも採用してもらえるとは限らないので就職活動に時間がかかってしまう可能性があります。
初めは幅広い職種・業種で検索して、気になった求人には積極的に応募しましょう。
フリーターから正社員に就職する女性のおすすめの転職・就職エージェント
フリーターから正社員を目指す女性の方は転職エージェントの利用をおすすめします。
ここからは女性フリーター向けのおすすめ転職エージェントをご紹介します。
UZUZ
UZUZは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートなどの20代の就職に特化した就職・転職サービスです。ブラック企業に関する独自のデータベースを所持しているため、厳選して選んだ企業のみを紹介してもらうことができます。現在メディアにも多数掲載されるサービスです。オーダーメイドの丁寧な対応に定評があります。
基本情報
運営会社 | 株式会社UZUZ |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 関東、近畿、東海、その他 |
転職サイトのタイプ | 既卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | UZUZ |
メリット・デメリット
1on1でオーダーメイド型サポート
入社半年後の定着率94.5%
対応が丁寧である分スピード感は遅め
利用時のポイント・活用術
スピーディーに対応してもらい場合は、入社希望日を担当者にあらかじめ伝えておく
ハタラクティブ
ハタラクティブは、スキルや経歴に自信が無いという方に特化した就職・転職サービスです。適正のある求人のみを紹介してくれ、受ける企業1社ごとにしっかりと面接対策を行ってくれるので、たくさんの会社の選考を受ける必要がないということが特長です。はじめての就職や転職の方などが安心して転職活動を行うことができます。
基本情報
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
求人数 | 約5,000件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | ハタラクティブ |
メリット・デメリット
未経験の方向けの求人が豊富
受ける企業に合わせて選考対策
86.5%が大企業に内定
高年収求人、地方の求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
首都圏・関西圏以外の求人を探す場合はマイナビエージェントも併用する
キャリアスタート
キャリアサポートは、主に未経験者を対象とした就職・転職サービスです。徹底したフルマンツーマンサポートを受けることができるため、多くの若年層に選ばれています。内定率80%越えを実現する経験豊富なキャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、未経験者でも安心して転職活動を行うことができます。
基本情報
運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 東京、その他 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・第二新卒特化型転職エージェント |
公式サイト | キャリアスタート |
メリット・デメリット
徹底したマンツーマンフルサポート
未経験者OK求人が多い
登録から転職成功まで最短1〜3週間
担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
担当者が合わないと感じたら変更する
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターなどの20代に特化した就職・転職サービスです。1名あたりのサポート平均時間は8時間ほどで、丁寧なサポートを受けることができます。紹介してくれる職種は店舗スタッフやサービス業など、偏りがあるようですが、未経験の方はまずは登録して相談してみると良いでしょう。
基本情報
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・中卒・高卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | 第二新卒エージェントneo |
メリット・デメリット
紹介企業は第二新卒エージェントが実際に訪問しておすすめできる企業のみ
職務経験無しの就職、転職支援実績10,000人突破
1名あたりのサポート時間平均8時間
担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
対面面談は東京・名古屋・大阪・福岡の4拠点のみのため、その他地域はWeb面談を活用する
就職カレッジ(ジェイック)
就職カレッジは、フリーター・大学中退・既卒・第二新卒を対象とした未経験に強い就職・転職サービスです。ビジネスマナーから、自己分析、履歴書の書き方、面接対策まで学べる就職講座を提供しており、80%という高い内定率を実現しています。また、未経験者を採用したい優良企業20社が集まった集団面接会を開催しているため、最短2週間で内定を獲得することができるという点が特長です。
基本情報
運営会社 | 株式会社ジェイック |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | フリーター・第二新卒・未経験者特化型就職エージェント |
公式サイト | 就職カレッジ |
メリット・デメリット
未経験者の就職に特化したサポート
無料の就職講座
就職成功率は81.1%
書類選考免除&20社と集団面接で最短2週間で内定獲得
就職後も手厚いサポート
営業職や販売職の求人が多い
利用時のポイント・活用術
営業や販売職以外の仕事を希望している場合は職種問わず20代向けの求人を扱うハタラクティブを併用する
Re就活
Re就活は、株式会社学情が運営する20代・第二新卒・既卒のための転職サイトです。掲載求人のほとんどが未経験やキャリアチェンジ歓迎であり、もう一度就職活動をやり直したいという方や未経験分野にチャレンジしたい方などにおすすめです。20代専門転職サイトとして支持され、「20代が選ぶ、20代向け転職サイトNo.1」にも選ばれています。
基本情報
運営会社 | 株式会社学情 |
求人数 | 10,326件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 20代特化型転職サイト |
公式サイト | Re就活 |
メリット・デメリット
掲載求人のほとんどが未経験・キャリアチェンジ歓迎
優良ベンチャーや大手の求人も多数あり
スカウト・イベント・転職相談など自分に合った方法で転職活動ができる
転職支援コンテンツあり
高年収求人が少なめ
希望条件に合わない求人が送られてくることも
利用時のポイント・活用術
高年収求人も探したい方はハイクラス求人に特化したビズリーチなどを併用する
女性のフリーターから正社員就職に関する質問
女性がフリーターから正社員に就職する際に良く聞かれる質問をまとめました。
ぜひ今後の転職活動の参考にしてみて下さい!
フリーター女性の正社員就職率が30代から下がるって本当?
結論として、フリーターの女性は年齢が上がるほど正社員就職が難しくなります。
以下は、厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果の概況」による女性の年齢別の転職入職率です。
年齢が上がるほど即戦力となる人材が求められるため、スキルのないフリーターの方はなるべく早期に正社員就職をすることをおすすめします。
年齢 | 転職入職率 |
19歳以下 | 23.9% |
20~24歳 | 17% |
25~29歳 | 14.5% |
30~34歳 | 12.3% |
35~39歳 | 10.5% |
40~44歳 | 7.5% |
フリーターから正社員になりやすい業種・職種は?
フリーターから正社員を目指すには、未経験でも求人の応募がある業界・職種がおすすめです。
・IT業界
・運送業界
・営業職
・介護職
・販売業
特に、IT業界や営業職は、スキルを身につけることで年収アップを狙えるため、将来的に稼ぎたい人にはぴったりでしょう。
正社員になる上で注意するべきことは?
正社員として働く上で、以下の4点に気をつけましょう。
・一人で転職活動をしない
・希望条件を多く持ちすぎない
・なぜ働きたいのかを明確にする
・面接対策を徹底的に行う
自分なりのやり方で進めていても、それが正しいのか間違っているのか分かりません。
転職エージェントに第三者の目線でサポートしてもらいましょう。
フリーターが正社員になるときの面接で聞かれる質問は?
企業との面接時にフリーターが聞かれる質問は以下の通りです。
・フリーターになった理由
・なぜフリーターから正社員になりたいのか
・フリーターの経験から何を学んだのか
・将来の目標
・フリーターの期間が長い理由
これらの質問をされる可能性が高いのでしっかりとした回答を準備しておきましょう。
ブラック企業を見極めるにはどうしたらいい?
正社員就職する前に気付いておきたいブラック企業を見極めるポイントをご紹介します。
・給与額や採用人数が不自然
・離職率が高い
・休日が少ない
・残業時間が多い
これらの特徴があれば求人に応募するかどうか再度検討しましょう。
企業の内部事情はOpenWorkなどのサイトで見ることが出来るのでそちらを確認することをおすすめします。
まとめ
女性がフリーターから正社員就職するのは難しいと言われていますが、工夫をすれば正社員になることが出来ます。
転職エージェントやハローワークを活用して就職活動の成功率を上げていきましょう!