転職ということにはどうしてもリスクが伴います。そんな中で、ドライバーに転職して後悔したという声もあります。
では、なぜドライバーに転職すると後悔してしまうのでしょうか。
この記事では、後悔する原因と対策、ドライバー転職におすすめの転職サービスなどを解説します。
ドライバーに向いている人についても紹介しますので、是非最後までご覧下さい。
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目次
ドライバーの仕事内容
まず転職を考える前に、ドライバーと一括りに言ってもどんな仕事なのかを紹介します。
ドライバーとは、基本的に運転をして乗客や貨物を目的地に届けるという仕事を行います。
長時間運転する必要があるため、集中力と注意力が求められる仕事と言えます。
ドライバーの業種には
・タクシードライバー
・バスドライバー
・トラックドライバー
の3つが挙げられます。それぞれ必要な免許が違います。
車両 | 免許の種類 |
タクシー | 二種免許 |
バス | 準中型自動車免許・中型自動車免許 |
トラック | 大型自動車免許・牽引免許 |
ドライバーに転職すると後悔する?
ドライバーに転職すると後悔するというのは本当なのでしょうか。
結論から申しますと、後悔したという声は存在しますが、必ず後悔するわけではありません。
正しい方法で転職し、転職が成功すれば後悔はしないでしょう。
ドライバーに限らず転職活動は、慎重に行わなければ後悔してしまうことが多いものです。
では、後悔したという声の原因はなんだったのかを解説します。
ドライバーに転職して後悔した原因
ドライバーに転職して後悔したという人がなぜ後悔しているのか、考えられる原因を紹介します。
原因は
・優良企業ではなかった
・労働時間が長い
・肉体的に厳しい
・すぐに飽きてしまった
・やりがいがない
というものが挙げられます。それぞれ解説します。
優良企業ではなかった
ドライバーに限らず言えることですが、転職後に優良企業でないことに気づき後悔する人は一定数います。
転職は基本的に求人を出している企業に応募をして採用してもらうという流れで行われます。
その際に企業見学など事前に企業について知る機会はありますが、働きながら転職する人はそういう機会をなかなか利用できません。
ですが、記載されている情報だけでその企業を判断するのは危険な場合があるのです。ドライバー業界は優良企業も多くありますが、いわゆるブラック企業も存在します。
ドライバーに限らず、ブラック企業に転職するとなると必ず後悔が付きまとうでしょう。
労働時間が長い
ドライバーの労働時間の長さに後悔したという人もいます。
ドライバーは実際運転している時間はそんなに長くないのですが、拘束されている時間が長いのです。
トラックドライバーは最大16時間までの拘束が認められるため、労働時間・拘束時間としてはかなり長いでしょう。
また長距離ドライバーやタクシードライバーに転職した場合、夜間の労働をする可能性もあります。
場合によりけりですが、拘束時間の長さに後悔を覚える人も少なくないでしょう。
肉体的に厳しい
ドライバーは運転姿勢で長時間仕事を行うことになります。そのため、腰が痛くなったり、ストレスが溜まりやすかったりと負担が大きいです。
さらに労働時間が長いこともあり肉体的に厳しいと感じて後悔している人もいます。
特に配送のトラックドライバーなどは運転に加えて、重たい荷物を乗せては下ろしてを繰り返す仕事も追加されます。
体を動かすことが好きではない人や肉体的に自信がないという人は、ドライバーに向いていないことが多いのは事実です。
いくら運転が好きでも、業務によっては後悔に繋がってしまうこともあるでしょう。
すぐに飽きてしまった
転職して後悔している人の中に期間が経ってから飽きてしまって後悔するという人もいます。
例えば、営業職の場合なら毎日会話する相手は変わりますし、内容や売り込み方、結果などがその時々で変わります。
しかし、ドライバーは基本運転することが仕事のため車を運転するという業務は毎日変わることはありません。
乗せる人や乗せる物は変わるとしても、車を運転するということに変わりはないのです。
さらに運転することが多くの時間を占めることも飽きやすさの原因となっています。
特にルーティンワークが苦手な人は、転職して後悔したとなる可能性が高いでしょう。
やりがいがない
ドライバーの業務に明確な成果はなく、決められた商品を決められた場所に届けることができれば評価される仕組みです。
自分から行動して結果が変わることがないため、ドライバーという職業にやりがいを感じず、転職して後悔したという人もいます。
しかし、やりがいを感じる部分は人それぞれです。決められたことを達成し、自分で業務を完遂することでやりがいを感じる人ももちろんいます。
やりがいについてはどうしても個人差が否めない原因と言えます。
ドライバーに転職して後悔しないための対策
では、これらの原因をもとに後悔しないためにできる対策を紹介します。
対策は、
・事前にしっかりドライバーについて調査する
・自分に向いている仕事か確認する
・ドライバーに転職したい理由を振り返る
・転職サイト、エージェントを利用する
という4つが挙げられます。
それぞれ解説します。
事前にしっかりドライバーについて調査する
転職するときには、事前に転職する業界について必ず詳しく調査するようにしましょう。
調査することで、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
ドライバー業界の場合は運転免許が必要なこと、男女比率は男性9割で主に1人で行うことが多く、拘束時間が長いこと、肉体労働が多いこと、コミュニケーション力も必要、安全運転必須などなど
特徴として多くのものが挙げられます。このように特徴だけでもしっかり調べておくことが大切です。
また、ブラック企業への転職を防ぐためには、同様に企業調べも行いましょう。
応募したい企業は必ず口コミなどを調べて、大体どんな会社なのかを把握しておきましょう。
自分に向いている仕事か確認する
仕事には、どうしても向き不向きが存在します。事務職に向いている人もいれば、ドライバーに向いている人もいます。
ドライバーに転職したくても、向いていなければ転職しても後悔する可能性は高いでしょう。
そのため、まず自分がドライバーに向いているかどうかを必ず確認しましょう。
ドライバーに向いている人はどんな人なのかはこの記事でも下記で紹介しますので、是非参考にしてください。
ドライバーに転職したい理由を振り返る
ドライバーに転職したいと思ったいわゆる志望動機を考え、振り返るのも大切です。
例えば勤務時間が短いと思って志望していた場合や肉体的に楽だと思って志望した場合は、後悔に繋がってしまうでしょう。
そのため志望動機とドライバー業界の特徴が一致しているのかを考えるために、まず自分の志望動機を振り返りましょう。
一致していれば後悔する可能性は低いでしょう。しかし一致していないと感じた場合は別の業界の方が向いているかもしれません。
転職サイト、エージェントを利用する
転職サイトや転職エージェントを利用すると、転職は成功率がグッと上がります。。
転職サイトや求人サイトを利用すれば幅広い求人の中から選択することができます。
転職エージェントを利用すればアドバイザーが1人付いてくれますのでブラック企業に転職してしまうという可能性が下がります。
またアドバイザーが面談してくれ希望している条件の求人を紹介してくれます。希望通りの転職にも近づけるでしょう。
転職する企業によって後悔するのかしないのかは大きく変わってきます。
利用するならば信頼できる転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。
下記でおすすめの転職エージェント・転職サイトも紹介しますので、是非参考にしてください。
知っておきたい転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェント | 担当アドバイザーが求人を紹介、その他転職活動のサポートがある |
転職サイト | 自分で求人を探して、応募する |
転職エージェント:転職アドバイザーによるサポート、選考対策、条件交渉
転職サイト:求人検索機能、企業からスカウト、自由な転職活動、転職ノウハウの記事
転職エージェント経由であれば面倒な手続きを代行してもらえることや、自身の強みが活かせる適職や非公開求人を知ることができるなどのメリットがあります。
反対に転職サイトを利用すれば、自分がやりたい時期に、好きなだけ企業に応募することができ、自由に活動することができます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自身の転職スタイルに合わせて活用してみてください。
ドライバー転職におすすめの転職サイト・転職エージェント【特化型】
まずは、ドライバー転職に特化した転職サイト・転職エージェントを紹介します。
ドライバー特化型の転職サービスは、求人サイト型がメインとなっています。
ドラEVER
ドラEVERはドライバー専門の求人サイトです。トラックやタクシーなどのドライバー以外に、オペレーターなどの求人が多く揃っています。またドラEVERでは、スカウト登録をしておくことで企業から直接オファーが届くようになります。個人情報の入力不要で簡単に求人応募をできることが特徴です。
基本情報
運営会社 | 株式会社ドラEVER |
求人数 | 31971件 |
対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | ドライバー特化型求人サイト |
公式サイト | ドラEVER |
メリット・デメリット
ドライバー専門の求人サイト
スカウト機能あり
3000社以上の掲載実績
主に関東の求人
サポートは弱い
利用時のポイント・活用術
未経験者はサポートもあるサイト・エージェントを併用する
ドラコムネット
ドラコムネットはドライバー専門の求人サイトです。サービス開設15年と長い歴史と実績・信頼があり、評判の悪い求人や仕事に出会う可能性が低いため質のいいキャリアアップを目指すことができます。食品輸送やルート配送など職種も多種多様で、まだ経験のしたことのない仕事に挑戦することが可能です。別の職種で働こうと考えている方も1度登録して、求人情報を調べてみると良いでしょう。
基本情報
運営会社 | 有限会社マックスコーポレーション |
求人数 | 記載なし |
対応地域 | 一部を除く全国エリア |
転職サイトのタイプ | ドライバー特化型求人サイト |
公式サイト | ドラコムネット |
メリット・デメリット
求人の質が良い
大手の物流企業の求人が豊富
お仕事情報も掲載
求人数が少ない
一部都道府県は求人がない
利用時のポイント・活用術
メールマガジンのお仕事情報もチェックする
ドライバーキャリア
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の総合型転職エージェントです。業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者の強みや適正を一緒に見つけてキャリアプランを提示してくれます。非公開求人が多数存在するため、求職者に合った求人を厳選して紹介してもらえます。志望業界や業種が決まっておらず、幅広い求人から自分に合う求人を探したいという方におすすめです。
基本情報
運営会社 | X Mile株式会社 |
求人数 | 10,000件 |
対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | ドライバー専門転職エージェント |
公式サイト | ドライバーキャリア |
メリット・デメリット
転職支援実績No.1
多数の非公開求人
実績豊富なアドバイザー
充実した転職サポート(転出書類の添削、面接対策、業界・企業情報の提供)
地方の求人も多数あり
転職支援サービスの提供期間は面談から転職先が決まるまでの約3か月が目安
求人紹介が多すぎて選ぶことが大変
利用時のポイント・活用術
登録の際に希望条件を伝える
急ぎでの転職でない場合はサポート期限が無期限のマイナビエージェントと併用する
ドライバー転職におすすめの転職サイト・転職エージェント【総合型】
続いて、ドライバー求人の取り扱いもある大手総合型の転職サイト・転職エージェントを紹介します。
doda
dodaは、業界最大級の求人数を誇る総合型転職エージェントです。こちらの非公開求人は、他のサイトには掲載されていないような好条件の求人であると言われています。業界や業種、エリア別などの動向に精通したキャリアアドバイザーが専任担当として求職者のサポートをしてくれます。dodaは転職応援コンテンツも充実しているので、情報収集するのにもおすすめです。dodaは転職サイトとしても利用可能ですので、転職活動の進め方に応じて利用できます。
基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 223,419件(非公開求人を含む) |
対応地域 | 東京、その他 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | doda |
メリット・デメリット
業界最大級の求人数
転職市場に精通した専門スタッフ
企業1社ごとに採用プロジェクト担当1人
応募書類や面接対策のサポート
転職フェアを多数開催
連絡が遅いことがある(登録からカウンセリングまで2週間程度かかることあり)
アプリが重い
登録後も非公開求人が全て見られるわけではない
3か月のサポート期限あり
利用時のポイント・活用術
サポート期間が無期限のマイナビエージェントを併用する
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、全国で求人数が豊富な総合型転職サイトです。10万件以上掲載されている求人は業界・職種の幅が広く、選択肢を広げたい方におすすめです。またアプリや検索機能が使いやすいため、希望条件が確立している方や転職初心者の方向いているサービスです。無料会員登録で利用できる「グッドポイント診断」は自己分析に最適なツールです。エージェントサポートを利用する場合はリクルートエージェントというサービスを併用することができます。
基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 54,200件 (未経験歓迎求人15,800件) |
対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職サイト |
公式サイト | リクナビNEXT |
メリット・デメリット
求人数が多く、業種・職種の幅も広い
検索機能が使いやすい
無料の自己分析ツールグッドポイント診断が便利
希望条件に合わないスカウト・オファーメールが多数届く
地方の求人が少ない
基本的に自力で転職活動を進めるスタイル
利用時のポイント・活用術
転職活動をサポートしてもらえるリクルートエージェントを併用するとよい
マイナビ転職
マイナビ転職は、転職初心者にまず登録してほしい総合型転職サイトです。会員数600万人、月間平均掲載企業数が1万社を超える大型転職サイトで、キーワードや職種から自由に求人を検索できます。就職活動でマイナビを利用した記憶が新しい若者が引き続きマイナビ転職を利用していることが多く、マイナビにお世話になったかたもいるのではないでしょうか。業界最大級の「マイナビ転職フェア」は全国各地で頻繁に開催される人気イベントです。マイナビもエージェントサービスを展開していますので、自分に合う方法で転職活動を進められます。
基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
求人数 | 18,812件 |
対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職サイト |
公式サイト | マイナビ転職 |
メリット・デメリット
求人数が多く、使いやすい点が若者に評価されている
業界最大級の「マイナビ転職フェア」で企業の採用担当と直接話すことができる
外資系やデザイナーなど、求人数の少ない職種・業種がある
希望に合わないスカウトメールが届いてしまう
利用時のポイント・活用術
転職のサポートを受けたい方はマイナビエージェントを併用するとよい
ドライバーに向いている人の特徴
では、ドライバーに向いている人がどんな人なのかを解説します。
後悔しないためにも、自分が少しでも当てはまるかを一度考えてみてください。
特徴は、
・運転が好き
・初対面でもコミュニケーションが取れる
・安全意識が高く、短気でない
・ルーティンワークが苦手でない
・労働時間にこだわりはない
・体力に自信がある
というものが挙げられます。それぞれ解説します。
運転が好き
まず大前提として、運転免許証が必要です。
運転免許を持ったうえで、運転が好きであればなおよいでしょう。
しかし運転が大好きであるという必要はなく、運転に慣れていて長時間運転してもあまり苦にならなければ十分に向いています。
初対面でもコミュニケーションが取れる
基本的にドライバーの仕事は一人であることが多いです。
しかしタクシードライバーは初対面の乗客と一定のコミュニケーションを取らねばなりません。
トラックドライバーの場合でもコミュニケーションを取る時間がある仕事の可能性は低くありません。
初対面の人ともある程度のコミュニケーションが取れる能力はあった方が良いでしょう。
安全意識が高く、短気でない
乗客や貨物を安全に目的地に送り届けるためドライバーは常に安全運転を心がけねばなりません。
そのため高い集中力があり、安全意識が高い人はドライバーに向いています。
また渋滞などに巻き込まれることもあるため、短気ではなく気が長い人の方が仕事はしやすいでしょう。
ルーティンワークが苦手でない
前述の通り、ドライバーの業務はルーティンワークであることが多いです。
貨物の積み下ろしや見慣れた道での運転など、日々似たような作業の繰り返しが苦にならない人や飽きない人は向いていると言えるでしょう。
労働時間にこだわりはない
ドライバーの労働時間は日によって違ったり、基本的に長時間であったりします。
その部分にこだわりがないという人は向いているでしょう。
一方で、どうしても〇時には帰らねばならないなどの事情がある人はなかなか厳しい場合がある可能性が高いです。
体力に自信がある
ドライバーの仕事は体力勝負です。
重い貨物の積み下ろしや長時間の運転など、体力や肉体的な強さがある程度必要になります。
女性ドライバーももちろんいますが、体力に自信が無いという場合はあまりおすすめはできません。
ドライバー業界の現状と将来
では、ドライバー業界の現状と将来性はどうなっているのでしょうか。
転職市場における現状や、業界全体の将来性を解説します。
法令によるドライバー不足が発生
ドライバーの過労によって大型車両の交通事故が多発している事が社会的に問題視され、近年はドライバー業界への取り締まりは厳しくなりました。
具体的に言うと
・1日16時間を超える労働禁止
・4時間に30分は休憩を必ず取る
などです。
これらの法令に違反すると、行政から指導が入り、最悪の場合免許を剥奪されます。
しかし貨物の輸送量自体は大きな変化がない中で、従来と比べてドライバー1人当たりの稼働時間が制限されてしまいます。
過労を防ぐための重要な法令ではありますが、これが原因でドライバー不足が発生しているのも事実です。
輸送ニーズは上昇中
近年楽天やAmazonを始めとするネット通販サービスが浸透・普及したことで、貨物の輸送ニーズは上昇の一途をたどっています。
経済産業省の調査でも、ここ8年でEC市場規模が約2倍に伸びています。
モバイル端末の普及率が非常に高い上に、今後5Gなどのインフラ環境が整備されることで将来的にネット通販のニーズはますます高まっていくことは想像に難くありません。
またタクシーに関してもスマートフォンで気軽に配車予約が可能なアプリも登場し、ますますタクシードライバーの需要が高まることが予想されます。
ドライバー業界全体としてニーズは高まっているというのが現状と言えるでしょう。
未経験でも採用されやすい
上記二つの理由により、ドライバー業界は人手不足というのが現状です。
加えて、若年層で免許を持たない人が増えていることもドライバー不足に繋がっています。
かつてないドライバー不足の現状があるからこそ、ドライバー業界の企業は未経験者でも積極的に採用する傾向にあります。
必要な資格・免許さえあれば、年齢や学歴を問わず採用してもらえる可能性がある業界なのです。
ドライバーからの実際の声
実際にドライバーとして働いている人はドライバーの仕事をどう思っているのでしょうか。
ここでは、ドライバーの実際の声をもとにわかったことを紹介します。
ドライバーでよかったこと
ドライバーとして働いてよかったことについての声がありました。
運転が上手くなること、色んな道に詳しくなることや乗客にお店を教えてもらえたり、勉強になったりするとの声がありました。
タクシードライバーならば乗客とのコミュニケーションで新たな発見があることも少なくないでしょう。
トラックドライバーならば運転技術が必要になりますので、技術がつくこと間違いなしです。
仕事のやりがい
仕事のやりがいは人それぞれではありますが、やりがいについても紹介します。
宅配系のドライバーからは配達先で感謝されて直接御礼を言われるのがやりがいになるという声がありました。
タクシードライバーならば乗客から直接報酬を受け取れますので、それがやりがいになるという声もあるようです。
やりがいというのは一概に判断できませんが、ドライバーになったからこそのやりがいは間違いなくあるでしょう。
50代や未経験でもドライバーに転職はできるの?
よく見られるのが、50代からドライバーに転職したいという声です。
結論的に、50代でドライバーになることは十分に可能です。
トラックの場合であれば、50代のドライバーは業界全体のうち2割を占めています。
50代でも技術と体力があればドライバーになることは可能でしょう。
未経験の場合でも同様です。前述の通り、ドライバー業界は人手不足のため、未経験でも人材を欲しています。
しかし50代で未経験の場合は、体力的に厳しい可能性もあるため、最低限の体力が必要となるでしょう。
40代・50代からドライバーになるメリット
では、50代、または40代からドライバーになるメリットを紹介します。
メリットとしては
・人間関係の悩みが軽減される
・免許や業種によっては高収入が望める
というものです。
人間関係の悩みが軽減される
職場のストレスと切っても切れないのが人間関係における悩みです。
上司や部下、同僚間で起こる摩擦や派閥争い、大小問わずトラブルなど、人間関係で悩んでいる人は少なくないでしょう。
また40代・50代となれば中間管理職や管理職である人も多く、上司と部下の間に入ったり誰かの上に立ったりと苦労することも多いです。
その分トラックドライバーは基本的に1人での仕事となるため、人間関係のストレスから開放されます。
上司はいるものの、きちんと運転して荷物を運べば特に問題もなく、人間関係で悩んでいた人にとってはかなり楽でしょう。
免許や業種によっては高収入が望める
トラックドライバーは全産業と比較すると平均年収が低めな業界です。
特に50代ともなれば、一般的な企業では相応の給料をもらっている割合の高い世代と言えます。
しかしトラックドライバーも取得免許や業種によっては高収入を見込めます。
例えば大型免許やけん引免許を所得している場合、また運搬する荷物が石油や化学製品といった危険物である場合は好条件で働きやすい傾向にあります。
50代からドライバーになるなら考えておくべきリスク
メリットもある中で、どうしてもリスクやデメリットがあることも忘れてはいけません。
ここでは、50代からドライバーになる場合に考えておくべきリスクを紹介します。
リスクは、
・体力面
・仕事内容や待遇面
・若手ドライバーとの付き合い
という3つです。
体力面
体力の衰えについては大きなリスクの一つです。
年齢の問題としてはどの業種・職種でも起きることですが、トラックドライバーの場合は特に重要なリスクとなってしまいます。
トラックドライバーは1日12時間勤務など、長時間勤務を要求されることも少なくない上に、ほとんど車の運転ですので集中力を使いすぎて精神的にも疲れる可能性は高いです。
また、荷物の積み下ろしを手作業でおこなう場合は腕力も必要になってきます。
体力面で不安がある場合はかなり厳しくなってくる可能性も低くありません。
しかし会社によっては積み下ろしの手作業がない場合もあるので、必ず求人情報をしっかり確認しましょう。
仕事内容や待遇面
特にトラックドライバーの場合は、荷物を依頼主のもとまで届ける作業が主な仕事です。
比較的単調な作業の連続ですので、仕事に刺激や変化を求める人には退屈に感じる可能性は高いです。
また未経験の場合は待遇面に関しては一からのスタートとなるため、給料が下がる可能性も十分にあります。
一般企業などで働いていた方にとっては待遇面での不満が発生するリスクは考えておきましょう。
若手ドライバーとの付き合い
トラックドライバーの年齢層で一番比率が高いのは、30~40代のドライバーです。
仕事を円滑にしていくためにもコミュニケーションを取ることは避けられないでしょう。
しかし年齢層が違うため、ジェネレーションギャップを感じやすいというリスクが懸念されます。
また中には昔気質のドライバーがいることもあり、付き合いにくくコミュニケーションに苦労する場合も。
基本的なことですが、挨拶をしっかりおこない愛想よく接していればスムーズに付き合えるでしょう。
合わない人がいると感じた場合、無理に付き合わずとも問題はない職場がほとんどです。
よくある質問
最後に、ドライバー転職に関してよくある質問をまとめます。
ドライバーの平均年収は?
国土交通省の調査からはトラックドライバーの平均年収は400万円前後となっています。
また労働時間や車種次第では、年収が500万円を超えることもあります。
年齢や性別、年数によって違いはあるものの、月収的には30万円前後となるでしょう。
タクシードライバーやバスドライバーは所属する会社や個人タクシーなども様々なため、形態によって変わるでしょう。
ドライバーに向いているのはどんな人?
向いているのは、
・運転が好き
・初対面でもコミュニケーションが取れる
・安全意識が高く、短気でない
・ルーティンワークが苦手でない
・労働時間にこだわりはない
・体力に自信がある
これらの特徴に少しでも当てはまっている人と言えます。
まとめ
この記事では、ドライバーへの転職について、後悔した声がある原因と対策、50代で転職することについてもまとめました。
ドライバー業界は現状人材不足なため、転職しやすい業界と言えるでしょう。
少しでも興味があり、向いていると感じたら転職に踏み切ってみるのも有効かもしれません。
ただ後悔・失敗はしないために、転職サイトや転職エージェントの利用をおすすめします。
まず気になった転職サービスに登録をしてみるのもおすすめです。