転職エージェントは使わない方がいい?他の転職方法や利用のメリット・デメリットを解説

 
 

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転職エージェントを活用することは、転職活動において有効な選択肢の一つです。 ですが全ての人に転職エージェントの利用が向いているとは限りません。 転職エージェントを利用せずとも転職活動が成功するケースも多く、自分に合った方法を選ぶことが重要です。 この記事で転職エージェントを利用しない転職方法や、利用のメリット・デメリットについて解説します。

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目次

転職エージェントとは

転職エージェントとは、「人材紹介会社」とも言い換えることができ、採用を検討している企業と、転職を考えている求職者を繋ぐ仲介としての役割を担います。 求職者は転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーがついたり、転職相談や面接対策、書類の添削等の手厚いサポートを受けられます。

求職者が転職に成功すると、転職エージェントが企業から報酬を得るというビジネスモデルを展開しています。 転職エージェントはしっかり企業から報酬を貰っているので、求職者は安心して、無料で全てのサポートを受けることができます。 担当者はボランティアではないです。真摯に対応してくれないなどのよくない担当者がいる場合は、すぐに変更を申し出て我慢しないようにしましょう。

転職エージェントを使わない方がいいと言われる理由

転職エージェントについての口コミや評判などで「使わない方がいい」と言われているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
実際に転職エージェントには使うことのリスク・デメリットがあるので、よく考えてから使う必要があります。
まずは、転職エージェントを使わない方がいいと言われる3つの理由を紹介します。

希望に沿わない求人を紹介されるから

担当のキャリアアドバイザーとの面談を通じて、希望条件を伝え、それに合った求人を紹介してもらうのが理想の流れです。
しかしながら現実では、希望条件に見合わない求人ばかりを紹介されてしまうことあります。
特に質の悪い転職エージェントは、エージェント側の報酬が良いなどの理由でブラック企業の求人を優先的に紹介してくるものも。
また保有求人の少ない転職エージェントからは、的外れな求人を紹介されることもあります。

担当者との相性が合わないから

転職エージェントの担当キャリアアドバイザーとの相性が合わず、ムカついてしまうこともあります。
志望している業界の知識に疎かったり、アドバイザーとしてのキャリアが浅くて信用できなかったりと、様々な理由で担当者に

自分のペースで進められないから

転職エージェントから、応募や面談を急かされることがあります。
中にはサポート期間が決まっている転職エージェントもあるので、まだ転職すること自体迷っている方にとってはストレスになりかねません。

転職エージェントを使わないメリット

転職エージェントを使わないメリットはどんなものがあるのでしょうか。詳しく解説します。

何個でも求人に応募できる

転職エージェントを利用して転職活動を行う際、応募できる求人に上限があることがデメリットになります。 転職サイトなどと異なり、担当のキャリアアドバイザーが求職者の適性を判断して、合いそうな求人を紹介してもらう形なので、希望する業界・職種に片っ端から応募することなどは出来かねます。

対して転職エージェントを使わなければ、そういった上限に囚われることなく何個でも求人に応募することが可能です。自身で求人を探して応募できる転職サイトを使用することで、転職エージェントを使わなくてもたくさんの求人情報を比較検討することが可能です。

求人情報を気軽に確認できる

転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーとの面談を通して、求職者それぞれに合った求人を紹介してくれるサービスです。 そのため、自分で求人情報を比較したくてもできない場合が多いです。ですので、転職エージェントを介さなければ自分で見たいときに求人情報を閲覧することが可能になります。

担当者との相性や質によって左右されることがない

転職エージェントを利用すると、担当者との相性や質によって紹介される求人や転職の成功度合いが左右されるかもしれないデメリットがあります。 担当のキャリアアドバイザーにも得意・不得意があり、また経験や実績も異なります。また話が合うかどうか、対応が遅い、上から目線で対応してくるなど、関わってから分かる実態もあり、事前に避けることは難しいです。 転職エージェントを使わないだけで、こういった担当者に関連する問題に出くわさずに済むのです。

不要なメールが届くことがない

転職エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーからの連絡が頻繁に来る・やり取りに手間がかかるというデメリットがあります。 キャリアアドバイザーを通じて企業への応募や日程調整を行うので、こまめな連絡が必要不可欠です。

一方で、転職エージェントを使わない場合は、こういった面倒なメールややり取りをする必要性がなくなります。

希望に沿った求人に出会える

転職エージェントを利用する際、希望条件と異なる求人を紹介されてしますことがデメリットとして挙げられます。 担当のキャリアアドバイザーは、複数の求職者を一人で担当しています。そのため、情報が混じって誤った求人を紹介されることがあります。

企業との契約や報酬が高い案件など、転職エージェント側の事情に振り回されたくない方は、転職エージェントを使わずに転職活動をすることがおすすめです。

自分のペースで進められる

転職エージェントを利用する際、転職活動を急かされることや内定承諾を迫られるなど、自分のペースで転職活動を進められないというデメリットがあります。 エージェントも仕事なので、内定を承諾させて結果を出すことを意識しています。

こういった転職エージェント側の都合に振り回されることを避けられるという点から、転職エージェントを使わないメリットがあると言えます。

地方求人や零細企業の求人も探しやすい

地方で転職をしたい・Uターン・Iターン転職を考えている方にとって、転職エージェントは地方の求人数が少ないことがデメリットになります。 企業側の視点として、転職エージェントはかなり高額なサービスです。そのため、地方の中小企業や創業間もないベンチャー企業は転職エージェントに登録することが難しいのが現状です。 そのため地方企業や零細企業の求人を探している方にとって、転職エージェントを使わずにいた方が求めている求人を探しやすいということになります。

転職エージェントを使わないデメリット

転職エージェントを使わないメリットについて解説してきましたが、反対に使わないことのデメリットはどんなものがあるのでしょうか。ここでは転職エージェントの良い点を紹介するとともに、転職エージェントを使わないことのデメリットについて解説します。

手厚いサポートを受けられない

転職エージェントを使わないことのデメリットとして、手厚いサポート受けることができない点が挙げられます。

転職エージェントを利用するメリットとして、キャリア面談や書類添削などのサポート、企業との面倒なやり取りまで完全無料で利用できることが挙げられます。 そうすると、転職エージェントはどこから収益を得ているのか気になるかと思います。このビジネスモデルとして、紹介した企業に求職者が入社すると「紹介料」として企業側から高額の報酬を受け取る仕組みになっています。そのため、求職者はお金を払わずとも転職の手厚いサポートを受けることが可能になっています。 ハイクラス向け転職エージェントなど一部のサービスで有料プランを展開しているものもありますが、基本的に無料で全てのサービスを利用できる媒体が多いです。

非公開求人に応募できない

転職エージェントを利用するメリットとして、限定的に公開されている「非公開求人」に応募することが可能になることが挙げられます。 非公開求人は、応募数が増えてしまうことを避けたい人気企業・大手企業が展開していることが多く、年収も高い傾向にあるのが特徴です。そのため求められるスキルや経験もレベルが高くなりますが、キャリアアドバイザーが適性を判断して紹介してくれるためマッチングがいい求人であることが期待できます。 転職サイトにはない求人、更にはその転職エージェントにしか掲載されていない非公開求人も数多くあるため、複数の転職エージェントに登録して非公開求人を吟味するのも一つの手ですね。

キャリア相談に乗ってもらえない

転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれることがメリットになります。 1on1の面談で今までの経験やキャリアから希望する業界・職種、今後のキャリアプランについて相談することで、自分にぴったりの求人を紹介してもらえます。 そもそも転職自体を迷っている方も安心してください。転職のプロに直接相談することで、自身の強みや転職を検討する理由が明確になって転職しない方が自分にとっていい選択だと分かる場合もあります。 家族や友人、同僚に話しにくいプライベートな内容なので、第三者としてエージェントを活用するものOKです。

書類添削や面接対策などを自力で行う必要がある

転職エージェントを使わずに転職をする際に大きな壁となるのが、書類添削や面接対策を自力で全て行う必要があるということです。

一方で転職エージェントを利用することで、自分一人では難しい書類の添削や面接対策などの選考対策をみっちり行うことができます。 転職活動が初めての方は特に、「職務履歴書の書き方がわからない」「書類審査で落とされる」「面接で話すことがない」などの悩みがあるのではないでしょうか。そこで転職エージェントに登録すると、企業の採用ニーズや選考プロセスを熟知したキャリアアドバイザーから客観的な意見をもらいつつ選考対策を徹底することができます。 面談を通じて自身の強みが見つかることで、面接で効率よく自己アピールすることができます。選考対策のサポートを使い倒して、内定率を上げていきましょう。

応募や年収交渉などの手続きが面倒

転職エージェントを使わないことのデメリットとして、求人への応募や年収交渉などの手続きを全て自分で行わなければならない点が挙げられます。

一方で転職エージェントを利用すると、自分では面倒な応募や言いにくい年収交渉などをすべて代わりに行ってくれます。 例えば転職サイトや企業のホームページから直接応募すると、応募の手続きや面談の日程調整などのやり取りがあります。しかし転職エージェントを利用するとキャリアアドバイザーが仲介してやり取りを行ってくれます。エージェントを挟むことで、「忙しい時間に連絡することにならないか」「失礼のないメールの文章になっているか」などの余計な心配をする必要がなくなり、ストレスもかかりません。 また転職で年収アップを目的にしている方は多いと思いますが、そのカギを握る年収交渉を代わりに行ってもらえるのも便利なポイントです。エージェントは交渉の実績も豊富で、中には年収100万円アップを達成することもあるのだとか。

面接のフィードバックがない

何度面接を受けても落ちてしまう…そういった場合にどの点が悪かったのかフィードバックが貰えれば改善の余地がありますよね。転職エージェントを使わない場合はありませんが、エージェントを使うとこうしたフィードバックや面接のコツを教えてもらうことができます。 通常、面接など選考の評価内容は知らされないことがほとんどです。しかし転職エージェントを利用していると、キャリアアドバイザーが採用担当とやり取りをする中で評価内容を聞き出して共有してもらえることもあります。 特に残念ながら不採用となってしまった面接のフィードバックを聞くことで、反省点や改善点を見つけて今後の選考対策に活かすことも可能です。合格した際の評価を聞くことで自信をつけることもできます。 採用担当からのフィードバックを貰える機会は滅多にないです。これを活かして面接の選考通過率を上げましょう。

退職手続きや入社後の行動がわからない

退職をする際の数多くの手続きや入社後に必要な書類や準備など、転職エージェントを使わない場合は自力で調べて対処する必要があります。

一方で転職エージェントを利用すると、晴れて内定を貰ったあとも退職手続きや入社後活躍するためのフォローなどをしてもらえるというメリットがあります。 初めての転職であれば、もちろん退職も初めてですよね。転職エージェントは転職にまつわる全てのサポートをしているので、退職手続きのフォローもしっかり行ってくれます。 また未経験職種に転職する方など入社後に不安がある方には、入社してから活躍するために気を付けるべきポイントやアドバイスをしてくれます。安心してチャレンジできますね。

職場の人間関係などの内情は入社後にしかわからない

転職エージェントを使わないデメリットとして、職場の人間関係や内情などを事前に知ることができない点があります。

転職エージェントを利用すると、入社しないとわからないような人間関係や社風など内部情報を教えてもらえます。 エージェントは今まで培ってきた採用担当者や経営層とのコネを活かして、転職サイトやホームページからはわからないような内部情報を入手しています。 そのため、実際に働く環境とのギャップをなくしてミスマッチの少ない転職活動にすることができます。 もっと社員の本音や口コミが知りたい方は、OpenWorkという口コミサイトで企業の実情を確認してみるのもよいでしょう。

転職エージェントを使った方がいい人

ここまでで転職エージェントを使うメリット・デメリットについて紹介してきました。ここからは転職エージェントを使った方がいい人の特徴を詳しく紹介していきます。基本的には、転職活動全般に対して自信がない方に向いていると言えます。

初めて・ブランクありなど転職に自信がない人

「転職活動が初めて」「一度退職してから時間が空いている」「今までのスキルや経験に自信がない」といった方は、転職エージェントの利用がおすすめです。 転職エージェントは、求人探しから選考対策、キャリア形成に関するアドバイスなど、全方位から転職活動サポートをしてくれます。 転職エージェントは、スキルや経験のある高年収向けのサービスに思われがちですが、最近では第二新卒・既卒向けや女性向けなど、求職者の属性に特化したサービスが増えてきており、自分に合った職探しをサポートしてもらえるので、満足度も高いようです。

全ての面倒を任せたい人

転職活動における面倒なことすべてを任せたい方は、転職エージェントを利用すべきです。 転職サイトや企業のホームページから直接応募すると、求人探しから応募書類作成、選考対策や面接日程調整、更には内定後の退職手続きや入社日調整など、企業とやり取りしなければならないことが多数存在します。 一方で転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーが一括して企業とのやり取りを仲介してくれるので、面倒なやり取りを軽減させることができます。 今までの実績から信頼度の高いアドバイスを貰えるので、効率よく転職活動を進められるでしょう。

悩みを相談するなど客観的な意見を聞きたい人

自身のキャリア形成や転職をするタイミングなど、転職のプロであるキャリアアドバイザーからの客観的な意見が聞きたい方は、転職エージェントの利用がおすすめです。 自分一人で活動すると、自身の強みが分からなくなったり、焦って転職してミスマッチの多い職場に入ってしまったりと、転職に失敗してしまうリスクを避けることはできません。 また家族や友人に話しにくいことでも、第三者であるキャリアアドバイザーには相談しやすいこともあるでしょう。客観的な意見をすぐに聞ける存在が近くにいることで、自身の進む方向を即座に修正することも可能です。 客観的な意見を取り入れて転職活動を進めたい方は、積極的に転職エージェントに登録してみましょう。

自分にあう求人を効率よく見つけたい人

自分の希望する条件や自身の市場価値に合った、マッチング度の高い求人をスピーディーに見つけたい方は、転職エージェントの利用がおすすめです。 例えば転職サイトを利用すると、自身の希望する職種や勤務地、年収などから絞り込み検索をすることが可能ですが、その中からより詳細な情報を吟味して比較検討をするなどで企業を選んでいくので、非常に時間がかかります。 一方で転職エージェントを利用すると、面談を通じてキャリアアドバイザーに希望条件や自身の強みを知ってもらうことで、自身に合っていそうな求人を厳選して紹介してもらえます。 適性を加味して、かつ質の高い求人を紹介してもらえるので、比較検討する時間も圧倒的に短縮されることが期待できます。

内定確率を上げたい人

内定確率を上げて転職活動を成功させたい方は、転職エージェントの活用が必須といえます。 先述の通り、転職エージェントのサポート内容は応募から退職手続きまで幅広いことが多く、中でも書類添削や面接対策など選考プロセスごとの手厚い支援が魅力の一つです。 また一般的に選考の方法や重視している観点は企業ごとに異なりますが、転職のプロであるキャリアアドバイザーは企業ごとの特色や対策方法まで隈なく教えてくれます。 効率よく対策をして内定確率を上げることで、自身が本当に行きたい企業への転職に繋がります。

現職が忙しくサポートが必須な方

現職の仕事をしながら合間を縫って転職活動をしたいと考えている方は、転職エージェントの利用がおすすめです。 普段の仕事と転職活動を両立させることとなると、時間的に余裕もなくハードになりがちです。そうして転職を諦めてしまう方も少なくありません。 転職エージェントは、担当のキャリアアドバイザーが求人紹介や応募手続き、日程調整や年収交渉など、手間がかかる工程をすべて代わりに行ってくれるものなので、時間的・精神的にも余裕が生まれやすいです。

人間関係などを事前に知っておきたい人

転職したい理由の中でも「職場の人間関係」が占める割合は非常に高いです。 転職エージェントは企業の採用担当者と密にコミュニケーションを取っているため、外部ではなかなか手に入らない内部情報や人間観海などの情報を握っていることも多いようです。 今の職場の人間関係に辟易している方や、いわゆる「上司ガチャ」が気にしている方は、転職エージェントを伝って生の声を聞き出してみるとミスマッチを減らせそうですね。

転職エージェントを使わない方がいい人

ここでは転職エージェントを使わない方がいい人の特徴を紹介します。先ほどの向いている人の特徴と合わせて、自身にどの点が当てはまっているかを照らし合わせてみてください。

紹介を断れない・他人の意見に流されやすい人

紹介やおすすめを断れない人、他の人の意見に流されやすい人は、転職エージェントを使わない方がいいでしょう。 転職エージェントもあくまで仕事なので、希望条件と異なっていても成功報酬の高い求人を優先的に紹介してくることもあり得ます。 失敗しないためにも、転職に関して自分の意見や希望条件を持っているならしっかりと伝えることが重要です。 断るのが苦手な人や押しに弱い人、意見に流されやすい人は担当者のいない転職サイトを利用する方がいいかもしれません。

自分のペースで転職活動をしたい人

転職をゆっくりと自分のペースで進めたい方は、転職エージェントを使わない方がいいでしょう。 転職エージェントは効率よく転職活動を進めるノウハウを持っている分、時には早急な内定承諾を提案されることやスピーディーな意思決定が求められることもあります。 そのため、まだ転職自体するかどうか悩んでいる方やじっくりと比較検討をしながら進めたい慎重派の方が転職エージェントを使うと、常に急かされている感覚になり嫌悪感を抱きかねません。 キャリアアドバイザーがサポートをして関わってくれている分、自分の希望通りにすべてことが運ぶと考えない方がよいでしょう。

行きたい企業がすでに決まっている人

行きたい企業や転職先が決まっている方は、転職エージェントをつかわない方がよいでしょう。 行きたい企業と直接やり取りする方が、手間が省けるからです。 また地方の中小企業や創業してからすぐのベンチャー企業、NPO法人など法人系に行きたいと考えている方は、転職エージェントに求人がない可能性が高いので、使わない方がよさそうです。

自己分析や選考対策が自力でできる人

自己分析や選考対策を自力で行える方は、無理に転職エージェントに登録しておかなくても問題ないです。 必要のない対策はかえって時間の無駄になります。 選考に関して不安が全くない方やキャリアアドバイザーを仲介せずスピーディーに選考に臨みたい方は直接応募してみるのがおすすめです。

転職エージェントを使わない転職方法

転職エージェントを使いたくないという方に向けて、転職エージェントを使わない転職方法を6つ紹介します。

転職サイト

転職エージェントを使わない転職の方法として、転職サイトがあります。 転職エージェントと併用することがおすすめですが、転職サイトだけでも転職は可能です。 メリットとして、無料で利用でき、自分の好きなタイミングで好きな条件で求人を探すことができるため、すぐに転職しなくても問題ないことが挙げられます。 デメリットは、サポートがないこと、職場関係などの内情はわからないことです。 転職サイトで情報収集をするのであれば、大手総合転職サイトであるdodaやマイナビ転職、リクナビNEXTの利用がおすすめです。

企業ホームページ

応募したい企業が既に決まっている方は、企業のホームページから応募することも検討するのも良いでしょう。 直接企業とやりとりすることで、企業への熱意をアピールすることができます。 ただし求人募集がいつあるかは不明確で、自分で求人情報を探す必要があります。 転職エージェントに掲載されていない、地方中小企業や若いベンチャー企業なども企業の採用ページから直接応募することになります。

ハローワーク

転職エージェントを利用しない転職方法として、ハローワーク(公共職業安定所)を使う方法があります。 無料で相談でき、書類の添削もしてもらえるので、簡易的なサポートを受けることは可能です。 しかし混雑していることが多く、担当者が毎回変わってしまうので相談しにくいことが懸念点です。

採用担当者のSNS

最近は企業の採用担当者がSNSで発信していることがあり、公式サイトや転職エージェントよりもカジュアルに選考に進むことが可能です。 社風や職場の人間関係など、素直な雰囲気を知ることができます。 しかしSNSの募集を行っている企業はごく稀なので、希望条件を優先した転職がしたい方にはおすすめできません。

リファラル採用

応募先の企業に知り合いや友人がいある場合、推薦や紹介という形で採用をを行うリファラル採用も手段の一つです。 社員の紹介であるため信頼を得やすく、社内の内部情報をしっかり把握できるのがメリットです。 一方で知り合い・知人の紹介ということもあり、条件が気に入らなかった場合断りにくいことが懸念点となります。

オファーやスカウトを活用する

オファーやスカウトを活用することも、転職エージェントを利用しない転職活動の方法です。 最近では、自身のプロフィールを記入するとそれを見た企業からオファーやスカウトメールを受け取ることができるサイトがあります。 自分から求人を探しにいく手間が省けるので、現職が忙しい方でも並行して転職活動を進めることができます。 しかし人気企業や有名企業からのオファーは珍しく、希望と異なる職種のスカウトが多いことに注意してください。

【総合型】おすすめの転職エージェント

ここまでで転職エージェントを使わない方がいい理由やメリット・デメリットについて紹介してきました。ここからは先述のメリット・デメリットを踏まえ、転職エージェントを使うか迷っている人にもおすすめできる転職エージェントを紹介していきます。

doda

dodaは、業界最大級の求人数を誇る総合型転職サービスです。
dodaの最大の特徴は、登録することで転職サイトと転職エージェント両方の機能を利用できるところです。
dodaエージェントサービスを利用すると業界や業種、エリア別などの動向に精通したキャリアアドバイザーが専任担当として求職者のサポートをしてくれます。
dodaは転職応援コンテンツも充実しているので、情報収集するのにもおすすめです。
基本情報

運営会社 パーソルキャリア株式会社
求人数 約20万件以上※2025年6月時点
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ 総合型転職サイト・エージェント
公式サイト doda

メリット
業界最大級の求人数
転職市場に精通した専門スタッフ
企業1社ごとに採用プロジェクト担当1人
詳細な求人検索
転職フェアを多数開催
デメリット
連絡が遅いことがある(登録からカウンセリングまで2週間程度かかることあり)
アプリが重い
担当者の当たり外れの差が大きい
利用時のポイント・活用術
サイト・エージェントのどちらとしても活用する

ビズリーチ

ビズリーチは、国内最大級のハイクラス求人に特化した転職サービスです。
企業から直接スカウトを受け取ることができ、スカウトから市場価値のチェックにも利用可能です。
有料サービスに登録すると全てのスカウトに返信できるようになりますが、基本機能は無料で利用が可能です。
自分の市場価値を知りたい方や高年収を目指しているという方におすすめです。
基本情報

運営会社 株式会社ビズリーチ
求人数 約159,000件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ スカウト型転職サービス
公式サイト ビズリーチ

メリット
年収1,000万円以上のハイクラス求人が3分の1以上
導入企業数33,200社(累計)
一定の基準を満たした優秀なヘッドハンター
他の転職サービスでは無い求人にも巡り合える
デメリット
手厚いサポートはほとんど無し
応募のハードル高め
登録自体に審査あり
利用時のポイント・活用術
サポートが手厚いdodaなどのエージェントサービスも併用する

ハタラクティブ

ハタラクティブは、スキルや経歴に自信が無いという方に特化した就職・転職サービスです。
適正のある求人のみを紹介してくれ、受ける企業1社ごとにしっかりと面接対策を行なってくれるので、たくさんの会社の選考を受ける必要がないということが特長です。
20代のフリーター・既卒・第二新卒・大学中退などはじめての就職や転職の方などが安心して転職活動を行うことができます。
基本情報

運営会社 レバレジーズ株式会社
求人数 約5,000件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ フリーター・既卒・第二新卒特化型就職エージェント
公式サイト ハタラクティブ

メリット
未経験の方向けの求人が豊富
受ける企業に合わせて選考対策
86.5%が大企業に内定
デメリット
高年収求人、地方の求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
首都圏・関西圏以外の求人を探す場合はdodaも併用する

type女性の転職エージェント

type女性の転職エージェントは、25年以上にも渡って女性の転職をサポートしてきた転職エージェントです。
女性の転職に強い「女の転職type」を運営しているため、長年の豊富な女性転職にまつわるノウハウを持っています。
また、転職活動中の面接のメイクやスーツの身だしなみなどに迷う女性のためのメイクアップサービスを開始し、手厚くサポートしてくれます。
基本情報

運営会社 株式会社キャリアデザインセンター
求人数 約13,000件
(非公開求人22,000件)
求人対応地域 全国(首都圏中心)
転職サイトのタイプ 女性特化型転職エージェント
公式サイト type女性の転職エージェント

メリット
年間12,000名以上のキャリアカウンセリングで実績あり
25年以上続いているため独占求人もあり
転職サイト「女の転職type」の情報と合わせた情報を提供
面接メイクアップサービス
デメリット
地方の転職には向いていない
求人数は少なめ
利用時のポイント・活用術
地方の求人を探している場合は全国各地の求人と女性向けの求人の取り扱いが豊富なdodaを併用する

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Webエンジニア特化型転職エージェントです。
求職者のスキルや経験に合った業界知識が豊富なアドバイザーがサポートしてくれます。
また、会社ごとの専任担当者が現場にもヒアリングを実施しているため、リアルな情報を提供してもらうことができます。
企業別の面接対策なども行なっており、手厚いサポートを受けたい方におすすめです。
基本情報

運営会社 レバテック株式会社
求人数 約44,000件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ IT特化型転職エージェント
公式サイト レバテックキャリア

メリット
IT・Web業界を知り尽くしたアドバイザー
年7,000回の企業ヒアリングで現場のリアルな情報を常に把握
内定率を上げる企業別の面接対策
スピード内定を目指せる
デメリット
エンジニア未経験者の求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
IT業界未経験者向けの求人が豊富なウズカレITなどを利用する

転職エージェントを使う流れ

転職エージェントを利用する上で、全体的な転職の流れを知っておくことで効率よくエージェントを活用することができます。ここでは転職エージェントを利用する場合の転職活動の流れを詳しく解説します。

1.転職エージェントに登録する

ほとんどの転職エージェントは企業からの採用成功報酬で成り立っているため、求職者は完全無料でサービスを利用することができます。 「どれに登録すればいいか分からない!」という方は、先述のおすすめ転職エージェントの中から選んでみて一度登録してみましょう。

2.担当のキャリアアドバイザーと面談をする

転職エージェントは転職サイトと異なり、登録後すぐに担当者が付いて面談をすることになります。 初回の面談は大事で、ここで自身の希望条件や転職の目的を明確に伝えることで後の求人紹介で自身が理想とする求人に近いものを紹介してもらいやすくなります。 この面談でキャリア形成について相談するのもよいでしょう。自身の今までの経験やスキル、強みや弱みについて、客観的な立場から意見を貰えます。

3.求人紹介・応募・選考対策

面談を通して得た情報から、キャリアアドバイザーが自分にある求人を紹介してくれます。 気に入った求人があれば応募したい旨を伝えましょう。面倒な手続きなく、エージェント側で応募・選考の日程調整も行ってくれます。 その後に始まる選考に向けて対策もこのタイミングでしておきましょう。 キャリアアドバイザーが企業ごとの選考のコツを教えてくれることがあるので、担当とともに万全の対策をしていきましょう。 特に業界特化型の転職エージェントであれば、業界知識や特有の質問に対しての対策も可能なので、興味がある業界・職種が決まっている方は専門性のある特化型エージェントを活用してみてください。

4.選考(書類・面接)

書類選考や面接を実施する企業が多くありますが、転職エージェントであれば対策可能です。 また面接のフィードバックを貰えることもあるので、どんどんブラッシュアップをして選考通過率を上げていきましょう。

5.内定

全ての選考を通過すると、晴れて内定となります。 内定承諾期限が決まっている企業がほとんどですが、他の企業と比較をして時間がある限りじっくり考えましょう。 このときダメなエージェントだと承諾を急かしてくることもありますが、大事な決断なので焦りは禁物です。

6.意思決定・年収交渉

入社をしたい旨を伝えてもらったり、自分では言い出しにくい年収交渉をエージェントが代わりに行ってくれるのもこのタイミングです。 年収交渉は特に自分でやりにくいものなので、転職エージェントを利用していれば担当にお任せすることができます。 キャリアアドバイザーも採用年収に応じて報酬が決まる仕組みがあるので、年収を上げようと交渉を頑張ってくれるはずです。

7.入社

全ての手続きが終了して最終的に入社日を決定します。 この際転職エージェントを利用していると、現職の退職手続きや入社後の活躍サポートまで行ってくれることがあります。 最後まで手厚いサポートを受けることができるので、やはりエージェントの活用が転職成功のカギといえるでしょう。

転職エージェントを上手く活用する7つのポイント

ここでは、転職エージェントを上手く活用し、転職を成功させるための方法を7つ紹介します。 先程までで紹介してきた方法と重なる部分もありますが、大切なポイントなのでしっかり参考にしてください。

総合型と特化型を複数登録する

先程も述べましたが、転職エージェントを複数登録することでメリットがたくさんあります。 紹介してもらえる求人の幅が広がり、媒体ごとのサポート内容を使い分けて選考対策を万全にすることが可能です。 業界横断的に満遍なく求人を掲載している総合型転職エージェントと、業界職種・属性に特化した専門性のある特化型エージェントとを併用してみてください。

サポートを最大限活用する

転職の選考フローには、職務履歴書などによる書類選考や面接が複数回あることも少なくないです。こうした選考を突破して内定を獲得するためにも、適切な対策が必要になってきます。 転職エージェントに登録すると、業界や企業ごとのアドバイザーが手厚くサポートしてくれることが多いです。書類添削や面接練習を積極的にお願いしましょう。 自分が描きたいキャリアに対して、転職市場のプロとしてアドバイスをしてもらえるので、悩みがあるときは積極的に相談してみるのもおすすめです。

自分の希望条件やスキル・経験を明確に伝える

転職エージェントに登録すると、すぐに担当者との面談が入るケースが多いです。 この面談で、自分が希望する条件(給与・休日・勤務地・福利厚生・待遇など)や転職をする目的をしっかり伝えておくことで、後々紹介される求人とのミスマッチを回避することができます。 また、転職の期間や入社希望日を伝えておくと、スムーズに求人を案内してもらえます。 まだ具体的な希望条件や目的が決まっていない方は、現職の不満点や自分の理想から逆算して明確にしてから担当者との面談に臨みましょう。

積極的に情報収集・自己分析を行う

全てエージェントが行ってくれるからといって、受け身の常態でいるのはかえって危険です。キャリアアドバイザーにとって都合の良い求人ばかりを紹介される羽目となってしまいます。 これを防ぐためには、自分から情報を集めて時には取捨選択をすることが重要です。自分でリテラシーを持っておけば、万が一よくない求人を紹介されても断ることができます。 また自己分析はしてもらうだけでなく、自分からしてみましょう。選考対策は担当からのアドバイスだけでなく、自分から行うことで実りあるものになります。転職を成功させるためにも、積極的な姿勢は欠かさず持っておくようにしましょう。

条件面で交渉をしてもらう

キャリアアドバイザーに、年収交渉や制度など条件面での交渉をお願いしましょう。言いにくいかもしれませんが、入社してからでは変えられない場合がほとんどです。 自身の希望条件を明確にして妥協しないためにも、交渉のプロでもある担当に連絡をして交渉をしてもらいましょう。

担当エージェントとこまめに連絡を取り合う

担当エージェントとこまめに連絡を取り合うことは、転職エージェントを活用するうえで重要なポイントです。 キャリアアドバイザーは複数の求職者を同時に担当しています。いい求人情報が入ってきたとき、紹介する順番は連絡を最後に取った日付順であることもあるようです。そのため、何週間も連絡を返していないような求職者にはいい求人が届きません。 また転職活動中に何か変わったことがあれば、すぐに連絡しましょう。そうすることで求職者とエージェントで齟齬のないコミュニケーションをすることに繋がります。

担当者と合わなければすぐに変更を申し出る

担当のキャリアアドバイザーと相性が悪いと感じた場合、すぐに担当者を変更してみましょう。 既に数回やり取りをしていると若干気まずいかもしれませんが、交代はよくあることなので全く問題ありません。 メールや電話一本ですぐに変更することも可能です。担当者との馬が合わないことを正直に伝え、気持ちよく転職活動が進められる担当者に出会えることを望みましょう。

まとめ

転職エージェントは求人紹介や面接対策などの手厚いサポートを無料で受けられるため、基本的には利用することをおすすめします。 ですが、転職エージェントを使わない方が良いタイプの人もいるので、自分の転職活動のスタイルに合わせることが大切です。 転職するには色々な方法があります。 いずれもメリット・デメリットがあるので、しっかり自己分析をして上手く使い分けていきましょう。

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