転職活動をしている第二新卒の方の中には、「これから面接が控えているけれど、どのように面接対策をすれば良いのかわからない」という方も少なくないと思います。
そこで本記事では、第二新卒の面接でよくある質問やおすすめの転職エージェントを徹底解説します。
転職エージェントを活用することで転職成功率を上げることができるので、ぜひ登録してみてください。
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目次
第二新卒の面接で面接官が見ているポイント
まずは第二新卒の面接で面接官が見ているポイントについて紹介します。
面接官が見ているポイントを対策することで、内定率を上げることができるのでしっかりと確認しましょう。
面接官が見ているポイントは主に以下の6つが挙げられます。
・前職でどのような経験をしたか
・新卒入社した会社のように早期退職しないか
・社会人の基礎が身についているか
・熱意やポテンシャルはあるか
・即戦力として活躍できそうか
・服装・髪型などの身だしなみ
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
前職でどのような経験をしたか
第二新卒の場合、前職での経験を見られます。
どのような経験をし、どのような成果を上げてきたのか回答できるように準備しておきましょう。
第二新卒が新卒と異なるのは社会人経験がある点です。
前職の経験を活かせる場面であれば、入社後に活躍できそうだと好印象を与えることができます。
新卒入社した会社のように早期退職しないか
第二新卒は、新卒で入社した会社を3年未満で辞めているため面接官は、「うちの会社もすぐに辞めるのではないか」と不安を感じています。
そのため、すぐに辞めないことや長く働きたい意志があることを伝えることが大切です。
早期退職しない意思を伝えるために、「社会人になったことで学生の時はわからなかった自分が本当にやりたいことがわかりました。それを叶えられるのが御社です」などと説明するようにしましょう。
社会人の基礎が身についているか
第二新卒は新卒と違って、社会人経験があります。
そのため面接官は社会人の基礎やビジネスマナーができているかを見ることが多いです。
面接官が社会人の基礎として考えていることは、以下の通りです。
しっかりと確認しておきましょう。
・挨拶と返事
・コミュニケーション能力
・人の目を見て話せるか
・丁寧語、尊敬語、謙譲語の使い分け
・椅子の座り方
・入室時と退室時のマナー
熱意やポテンシャルはあるか
面接官が見ているポイントとして、スキルや経験よりも熱意ややる気を重視していることが挙げられます。
企業が感じる第二新卒の魅力として、社会人経験が浅い分、柔軟性がある点や企業風土に馴染みやすく育てやすい点、能力の伸びしろが大きい点などがあります。
ここでも早期退職しないことをアピールするために、前職の時とは違うという熱意ややる気をしっかりアピールしましょう。
即戦力として活躍できそうか
第二新卒は即戦力として期待される側面もあります。
第二新卒は中途採用と近い扱いをされることが多く、すぐに活躍できそうか見られます。
新卒のように、ポテンシャルだけでの採用ではないことを覚えておきましょう。
服装・髪型などの身だしなみ
第二新卒の転職活動では、30代などのキャリア採用よりも身だしなみが重要視されることが多いです。
第二新卒の方には実績やスキルによる差異が生まれにくいという側面があるため、ビジネスパーソンとして適切な振る舞いができるかどうかが注目されやすいです。
身だしなみからはビジネスパーソンとしての振る舞いや判断力も読み取られるため、誰に対しても不快感を与えないような身だしなみを整えるようにしましょう。
第二新卒の面接で自己紹介を聞かれた時の答え方
ここでは、第二新卒の面接で自己紹介について聞かれた時の上手な答え方を紹介します。
自己紹介は冒頭でよく聞かれる質問なため、あなたの第一印象を決めるものとなります。
しっかりと対策するようにしましょう。
質問:「自己紹介をお願いします」
<OKな回答例>
〇〇と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
私は〇〇大学を卒業後、1年半にわたり、◻︎◻︎の営業担当として働いてまいりました。主に、飲食店や小売店を対象に、商品導入の提案やアフターフォローを行っておりました。営業活動では、お客様の課題を的確に把握し、課題解決につながる商品を提案することを大切にしてきました。
その結果、導入事例が増えたことで2年目には”新規契約数が前年比150%”となり、チーム全体の売上向上にも貢献できました。こうした課題解決型の営業スタイルは、御社の製品提案においても大いに活かせると考えております。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
<NGな回答例>
〇〇と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
正直、まだ御社の業界や仕事内容についてあまり詳しくありませんが、働きながら学んでいければと思っています。特別な実績はありませんが、努力する姿勢だけは誰にも負けないと自負しています。
今はまだ自信はありませんが、成長して御社に貢献したいと思っています。よろしくお願いします。
<ポイント>
自己紹介で話す内容は以下のような流れで組み立てるようにしましょう。
1.氏名、挨拶(面接に招かれたことへの感謝も伝えると良い)
2.簡単な経歴(卒業大学・学校名や入社年度なども入れると良い)
3.現職について(社名・所属・職種など)※離職している場合は直近の前職
4.アピールしたいことの要点(強み・スキル・今後の目標など)
5.締めの言葉(志望動機や入社意欲を伝えると良い)
第二新卒の面接で自己PRを聞かれた時の答え方
ここでは、第二新卒の面接で自己PRについて聞かれた時の上手な答え方を紹介します。
自己紹介と似ていますが、「何をやってきたか」「何ができるか」「今後どう貢献していきたいか」などを伝えることが目的としましょう。
そのため、応募企業の職務に関連したスキルや強みをしっかりとアピールする必要があります。
質問:「自己PRをお願いします」
<OKな回答例>
私の強みは、粘り強く課題に取り組む姿勢です。
現職の営業職では、お客様のニーズを正確に把握し、それに応じた提案を続けてきました。特に、成果がすぐに出ない長期的な案件に対しても諦めず、定期的にお客様のもとを訪問し、関係を深めていくことを心がけました。その結果、1年目の成約数は少なかったものの、2年目には主要な取引先からの信頼を獲得し、目標の130%を達成することができました。
このように、長期的な視点で物事に粘り強く取り組む姿勢を、貴社の営業活動にも活かし、顧客との信頼関係を構築していきたいと考えています。
<NGな回答例>
私の強みは、誰にでも優しく接することです。
人と話すことが好きなので、誰とでもすぐに仲良くなれます。前職では周りの同僚と仲良くやっていたので、職場の雰囲気が良くなったと思います。特に大きな実績はありませんが、これから御社で学びながら成長し、自分の強みを活かしていきたいと考えています。よろしくお願いします。
<ポイント>
自己PRで話す内容は以下のような流れで組み立てるようにしましょう。
1.結論から伝える
2.根拠となる理由やエピソードを伝える
3.具体的な成果を数字など用いて伝える
4.応募先企業で、どのように生かせるかを伝える
質問:「あなたの長所と短所を教えてください」
<OKな回答例>
私の長所は、課題に対して粘り強く取り組む姿勢です。
現職の営業では、長期間にわたる案件を多く担当しており、一度の提案で決まらない場合でも、諦めずに何度も顧客のもとを訪問し、信頼を築くことを心がけています。その結果、2年目には目標に対して130%の売上達成を実現できました。
一方、短所は、完璧を求めすぎてしまう点です。
資料作成や提案の準備に時間をかけすぎ、最初はスピードが求められる案件に対応できないことがありました。しかし、最近では「まずは80%の完成度で提出し、フィードバックを受けて改善する」という工夫を意識し、効率よく成果を上げられるよう改善しています。
<NGな回答例>
私の長所は、明るい性格で人とすぐに仲良くなれるところです。
誰とでも話せるので、社内の人間関係はとても良好でした。お客様とも雑談するのが得意です。
短所は、少し飽きっぽいところです。
長く同じことを続けるのが苦手で、興味が持てないと集中力が切れてしまうことがあります。でも、飽きないように自分なりに工夫して楽しもうとは思っています。
第二新卒の面接で志望動機を聞かれた時の答え方
ここでは、第二新卒の面接で志望動機について聞かれた時の上手な答え方を紹介します。
第二新卒の面接における志望動機は、今後やっていきたいことや入社意欲をアピールする上で大切な質問となっています。
すぐに退職しないかという企業の懸念を払拭できるポイントになります。
質問:「当社を志望した理由を教えてください」
<OKな回答例>
私が御社を志望した理由は、御社の商品が持つ強みと成長性に魅力を感じたためです。
御社の商品は市場で高い評価を受けており、特に健康志向の飲料分野で先進的な取り組みをされている点に惹かれました。私はこれまで営業として、顧客のニーズに寄り添った提案をしてきましたが、健康志向の需要が今後さらに高まる中、御社のような成長性のある企業でお客様に価値を届けたいと考えています。
また、御社は新しい商品やプロモーションに積極的であり、挑戦する風土があると感じています。私はこれまで培ってきた提案力を活かし、御社の商品がさらに多くのお客様に選ばれるよう、売上の拡大に貢献していきたいと考えております。
<NGな回答例>
御社を志望した理由は、業界大手で安定しているからです。
私は、安定した企業で長く働きたいと考えており、御社は業界でも大手で、福利厚生が充実しているため安心して働けると思いました。また、勤務地が自宅から通いやすい点も魅力です。これまで営業を経験してきたので、御社でも同じような仕事ができれば良いと考えています。
<ポイント>
志望動機に説得力を持たせるためには、応募企業の事業内容・仕事内容・風土などをしっかりと調べることが大切です。
企業研究を行った上で、「他社ではなく、なぜその企業なのか」を伝えるようにしましょう。
また、これまでの経験を活かして入社後にどのような貢献ができるのかをアピールすると、プラス評価につながりやすくなります。
第二新卒の面接で転職理由を聞かれた時の答え方
ここでは、第二新卒の面接で転職理由について聞かれた時の上手な答え方を紹介します。
第二新卒の面接では、必ずといっていいほど聞かれる質問です。
転職理由を聞かれた際は、退職の要因だけでなく応募企業で実現できる将来のビジョンも伝えるようにしましょう。
質問:「転職した理由を教えてください」
<OKな回答例>
私が転職を決意した理由は、これまでの経験をさらに成長させるためです。
前職では営業職として、特に法人顧客への提案営業に取り組みました。お客様との信頼関係を築くことに注力し、長期的な案件の受注に成功するなど、目標の120%を達成することができました。
ただ、これまでの業務では製品提案の幅が限定的で、よりお客様のニーズに合わせた幅広い提案を行いたいと感じるようになりました。そこで、貴社のように新たな市場に積極的に挑戦している企業で、自分の営業スキルをさらに磨き、貢献したいと考えました。
転職後は、これまで培った提案力や関係構築力を活かし、新しい環境でも積極的に成果を上げていきたいと思っております。
<NGな回答例>
転職をした理由は、前職の仕事が自分に合わなかったからです。
前職では営業として働いていましたが、ノルマが厳しく、自分には合わないと感じることが多くなりました。また、上司とのコミュニケーションもうまくいかず、日々の業務がストレスに感じていました。そのため、今後はもっと働きやすい環境で、自分に合った仕事がしたいと考えて転職を決意しました。
<ポイント>
現職(前職)での不満が転職理由である場合、それだけを話して終わるのはネガティブな印象を残してしまいます。
「不満を解消したい」というよりは、「これをやりたい」「これを目指したい」という思いを伝えることで、ポジティブな印象で受け止めてもらえます。
質問:「前職を退職した理由を教えてください」
<OKな回答例>
前職では多くのことを学ぶことができましたが、自分のキャリア目標と会社の方針が合わなくなったため、退職を決意しました。新しい環境で自分のスキルを活かし、さらなる成長を目指したいと思い、こちらに応募しました。
<NGな回答例>
前職の上司が厳しくて、ストレスがたまっていたので辞めました。あまり良い職場環境ではなかったですし、同僚ともあまり仲良くできなかったので、辞めるのが一番だと思いました。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問と回答例
ここでは、上記の質問以外によく聞かれる質問と回答例を紹介します。
よく聞かれる質問として以下の10つが挙げられます。
・前職は第一志望で入った会社ですか
・前職で最も辛かった仕事はなんですか
・今までの仕事で学んだことはなんですか
・将来のビジョンについて教えてください
・入社してやりたい仕事はなんですか
・他に選考を受けている企業はありますか
・あなたにとって仕事とはなんですか
・最近興味を持ったニュースはありますか
・最近の関心ごとや感銘を受けたことを教えてください
・前職とは違う仕事・やりがいが少ない仕事もできますか
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
質問:「前職は第一志望で入った会社ですか」
この質問は、「前職が第一志望でなかった場合、企業研究をおろそかにしてミスマッチが生じたのでは?」と面接官が考えていた場合に聞かれるものです。
面接官の懸念を払拭するためには、「第一志望でなくても構いませんが、前職が入社前に考えていた仕事と違いやりたいことを実現したいために退職した」など退職理由をしっかり準備しておくことが大切です。
<OKな回答例>
はい、前職は私が第一志望として入社した会社です。この会社は、私が大学時代から憧れていた企業であり、業界での評判も非常に良かったため、入社を強く希望していました。
企業のビジョンや文化が私の価値観と合致しており、特にチームワークを重視する姿勢に魅力を感じました。
そのため、入社できたときは非常に嬉しかったですし、自分のキャリアをここで築くことに強い意欲を持っていました。
<NGな回答例>
第一志望ではなかったですが、いい経験を得られたと思っています。ただ、やはり自分のやりたいこととは少しずれていた気がします。
質問:「前職で最も辛かった仕事はなんですか」
この質問をされたときは、面接官は応募者がどのようなポイントを「辛い」と感じるかを見ています。
このような質問をされた時には、単に辛かった経験だけを話すのではなく、乗り越えた経験も伝えることで精神的に強い人材であることをアピールすることができます。
<OKな回答例>
前職で最も辛かった仕事は、大規模なプロジェクトのリーダーを務めた際のスケジュール管理でした。
特に、納期が迫る中で多くのメンバーをまとめ、さまざまな業務を調整しなければならず、プレッシャーを感じる瞬間が多々ありました。しかし、その経験を通じて、問題解決能力やリーダーシップの重要性を学びました。
結果としてプロジェクトは無事成功を収め、チーム全体の結束も強まったことで、辛い経験が自分自身を成長させる大切な糧になったと感じています。
<NGな回答例>
一番辛かったのは、プロジェクトがスケジュール通りに進まなかったときです。その時は大変でしたが、振り返ってみれば、多くのことを学べたと思います。
質問:「今までの仕事で学んだことはなんですか」
今までの仕事で学んだことは必ず聞かれます。
この質問は「前職もやる気を持って働いていたかを確かめたいから」だと考えられます。
前職の業務内容と、前職の業務をどう取り組み、どのように成長できたかを話すことが大切です。
<OKな回答例>
今までの仕事で学んだことは、コミュニケーションの重要性と多様性を尊重する姿勢です。
特に、チームメンバーや他部署との連携を通じて、意見や考えを共有し合うことで、より良い成果を上げられることを実感しました。また、異なるバックグラウンドやスキルを持つメンバーが集まることで、新しい視点やアイデアが生まれ、問題解決に繋がることも多かったです。
このような経験から、コミュニケーションを大切にし、オープンな環境を作ることがプロジェクト成功の鍵であると強く感じています。
<NGな回答例>
今までの仕事では、いろいろなことを学びましたが、特に目立つスキルは身に付かなかったかもしれません。それでも、基本的な業務プロセスを理解できたことは良かったと思っています。
質問:「将来のビジョンについて教えてください」
キャリアプランも、第二新卒の面接で聞かれる可能性がある質問項目です。
志望度の高さを確認するだけでなく、仕事への価値観を知るために質問されることも多いです。
企業の社風から大きくかけ離れたキャリアプランは伝えないように気をつけましょう。
<OKな回答例>
将来のビジョンは、リーダーシップを発揮し、チームを牽引する役割を担うことです。
私は、プロジェクトや業務を通じて、自分の知識や経験を活かし、チームメンバーが最大限の能力を発揮できる環境を整えたいと考えています。
特に、若いメンバーの育成にも力を入れ、彼らが自分の可能性を広げられるようなサポートをしていきたいです。また、組織全体の成長に寄与し、社会にも良い影響を与えるようなプロジェクトに関わることが私の目標です。
<NGな回答例>
将来のビジョンはまだ具体的には決まっていませんが、今の仕事を通じて色々な経験を積んでいきたいです。じっくり自分の目標を見つけていこうと思っています。
質問:「入社してやりたい仕事はなんですか」
この質問をする意図として、志望度の高さを確認するだけでなく入社後のミスマッチを防ぐことが挙げられます。
新卒の面接で質問されることが多い内容ですが、第二新卒でも聞かれる場合があります。
前職での前職での経験を生かしてどのように企業に貢献できるかを伝えるようにしましょう。
<OKな回答例>
入社後は、プロジェクトマネジメントの業務に携わりたいと考えています。具体的には、効率的な運営やチームビルディングに注力し、メンバーの意見を尊重しながら、最終的な成果を上げることを目指します。
私は、チームが一丸となって目標に向かう過程に魅力を感じており、その中で自身も成長できると信じています。特に、クライアントとのコミュニケーションを大切にし、ニーズを的確に把握することで、信頼関係を築き上げたいと思っています。
<NGな回答例>
入社後は、まずは与えられた仕事をしっかりこなしていくことから始めたいです。その中で自分が何をしたいか見つけていければいいなと考えています。
質問:「他に選考を受けている企業はありますか」
この質問は、志望度の高さを確認するだけの質問ではなく、応募者がどのような企業を受けているのかを知ることで、転職活動の軸を確認したいという意図もあります。
ポイントとして、御社で働きたいという意思表示をしっかりとすることがあります。
どのような業種や職種に応募しているのか、またそれぞれの志望度を伝えることが大切です。
<OKな回答例>
はい、現在いくつかの企業の選考を受けています。
ただし、御社のビジョンや文化に非常に共感しており、ここで働くことが自分のキャリアにとって最も理想的だと考えています。御社が掲げる理念に強く引かれ、その実現に貢献したいという気持ちがあります。
選考を受けている他の企業も魅力的ですが、御社が第一志望であることは変わりません。
<NGな回答例>
いくつか選考を受けている企業はありますが、特にここが一番興味深いと思っています。どの企業も面白い部分がありますが、こちらが特に魅力的です。
質問:「あなたにとって仕事とはなんですか」
面接官はこの質問で、応募者の仕事の価値観や仕事への熱意、キャリアプラン、自社の社風や方向性とのマッチングを見極めます。
漠然とした質問だけに、応募者のコミュニケーション能力もチェックしています。
一般的には仕事を真摯に受け止め、前向きにチャレンジしていく人材を評価するため、事前に応募企業の社風や経営方針を調べた上で、その内容に共通するような回答をするようにしましょう。
<OKな回答例>
私にとって仕事とは、自分を成長させる場であり、社会に貢献する手段です。
日々の業務を通じて新しい知識やスキルを習得し、課題を克服することで、自己成長を感じることができるのが仕事の醍醐味です。また、成果を上げることが自身の成長に繋がり、その結果が他者や社会に良い影響を与えることができるという点も、私にとっての仕事の大切な部分です。
仕事を通じて自分が社会に役立つ存在であることを実感できることが、やりがいの源になっています。
<NGな回答例>
私にとって仕事は生活の一部であり、やりがいを感じることもあります。ただ、特別な情熱を持つことは少ないかもしれませんが、意義を感じる瞬間は大切にしています。
質問:「最近興味を持ったニュースはありますか」
ビジネスにおいて、世の中の動きに気を配ることは欠かせません。
応募者が日頃から社会情勢に目を向けているかを確認する目的でこのような質問をされることが多いです。
できるだけたらしいニュースの中から、応募企業が手掛けているビジネスに関連があるものをピックアップして言及するようにしましょう。
<OKな回答例>
最近興味を持ったニュースは、持続可能な開発に関する取り組みです。
特に、企業がどのように環境負荷を減らしながら成長を目指すかに注目しています。例えば、特定の企業がサステナブルな製品の開発やリサイクルプログラムに力を入れていることを知り、今後のビジネスの在り方に大きな影響を与えると感じました。
このような取り組みが広がることで、企業の社会的責任がますます重要視されると考えています。
<NGな回答例>
最近は、環境問題に関するニュースに少し興味を持っています。ただ、詳しく追うことができていないのが残念です。
質問:「最近の関心ごとや感銘を受けたことを教えてください」
これは日頃から積極的に情報収集をしているかや、世の中の動きに関心を持っているかについてを確認する質問です。
希望する業界や職種、応募先の製品やサービスに関連する内容であればより良いでしょう。
また、どのように感銘を受けたのかを質問されることが予想されるため、簡潔に感銘を受けた内容と自分なりの考えや意見を述べることができるように準備しておきましょう。
<OKな回答例>
最近、リーダーシップに関する書籍を読み、感銘を受けました。
その中で特に印象に残ったのは、効果的なリーダーは自分の意見を押し付けず、メンバーの意見を尊重し、共に成長する姿勢が重要であるということです。この考え方は、私自身が今後リーダーシップを発揮する際にも大切にしたいと思っています。
チームが一丸となって目標を達成するためには、各メンバーの意見を大切にし、コミュニケーションをしっかりとることが不可欠だと実感しました。
<NGな回答例>
最近は特に感銘を受けたことはあまりないですが、日常の小さな出来事からも学びを得られることを意識しています。
質問:「前職とは違う仕事・やりがいが少ない仕事もできますか」
自社の業務に適性があるかを確認する目的でこの質問がされます。
仕事はやりがいがあるものばかりではなく、重要ではあるものの人によってはあまりやりがいを感じられない仕事もあります。
この質問には入社後のミスマッチによる早期退職を防ぐ目的も含まれているため、単純にどのような仕事でもやりたいと答えるのではなく、自分のキャリア形成にとってプラスになることに言及できると説得力を高めることができます。
<OKな回答例>
はい、前職とは異なる仕事ややりがいが少ない仕事でも取り組むことができます。
新しい経験を通じて自分自身を成長させる機会だと捉えており、柔軟に対応していきたいと思っています。時には、期待していた以上の学びが得られることもありますし、自分の可能性を広げるためにさまざまな経験を積むことが大切だと考えています。また、どんな仕事でも責任感を持って取り組むことで、結果的に自分のスキルを磨くことに繋がると信じています。
<NGな回答例>
前職とは違う仕事ややりがいが少ない仕事でも、挑戦してみることには意味があると思っています。ただ、やりがいを感じられる仕事がいいとは思っています。
第二新卒の面接でおすすめの逆質問
面接官から「何か質問はありますか」と逆質問を聞かれた時どうすれば良いかわからない方もいるでしょう。
面接では逆質問の内容も評価につながるため、おすすめの逆質問を紹介します。
おすすめの逆質問は主に以下の4つが挙げられます。
・入社までに勉強しておくことを教えてください
・私のように転職して活躍されている方について教えてください
・中途採用者にどのような点を期待していますか
・希望職種の具体的な1日の業務について教えてください
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
入社までに勉強しておくことを教えてください
入社までに勉強することを聞いておくことで仕事への意欲をアピールできます。
向上心や主体性なども同時に評価してもらうことができます。
戦力として期待できそうな点からも、勉強しておくことを聞いておくのはおすすめです。
私のように転職して活躍されている方について教えてください
自分と同じように、転職して活躍している方について聞いてみましょう。
この質問を聞くことで自分が働く際に、より具体的なイメージを持てることができます。
自分と同じ状況の方が活躍していれば、自分も活躍できそうだとポジティブに思えます。
中途採用者にどのような点を期待していますか
企業がどのような人材をもめているのかを聞いてみるのもおすすめです。
面接官の回答に応じて、その後のアピールを変えると良いでしょう。
自分が所持しているスキルと企業が求めているスキルが一致していても、していなくても答え方次第ではアピールに繋げられるので、企業の求める人材にそうために聞いてみましょう。
希望職種の具体的な1日の業務について教えてください
希望する職種がどのような業務を行なっているか、具体的な内容を聞いてみましょう。
Webサイトや説明会の求人情報だけでは、具体的な業務がわからない企業もあるため、面接官に直接聞いておくことで入社に対するイメージを明確にし、ミスマッチを防ぐことができます。
また、面接官に入社後の姿をイメージしてもらいやすい点もポイントです。
第二新卒の面接で好印象を与えるコツ
ここでは、面接官に好印象を与えるコツを紹介します。
好印象を与えるコツは主に以下の5つが挙げられます。
・ビジネスマナーを守る
・意欲の高さをアピールする
・新卒採用との違いを理解する
・ポジティブな退職理由を伝える
・面接官の目を見て話す
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
ビジネスマナーを守る
どの職種でも意識すべきポイントはビジネスマナーです。
第二新卒は社会人経験があるので、一定のビジネスマナーは持っている前提で評価される傾向にあります。
そのため、マナーが身に付いていないと評価が下がる可能性があります。
ビジネスマナーは面接での振る舞いから見られているので、不安な場合は改めて勉強し直すことをおすすめします。
意欲の高さをアピールする
入社に対する意欲の高さも、面接で好印象を与えるポイントです。
第二新卒は経験が浅く、中途採用ほどの能力は求められません。
しかしその代わり、新卒同様に入社や仕事への意欲を求められます。
自己PRや志望動機を通して、企業に対するアピールができるように準備しておきましょう。
新卒採用との違いを理解する
第二新卒と新卒採用との違いを理解し、面接に臨むことも大切です。
第二新卒は前職の経験を中心に、新卒は学生時代の経験を中心に聞かれるので覚えておきましょう。
第二新卒の場合は、ガクチカやアルバイトの経験などを聞かれることは少ないですが、前職の仕事内容や経験、楽しかった仕事や辛かった仕事などを聞かれます。
企業は学生時代に経験ではなく、前職の経験を知りたがっていることを覚えておきましょう。
ポジティブな退職理由を伝える
退職理由を伝えるときは、ポジティブな内容で伝えるようにしましょう。
ポジティブな印象を与えるには、「スキルアップのため」「新しいチャレンジのため」など前向きに伝えるのがおすすめです。
面接官の目を見て話す
面接で好印象を与えるために、面接官の目を見て話すことも大切です。
面接で受け答えがしっかりしている人材は、同僚や取引先とも問題なくコミュニケーションが取れる印象を持ってもらえます。
目を見て話せない場合、「話すのが苦手なのかな」「嘘をついているのかな」と印象を悪くしてしまいます。
どのような質問をされた時でも、堂々と面接官の目を見て話すように心がけましょう。
第二新卒の面接の流れ
ここでは、第二新卒の面接の流れを紹介します。
面接の流れは以下の通りです。
①受付
②入室
③面接
④退室
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
①受付
面接当日は、指定された時刻よりも5〜10分前に到着しておきましょう。
ビルによっては入館に受付を済ませる場合があるので、応募企業からの案内メールを確認し、どのように手続きを行うのかを把握しておくと安心です。指定の受付に着いたら、「◯時の面接に伺いました〇〇です。」と伝えて案内を待ちます。
②入室
面接会場に入室する際は、必ずノックをして返事が返ってきたら入室します。
先に面接担当者を待つケースもありますが、いずれにしても面接担当者を前にしたら、「本日はよろしくお願いします」と一礼し、「どうぞお座りください」と言われてから着席しましょう。
③面接
面接中は背筋を伸ばして、姿勢良くハキハキと話しましょう。
また、複数の企業の面接を受けていると、どの企業で何を話したのか分からなくてしまうので、面接担当者に「メモを取ってよろしいですか?」と一言添えて、面接後に振り返りたいことや疑問点などをメモしておくと万全です。
④退室
面接が終了したら、応募書類やメモなどを鞄にしまって立ち上がり、「本日はありがとうございました」とお礼を伝えます。
コート類は応募企業の外に出てから身に付けるようにしましょう。
第二新卒の面接対策におすすめの転職エージェント6選
ここでは、第二新卒の面接や面接対策におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントを利用することで、様々なサポートをしてくれるため転職成功率を上げることができます。
ぜひ登録してみてください。
UZUZ
UZUZは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートなどの20代の就職に特化した就職・転職サービスです。ブラック企業に関する独自のデータベースを所持しているため、厳選して選んだ企業のみを紹介してもらうことができます。現在メディアにも多数掲載されるサービスです。
基本情報
運営会社 | 株式会社UZUZ |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 関東、近畿、東海、その他 |
転職サイトのタイプ | 既卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | UZUZ |
メリット・デメリット
1on1でオーダーメイド型サポート
入社半年後の定着率94.5%
対応が丁寧である分スピード感は遅め
利用時のポイント・活用術
スピーディーに対応してもらい場合は、入社希望日を担当者にあらかじめ伝えておく
ハタラクティブ
ハタラクティブは、スキルや経歴に自信が無いという方に特化した就職・転職サービスです。適正のある求人のみを紹介してくれ、受ける企業1社ごとにしっかりと面接対策を行なってくれるので、たくさんの会社の選考を受ける必要がないということが特長です。はじめての就職や転職の方などが安心して転職活動を行うことができます。
基本情報
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
求人数 | 約5,000件 |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | ハタラクティブ |
メリット・デメリット
未経験の方向けの求人が豊富
受ける企業に合わせて選考対策
86.5%が大企業に内定
高年収求人、地方の求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
首都圏・関西圏以外の求人を探す場合はマイナビエージェントも併用する
キャリアスタート
キャリアサポートは、主に未経験者を対象とした就職・転職サービスです。徹底したフルマンツーマンサポートを受けることができるため、多くの若年層に選ばれています。内定率80%越えを実現する経験豊富なキャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、未経験者でも安心して転職活動を行うことができます。
基本情報
運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 東京、その他 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・第二新卒特化型転職エージェント |
公式サイト | キャリアスタート |
メリット・デメリット
徹底したマンツーマンフルサポート
未経験者OK求人が多い
登録から転職成功まで最短1〜3週間
担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
担当者が合わないと感じたら変更する
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターなどの20代に特化した就職・転職サービスです。1名あたりのサポート平均時間は8時間ほどで、丁寧なサポートを受けることができます。紹介してくれる職種は店舗スタッフやサービス業など、偏りがあるようですが、未経験の方はまずは登録して相談してみると良いでしょう。
基本情報
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
求人数 | 記載無し |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | フリーター・既卒・中卒・高卒・第二新卒特化型就職エージェント |
公式サイト | 第二新卒エージェントneo |
メリット・デメリット
紹介企業は第二新卒エージェントが実際に訪問しておすすめできる企業のみ
職務経験無しの就職、転職支援実績10,000人突破
1名あたりのサポート時間平均8時間
担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
対面面談は東京・名古屋・大阪・福岡の4拠点のみのため、その他地域はWeb面談を活用する
doda
dodaは、業界最大級の求人数を誇る総合型転職エージェントです。dodaの最大の特徴は、登録することで転職サイトと転職エージェント両方の機能を利用できるところです。
業界や業種、エリア別などの動向に精通したキャリアアドバイザーが専任担当として求職者のサポートをしてくれます。dodaは転職応援コンテンツも充実しているので、情報収集するのにもおすすめです。
基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数 | 249,024件 |
求人対応地域 | 東京、その他 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | doda |
メリット・デメリット
業界最大級の求人数
転職市場に精通した専門スタッフ
企業1社ごとに採用プロジェクト担当1人
詳細な求人検索
転職フェアを多数開催
連絡が遅いことがある(登録からカウンセリングまで2週間程度かかることあり)
アプリが重い
3か月のサポート期限あり
利用時のポイント・活用術
サポート期間が無期限のマイナビエージェントを併用する
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の総合型転職エージェントです。業界に精通したキャリアアドバイザーが求職者の強みや適正を一緒に見つけてキャリアプランを提示してくれます。
公開・非公開求人を含めて、他社と比べて圧倒的な求人数を所有しています。志望業界や業種が決まっておらず、幅広い求人から自分に合う求人を探したいという方におすすめです。
基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
求人数 | 408,479件 (非公開求人354,101件) |
求人対応地域 | 全国 |
転職サイトのタイプ | 総合型転職エージェント |
公式サイト | リクルートエージェント |
メリット・デメリット
転職支援実績No.1
多数の非公開求人
実績豊富なアドバイザー
充実した転職サポート(転出書類の添削、面接対策、業界・企業情報の提供)
地方の求人も多数あり
転職支援サービスの提供期間は面談から転職先が決まるまでの約3か月が目安
求人紹介が多すぎて選ぶことが大変
利用時のポイント・活用術
登録の際に希望条件を伝える
急ぎでの転職でない場合はサポート期限が無期限のマイナビエージェントと併用する
第二新卒の面接に関するよくある質問
最後に、第二新卒の面接に関するよくある質問に答えていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
プライベートな質問にはどこまで答えるべき?
面接では、入社後の業務や業務遂行に関係のある質問には率直に答えましょう。
業務に関係ない質問には回答する必要はないですが、悪い印象を与えないように適度なコミュニケーションで回避すると良いでしょう。
面接中にメモを取ってもいい?
面接の冒頭で、メモをとっても良いか確認を取っておけば、面接中にメモを取ることは問題ありません。
ただし、メモを取るために面接中にノートやパソコンだけを見続けてしまうと、相手の反応に気づくことができないので、会話を第一としてメモを取ることに集中しすぎないように注意しましょう。
圧迫面接にはどう対応すればいい?
企業側は、面接での体験が志望意欲や企業イメージに影響することを意識しています。そのため、以前と比べると圧迫面接は減少傾向にあります。
しかし、面接に慣れていない担当者だったり、応募者の思考力を確認しようとしたりして、理由を問う質問を繰り返すケースもあるうようです。
答えにくい質問を繰り返されても冷静に回答することが大切です。
面接合否のサインはある?
選考結果の連絡が早い場合に、合格にサインだと考える方もいるようですが、選考結果のタイミングと内定に相関はありません。
内定通知が来るまでは判断できないので、注意しておきましょう。
面接で緊張しやすい場合どうすればいい?
繰り返し回答の練習をすることで余裕が生まれるので、繰り返し練習を行いましょう。また、出だしの言葉を覚えておくなどの方法もあります。
当日の面接であることを意識しすぎずに考えると良いでしょう。
まとめ
本記事では、第二新卒の面接でよくある質問やおすすめの転職エージェントを解説しました。
第二新卒の転職には、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントには面接対策サポートもついているため、ぜひ活用して転職活動を成功させてください。