既卒は大手企業へ就職はできる?就活を成功させるためのコツやおすすめ大手企業を解説

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既卒で就職活動をこれから行う方の中には、大手企業を狙っている方もいるでしょう。
しかし「既卒でも大手企業へ就職できる」のか不安に思っている方もいると思います。
そこで本記事では、既卒でも大手企業へ就職できるのかや就活を成功させるためのコツを徹底解説します。
ぜひ就職活動の参考にしてみてください!

 

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目次

既卒は大手企業へ就職できる!

まずここでは、既卒は大手企業へ就職できるのか解説します。

結論から言うと、既卒でも大手企業へ就職することができます!
それでは、より詳しく以下で解説していきます。

大手企業ほど既卒を受け入れている

実は大手ほど既卒を受け入れています。
労働政策研究・研修機構の企業の多様な採用に関する調査(以下の表)によると、1000人以上の企業が最も多くの既卒を受け入れていて、特に卒業後3年以内であれば約3割の企業が門戸を広げています。
大手企業は、その企業規模からさまざまな人材を採用していて、その一環として多くの既卒も採用していると言えます。
企業規模別の新卒・既卒の受け入れ状況

従業員数30人未満 30〜299人 300〜999人 1000人以上
新卒のみ 10.5 11.7 17.3 12.3
2年程度 1.8 7.6 9.6 6.6
3年程度 5.3 13.3 21.8 17.2
5年程度 1.8 1.1 2.4 2.4
5年程度超前卒まで 0 1.8 4.3 2.4
既卒者は対象としていない 3.5 16.8 27 16.2
無回答・非該当 77.2 47.7 17.6 44.7

新卒よりは不利になる

しかし、新卒一括採用と言われ、基本的には新卒が優遇されます。
そのため、大手ほど既卒に門戸を広げていますが、それでも新卒よりは不利になってしまいます。
上と同じ労働政策研究・研修機構の企業の多様な採用に関する調査によると、全国や海外に展開している大手企業ほど「新規学卒採用に重点を置いている」と回答しています。
大手は、既卒を受け入れる割合は他の企業に比べ大きいものの、採用方針としては新卒を優先していて、たとえば同じ能力を持つ新卒・既卒がいる場合は、新卒の方が優遇されやすいと言えます。

既卒の定義とは?

既卒とは大学や専門学校を卒業してから正社員として働いたことがない人のうち、卒業が3年以内の人のことを指します。
この間にアルバイトなどをしていればフリーター、アルバイトをしていなかったらニートという扱いになります。

既卒と第二新卒の違いは?

「既卒」と似た言葉に「第二新卒」という言葉があります。
第二新卒とは、新卒で就職した後3年以内に退職する人のことを指します。
既卒との違いは社会人経験の有無です。
既卒は高校・大学などを卒業後一度も企業に就職したことがないため社会人経験がありません。
一方で第二新卒は新卒で社会人として働いた経験があるため、社会人経験がある状態です。

大手企業とは?

大手企業とは、業界の中で規模や知名度において上位にある企業を指します。
大企業かつ、知名度もあれば大手企業だと考えられます。
大手企業は、そのネームバリューや充実した福利厚生や研修制度、給与の高さなどから多くの学生から人気を得ています。

大手企業と大企業の違いは?

類似の言葉に「大企業」がありますが、厳密には大手企業とは意味合いが異なり、中小企業よりも大規模な会社のことを指します。
中小企業庁の中小企業基本法の定義によると、中小企業は以下の特徴を持つため、それ以上の規模の企業が大企業となります。

製造業その他 資本金の額または出資の総額が3億円以下、または常に使用する従業員の数が300人以下
卸売業 資本金の額または出資の総額が1億円以下、または常に使用する従業員の数が100人以下
小売業 資本金の額または出資の総額が5千万円以下、または常に使用する従業員の数が50人以下
サービス業 資本金の額または出資の総額が5千万円以下、または常に使用する従業員の数が100人以下

既卒採用をしている大手企業【メーカー業界】

ここからは既卒採用をしている大手企業を業界別で紹介します。
まずはメーカー業界を紹介します。
メーカー業界とは、食品・自動車・電化製品などの製品を販売する企業で、製造業とも呼ばれています。
既卒を受け入れている企業は多くあるため、気になっている場合は挑戦してみましょう。

食品・農林・水産

食品・農林・水産メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・エースコック株式会社
・伊藤ハム米久ホールディングスグループ
・サントリーグループ
・キューピー
・ブルボン
・フジフーズ
・日清オイリオグループ
・ネスレ日本
・ミツカングループ
・日本食研ホールディングス

建設・住宅・インテリア

建設・住宅・インテリアメーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・アーネストワン
・生和コーポレーション
・住宅情報館
・ニッカホーム
・大成ロテック
・アサンテ
・大和ハウス工業
・アイダ設計
・積水ハウス
・パナソニックホームズ
・旭化成ホームズ

繊維・化学・薬品・化粧品

繊維・化学・薬品・化粧品メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・積水メディカル
・倉敷紡績
・大正製薬
・三菱ケミカル
・シオノギ製薬
・富士フイルムグループ

鉄鋼・金属・鉱業

鉄鋼・金属・鉱業メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・日本冶金工業
・リンナイ

機械・プラント

機械・プラントメーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・住友金属鉱山
・日本製鋼所
・小松製作所
・UACJ
・住友重機械工業
・マルゼン
・IHI

電子・電気機器

電子・電気機器メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・日本ケミコン
・シャープ
・三菱電機
・日立チャネルソリューションズ
・ニチコン

自動車・輸送用機器

自動車・輸送用機器メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・日産オートモーティブテクノロジー
・デンソーテン
・マーレジャパン
・トヨタ車体
・リケン
・ダイハツ販売会社グループ
・スズキ
・マツダ
・ヤマハ発動機

精密・医療機器

精密・医療機器メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・タムロン
・ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ
・トプコン
・NTN
・ニデック

玩具・文具

玩具・文具メーカーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・タカラトミー
・バンダイ
・コクヨ

既卒採用をしている大手企業【商社業界】

ここでは、商社業界を紹介します。
商社業界は、国内外の企業を対象に自社の商品やサービスを販売したい企業、それを購入したい企業を結びつける仲介業務を行います。
大学時代は留学に励んでいた方など英語力に自信がある方は、挑戦してみることをおすすめします。

総合商社

総合商社で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・SB C&S
・松田産業
・東京エレクトロン デバイス

専門商社

専門商社で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・三井E&S
・日本通運
・西日本鉄道株式会社 国際物流事業本部
・ベルシステム24
・日本ロジテム
・ミネベアミツミ

既卒採用をしている大手企業【小売業界】

ここでは、小売業界を紹介します。
小売業界は、メーカー業界の商品を仕入れ、管理した後に消費者に届ける業界です。
スーパーや百貨店、コンビニエンスストアなどがあります。
小売業界と一口に言ってもスーパーや百貨店などさまざまな種類があり、多くの企業で既卒を受け入れています。

百貨店・スーパー

百貨店・スーパーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・イオンリテール
・オーケー
・ライフコーポレーション
・サミット
・そごう・西武
・マルエツ
・バローホールディングス
・東急ストア
・まいばすけっと

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・ミニストップ
・セブン-イレブン・ジャパン

専門店

専門店で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・ハードオフコーポレーション
・エービーシー・マート
・ビックカメラ
・ヨドバシカメラ
・スギ薬局
・サンドラッグ
・カインズ
・コメリ

既卒採用をしている大手企業【金融業界】

ここでは、金融業界を紹介します。
金融業界は、お金に関わるさまざまな商品やサービスを提供します。
銀行、証券会社、保険などがあり融資や投資、損害時のリスク補填などを行います。
金融業界は、市場規模の大きさや給与面などから人気の業界で、特に金融業界の大手は募集人数も多く、既卒にも門戸が広いといえます。

銀行・証券

銀行・証券で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・大和証券グループ
・関西みらい銀行
・三井住友銀行
・ゆうちょ銀行
・野村証券
・SBIグループ
・三菱UFJ信託銀行
・りそなグループ

信販・リース

信販・リースで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・ジャックス
・オリエントコーポレーション
・東京センチュリー
・三井住友ファイナンス&リース
・三菱UFJニコス
・アクティオ

その他金融

その他金融で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・オリックスグループ

生保・損保

生保・損保で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・メットライフ生命保険
・第一生命保険 ライフプロフェッショナル職
・損害保険ジャパン
・住友生命保険
・あいおいニッセイ同和損害保険
・大樹生命保険
・朝日生命保険
・かんぽ生命保険

既卒採用をしている大手企業【サービス・インフラ業界】

ここでは、サービス業界とインフラ業界を紹介します。
サービス業界は、顧客に対してサービスを提供する業界のことであり、ホテル・旅行・アミューズメント施設・コンサルティングなどがあります。
インフラ業界は、生活や社会の基盤となるサービスを提供する業界で、水道・ガス・エネルギー・鉄道などがあります。
サービス業界は人手不足の傾向にあり、多くの大手企業が既卒を募集しています。

不動産

不動産で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・三井不動産ファシリティーズ
・東建コーポレーション
・長谷工コミュニティ
・大東建託グループ
・エイブル

鉄道・航空・運輸・物流

鉄道・航空・運輸・物流で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・SGホールディングス
・福山通運
・センコー
・近畿日本鉄道
・東海旅客鉄道
・ヤマト運輸
・小田急電鉄
・アート引越センター

電力・ガス・エネルギー

電力・ガス・エネルギーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・東京電力ホールディングス
・サニックス
・北海電気工事
・中電プラント
・西部ガス
・Daigas
・日本原燃

フードサービス

フードサービスで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・鳥貴族ホールディングス
・物語コーポレーション
・なか卯
・叙々苑
・ゼンショーホールディングス
・丸亀製麺
・はま寿司
・西鉄ストア

ホテル・旅行

ホテル・旅行で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・リゾートトラスト
・マイステイズ・ホテル・マネジメント
・日本交通
・エムケイグループ
・アパホテル
・ルートインジャパン
・エイチ・アイ・エス

医療・福祉

医療・福祉で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・SOPMPOケア
・学研ココファン
・アサヒサンクリーン
・ニチイケアパレス
・ベネッセスタイルケア
・ニチイ学館
・医療法人IMSグループ
・ソラスト
・日清医療食品

アミューズメント・レジャー

アミューズメント・レジャーで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・マルハン 東日本カンパニー
・遊楽
・オリエンタルランド
・アンダーツリー
・ベガスベガス

その他サービス

その他サービスで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・香川県農業協同組合
・ユニバーサル園芸社
・JR西日本メンテック
・日本郵政

コンサルティング・調査

コンサルティング・調査で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・帝国データバンク
・TMI総合法律事務所
・SCSKサービスウェア
・シー・アイ・シー
・ネオキャリア

人材サービス

人材サービスで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・マンパワーグループ
・リクルートスタッフィング情報サービス
・パソナグループ
・マーキュリー
・ワールドコーポレーション

教育

教育で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・臨海
・東京リーガルマインド
・創英コーポレーション
・Kids Smile Project

既卒採用をしている大手企業【ソフトウェア業界】

ここでは、ソフトウェア業界を紹介します。
ソフトウェア業界は、文字入力ソフト・表計算ソフト・法人向け経営管理ソフトなど、ITを駆使して利便性を測る機能を持つツールの開発や管理を行う業界です。
またインターネットや通信などを整備したり開発する業界でもあります。
通信業界は比較的柔軟性が高く、採用人材も多様性がある傾向にあるため、大手でも既卒が入社しやすい企業が多くあります。

ソフトウェア

ソフトウェアで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・システナ
・テクノプロ
・アウトソーシングテクノロジー
・富士通
・富士ソフト
・内田洋行

インターネット

インターネットで既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・ソフトクリエイトホールディングス
・トランスコスモス
・PSC
・GMOインターネットグループ
・セプテーニ

通信

通信で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・日立産業制御ソリューションズ
・大塚商会
・パーソルプロセス&テクノロジー
・伊藤忠テクノソリューションズ
・NFCネッツエスアイ
・日本ヒューレット・パッカード

既卒採用をしている大手企業【広告・出版・マスコミ業界】

ここでは、広告・出版・マスコミ業界を紹介します。
広告業界は、広告を出したい企業と媒体の仲介を行います。
出版業界は、書籍やWebコンテンツの制作、販売をします。
マスコミ業界はインターネットやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などを通して人々に情報を伝えます。
取り扱う額が大きかったり、世間への影響が大きい仕事を取り扱うため、優秀な人を採用する傾向にあり、既卒の人は、特にしっかりと新卒と差別化する必要があります。

放送

放送で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・日本放送協会
・TBSテレビ

新聞

新聞で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・中日新聞社
・北海道新聞社
・産業経済新聞社
・読売新聞社
・朝日新聞社
・共同通信社
・新潟日報社

出版

出版で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・自遊人
・文藝春秋

広告

広告で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・あとらす二十一
・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
・AOI TYOグループ
・シミズオクト

既卒採用をしている大手企業【官公庁・公社・団体業界】

ここでは、官公庁・公社・団体業界を紹介します。
官公庁とは、内閣府・国会・最高裁判所・日本銀行と国と地方自治体の役所のことです。
公社・団体とは、地方公共団体や公立の学校、病院などをいいます。
民間よりも公務員の方が既卒への門戸が広い傾向にあり、大手を含め多くが受検の年齢制限を30歳前後としています。

官公庁・公社・団体

官公庁・公社・団体で既卒可の大手企業の例は以下の通りです。
・警視庁
・防衛省・自衛隊
・ワーカーズコープ
・北海道警察
・山口県庁
・宮城県庁
・栃木県庁
・奈良県庁
・鳥取県
・三重県警察本部
・国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

既卒から大手企業に就職できる人の特徴

ここでは、既卒から大手企業に就職できる人の特徴を紹介します。

特徴は主に以下の4つが挙げられます。
・やむを得ない理由・ポジティブな理由で既卒になった
・高学歴・良い功績を残している
・仕事に使えるスキルがある
・既卒の期間が短い
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

やむを得ない理由・ポジティブな理由で既卒になった

まずは、「家族の介護をする必要があった」「留学していた」などのやむを得ない事情や、前向きな理由で既卒になった方は、大手企業に就職できる可能性があります。
逆に、「新卒の就活が上手くいかなかった」などのネガティブな理由で既卒になってしまった方は、大手に入るのは難しい傾向にあります。
その場合は、「新卒の時は至らない点があったが、今はそれを反省して行動に移している」という前向きな姿勢を説得力を持って伝えればマイナスイメージを払拭できる可能性があります。
しかし、それでも難しい傾向にあることは理解しておきましょう。

高学歴・良い功績を残している

特に書類選考の段階では、大手企業では経歴が重視されることが多くあります。
卒業年度でハンデを背負っている既卒は、高学歴であったり部活動などで全国レベル程度の良い功績を残している方であれば、通過できる可能性は高くなるでしょう。
学歴や功績がないと、既卒が大手を目指す場合就活が思うように進みづらい傾向にあるため、しっかりと書類選考や面接を対策しておきましょう。

仕事に使えるスキルがある

日本の就活ではポテンシャル採用と呼ばれ、仕事に活かせるスキルなどがなくても今後活躍できる見込みがあれば採用される傾向にあります。
しかし、既卒は新卒よりは不利な傾向にあり、少しでも新卒と差別化する必要があるため、新卒にはない即戦力となるような仕事に使えるスキルを付けましょう。
スキルがあるからといって確実に採用されるとは言い切れないけれど、「仕事に前向きだ」などと良い印象を残すことはできるでしょう。

既卒の期間が短い

既卒としての期間が長いと、「その期間に何をしていたのだろう」と思われてしまう場合があります。
特に大手企業では、決まった期間に成果を出せる優秀な人材を求める傾向にあり、既卒の期間が長いほど懸念を持たれてしまう可能性があります。
また未経験の人材は、若ければ若いほど重宝されるため、既卒の期間が長いとそれだけで不利になってしまうでしょう。

既卒で大手企業に就職する方法

大手企業に就職しようと考えているけれど、どうやって就職すれば良いのかわからない方もいるでしょう。
そこでここでは、既卒で大手企業に就職する方法を紹介します。

大手企業に就職する方法は以下の2つが挙げられます。
・新卒枠で既卒採用を行っている企業を狙う
・中小企業などに就職して将来的に大手企業に転職する
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

新卒枠で既卒採用を行っている企業を狙う

2010年に厚生労働省が青少年雇用機会確保指針を改正し、「大学卒業後3年以内は既卒者を新卒枠で選考すること」という通達を出しました。
これを受けて、近年では新卒枠で既卒採用を行っている企業が徐々に増えてきています。
実際に労働経済動向調査(2020年8月度)によると、2019年新卒採用枠での募集を行った企業のうち「既卒者も応募可能だった」と回答した企業の割合は70%、そのうち「採用に至った」のは46%となっています。
そのため、既卒から大手企業に就職したい方は、新卒枠で既卒採用を行っている企業に応募してみるのをおすすめします。

中小企業などに就職して将来的に大手企業に転職する

既卒から大手企業への就職が難しい場合、まずは中小企業やベンチャー企業に就職して、そこでスキルや経験を身につけてから大手企業へ転職する方法があります。
就職にハンデがある既卒でも、しっかりと段階を踏めば大手企業への就職は不可能ではないです。
ただし、将来的に就職したい業界や企業で必要なスキルが身につく中小企業を選ばなければあまり意味はないので、その点に注意しましょう。

既卒就活で内定を得やすい大手企業の特徴

それでは、既卒の就活で内定を得やすい大手企業はどのような企業なのでしょうか。
ここでは、既卒の就活で内定を得やすい大手企業の特徴を紹介します。

内定を得やすい大手企業の特徴は以下の2つが挙げられます。
・人手不足の業界に属している企業
・不人気な職種
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

人手不足の業界に属している企業

人手不足の業界に属している企業であれば、既卒者であっても大手企業の内定を勝ち取りやすくなっています。
例えば、建設・土木、介護、飲食等は有効求人倍率の観点でみても人手不足の業界となっています。
飲食業界で働いている方の話では、アルバイトからそのまま正社員採用というパターンが続出しているそうです。
このように、人手不足の業界の大手企業は既卒でも内定を得やすくなっています。

不人気な職種

既卒という不利な経歴を持っていたとしても、不人気な職種に絞って企業の選考を受ければ、大手企業の内定を得やすいです。
これは、人気がない仕事には人が集まらず、倍率が低くなり受かりやすいからだといえます。
不人気な職種として、営業・接客業・コールセンター・介護関連の仕事が挙げられます。
不人気だからそれだけ受かりやすいため、人気の有無で進路を考えても良いでしょう。

既卒が大手企業に就職するメリット

ここでは、既卒が大手企業に就職するメリットを紹介します。

大手企業に就職するメリットとして以下の2つが挙げられます。
・雇用が安定している
・教育体制が整っている
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

雇用が安定している

既卒者が大手企業に入社するメリットは、雇用が安定していることです。
大手企業は事業規模も大きく、業界内でのシェア率も高いため経営が比較的安定しています。
そのため、将来を見据えながら安心して働くことができるでしょう。
また、経営や売上が安定しているため給与や福利厚生が充実している傾向にあり、働きやすい条件が揃っているでしょう。

教育体制が整っている

大手企業は従業員数が多く、企業理念や方針を浸透させるために教育体制が整備されています。
社員教育に力を入れている環境で、幅広いスキルを身につけられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、既卒者と新卒者を同じ条件で採用する場合は、経歴を問わず同じ研修や教育を実施する企業もあるので、「既卒だから基礎教育を受けられない」といった事態を避けられ、経歴によって差が生じることも少ないです。

大手のなかでも既卒が就職しやすい業界

ここでは、大手のなかでも既卒が就職しやすい業界を紹介します。

就職しやすい業界として以下の8つが挙げられます。
・小売
・運輸
・メーカー
・金融
・サービス系
・インフラ系
・IT系
・建設
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

小売

全国展開が主な小売業界は大手企業も多く、チャレンジしやすい業界の一つです。
小売業界といってもコンビニエンスストアやスーパー、大手百貨店など業態はさまざまであり、毎日の暮らしに慣れ親しんだ業種でもあります。
アルバイト経験があれば仕事内容や業界についての知識もあるため、自分に向いているか判断しやすいためおすすめとなっています。

運輸

ネットショッピングの台頭などから需要が高まっている運輸業は、人手不足に悩む業界の一つといわれています。
空運や海運などもありますが、未経験から挑戦しやすいのは陸運や自動車運送です。
運転免許があれば特別な資格は不要な場合が多く、なかには働きながら大型運転免許や危険物取扱者など業務に必要な資格取得を支援してくれる企業もあるため、おすすめです。

メーカー

メーカーは、食品や化粧品、自動車などあらゆるモノを製造して販売する業界を指します。
業界が扱っている分野は幅広く、生活に必要なさまざまな商品を生み出しているため、馴染みのある企業が多いです。
また、メーカーには既卒が採用している大手企業が多い傾向にあります。
自分にとって興味のある分野を取り扱っている企業の中から、既卒を受け入れている求人を探してみると良いでしょう。

金融

金融業界は、銀行や証券会社、保険会社などお金に関するサービスを取り扱う業界を指します。
市場規模が大きく採用人数も多い傾向にあるため、既卒から目指しやすい業界といえます。
しかし、同じ銀行でも地方や都市、保険会社は生命保険と損害保険など多種多様な企業があり、それぞれで採用状況が異なる可能性があります。
そのため、業界全体はもちろん、自分が興味がある分野についてもきちんと分析することが大切です。

サービス系

サービス系は、旅行やアミューズメント・レジャー、フードサービスなど、お客様にあらゆるサービスを提供する業界を指します。
サービス業界は人手不足が深刻な傾向にあるため、新卒・既卒を問わず若手人材を積極的に募集している大手企業も多くあります。
人と接することが好きな方は、サービス業界も検討してみることをおすすめします。

インフラ系

インフラ系は、水道やガス、鉄道など人々の生活に直結するサービスを提供する業界です。
インフラ業界の大手企業は新卒からの人気が高く、既卒で就職するのはハードルが高いでしょう。
しかし、大手企業の子会社を中心に応募することで、インフラ業界にチャレンジできる可能性があります。
大手企業を親会社とする子会社の場合は、福利厚生や制度が充実している可能性があるので、検討してみてください。

IT系

IT系は、ソフトウェアや通信インフラなどIT関連のサービスを提供する業界です。
IT業界は慢性的な人手不足となっている業界の一つなため、採用する人材の幅が広く未経験から挑戦しやすい傾向があります。
そのため、既卒の方でも就職を目指しやすくなっています。

建設

建設業界は、建物や道路などの建設や工事に携わる業界です。
建設業界は高齢化が進んでいて、若手の人材が不足している傾向にあります。
学歴や特別な資格などが必要ない職種を選べば、既卒の方もスタートしやすいでしょう。
体力に自信がある方や、自分が携わった仕事が形として残ることに魅力を感じる方は、建設業界も検討してみると良いでしょう。

大手のなかでも既卒が就職しやすい職種

先ほどは就職しやすい業界を紹介しましたが、ここでは大手のなかでも既卒が就職しやすい職種を紹介します。

就職しやすい職種として以下の3つが挙げられます。
・営業
・エンジニア
・公務員
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

営業

営業職はどの企業にも存在する仕事といわれているため、幅広い求人が展開されています。

エンジニア

エンジニアも既卒から挑戦できる可能性のある仕事の一つです。
先ほど述べたようにIT業界は人手不足の傾向にあり、エンジニアを必要としている大手企業は多数あります。
未経験者を歓迎している企業も多く、既卒から大手企業に就職しやすい仕事といえます。

公務員

公務員は試験の結果で採用が決まるため、努力すれば既卒から就職を目指せる仕事といえます。
公務員試験には高卒程度、大卒程度といった難易度が設定されていますが、学歴を学歴を問わず受検することができます。
しかし、国家公務員の公安職は大卒以上の学歴を募集している場合が多いので、注意しましょう。

既卒が大手に就職するためのポイント

ここでは、既卒が大手企業に就職するためのポイントを紹介します。

就職するためのポイントは主に以下の5つが挙げられます。
・就活エージェントに登録する
・就活・転職サイトで条件を設定し企業を見る
・自身のアピールポイントを整理する
・幅広くエントリーする
・よくある既卒向けの質問に対する回答を準備する
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

就活エージェントに登録する

既卒の就活で最も重要なことは、1人で就職活動を進めないことです。
新卒の時と比べて一緒に就活を進める仲間が少ないことから、1人になると就活の進捗がわからなかったり、情報が入ってきづらかったり、精神的に辛くなりやすかったりするため、1人にならないようにしましょう。
1人にならないために、就活エージェントに登録して就活のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けることがおすすめです。
キャリアアドバイザーからは、書類の添削や面接練習をしてもらえたり、就活に悩んだときのアドバイスをもらうことができます。

就活・転職サイトで条件を設定し企業を見る

他には、受ける企業を探すために就活・転職サイトを見ましょう。
キャリアアドバイザーから企業を紹介してもらうこともできますが、そのエージェントとの提携企業のみを紹介するところが多いため、併せて自分で確認することも大切です。
就活・転職サイトで大手企業を探す場合は、「既卒OK」や「従業員数1000人以上」など条件を設定して検索すると良いでしょう。

自身のアピールポイントを整理する

就活は自分を売り込む場であるため、自己分析をして自身のアピールポイントを整理することも大切です。
幼少期から振り返り、以下の手順でアピールポイントを考えてみましょう。
・功績を残した経験、成果を出した経験、他者から褒められることなどを複数ピックアップする
・企業の求める人物像を企業ホームページで確認する
・企業の求める人物像とピックアップした自身の経験にマッチするものを見つけ出す

幅広くエントリーする

企業を選び、自己分析をしたらエントリーしましょう。
大手に入社するために大切なことは、大手企業だけでなく中小企業やベンチャー企業も併せてエントリーすることです。
大手企業は倍率が高いため大手企業のみに絞って就活をすると内定を一つも得られない場合があります。
そのため、大手企業に行くために実力をつけるという点からも、大手だけでなく中小企業やベンチャー企業も幅広くエントリーしましょう。

よくある既卒向けの質問に対する回答を準備する

面接では、既卒が必ずと言っていいほど聞かれる質問が多くあります。
特に大手企業は新卒を優遇しやすい傾向にあることから、既卒としてエントリーすると「新卒以上に採用するメリットはどこだろう」と念入りにチェックされる場合があります。
中には答えづらい質問もありますが、それらに説得力を持たせて回答することで、場合によっては新卒以上のアピールになるでしょう。
面接などでよく聞かれる質問と回答例は以下で紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

既卒就活で大手がよく聞く質問と回答例

ここでは、面接などでよく聞かれる質問と回答例を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

例は主に以下の4つが挙げられます。
・なぜ既卒になったのか
・既卒の期間は何をしていたのか
・なぜこのタイミングで就活しようと思ったのか
・在学中に力を入れた部活は何か
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

なぜ既卒になったのか

最も多い質問が「なぜ既卒になったのか」という質問です。
「新卒の就活で失敗したから」や「働きたいと思えず就活をしなかったから」といったネガティブな内容では、大手企業には受かりにくいです。
既卒になった理由を聞かれた際は、前向きな内容ややむを得なかった事情を回答することが大切です。
以下で回答例を紹介しているので、参考にしてみてください。
回答例
私が既卒になったのは、家族の介護のためです。
静岡大学に所属していましたが、山口に住む父が病気で倒れてしまい、介護のため山口に約1年間帰省しました。
そのため、新卒の時は就活に取り組むことができませんでした。
介護の甲斐あり、今は父は介護の必要がなくなっているため、安心して就活に取り組んでいます。
父を安心させるためにも、希望する御社に入社できるよう企業研究をしっかりと行ってきました。

既卒の期間は何をしていたのか

既卒になった理由と同じくらい聞かれる質問が「既卒の期間に何をしていたのか」をいう質問です。
既卒で大手に入るにはスキルをつけることが大切だと解説しましたが、ここで「スキルアップに取り組んでいた」旨を伝えることをおすすめします。
以下で回答例を紹介しているので、参考にしてみてください。
回答例
社会人になる前に、業務に活かせる知識をつけたいと考え、アクチュアリー試験の勉強をしておりました。
かなり高度な数理知識が必要だったことで苦しい時間をすごしましたが、御社のアクチュアリー社員の先輩から話をお聞きしてアドバイスいただき、先月1科目合格することができました。
計画的に勉強する方法を身につけることにも繋がりましたので、御社に入社後も業務に励みながら知識を蓄積して活躍できるのではないかと考えています。

なぜこのタイミングで就活しようと思ったのか

新卒ではなく「なぜこのタイミングで就活しようと思ったのか」という質問を受けることも多いです。
例えばプロを目指して活動しており既卒になった場合など、就活をする代わりに続けていた活動を辞めている方はこの質問をされることが多いです。
ここで大切なのは、就活の軸を明確にして回答することです。
倍率が高い大手企業では、特に熱意が重視される傾向にあるため、この質問への回答を通して企業への熱い思いも伝えるとさらに良い印象になります。
回答例
今までは研究者として生きていこうと考えていたのですが、研究成果を発表する相手は学者や専門家であり、一般の方には伝えられないことにもどかしさを感じました。
大学院を卒業後博士を目指していましたが、一般の方に伝えるということに特化したマスコミ業界に関心を持ち就活を始めたため、このタイミングとなりました。
就活を始めたタイミングは遅いですが、伝えるという想いとマスコミ業界への熱意は誰よりも負けないつもりでいます。
加えて御社が作られる「××〇〇」の番組のファンであり、御社に入社させていただき魅力を広く伝える人間になりたいです。

在学中に力を入れた部活は何か

新卒の就活では「学生時代力を入れたことは何ですか」と聞かれることが多いですが、既卒の就活でも聞かれることがあります。
ガクチカで重要なのは、企業での再現性のあるエピソードを伝えることです。
大手企業は、その企業規模から多様な人材を求める傾向にあります。
そこで、学生時代の活動で個性を伝えられ、かつ企業での再現性のあるエピソードをアピールすることがおすすめです。
回答例
私が在学中に力を入れた活動は、ボランティア活動です。
世界規模でボランティア活動について考える団体に所属したことで、自然災害におけるボランティア活動の経験を日本と海外で積みました。
コミュニケーションに不安を抱いていましたが、実際の活動を通して現地の人と協力することの大切さを痛感しコミュニケーションを積極的にとるようになりました。
また一度外国に向かった際言語の壁に苦しんだことで英語学習にも力を入れるようになり、TOEICのスコアを伸ばすことに成功しました。
海外拠点も展開されている御社でも、コミュニケーションスキルと英語力を活かした活躍ができると考えています。

既卒が大手企業に就職するときの注意点

ここでは、既卒が大手企業に就職するときの注意点を紹介します。
ぜひ、就職する際に参考にしてみてください。

注意点は主に以下の5つが挙げられます。
・既卒という経歴は採用選考で不利になる
・就活生に人気の大会社に内定をするのは難しい
・大手企業が安定しているとは限らない
・大手にこだわって空白期間が長くなるのは良くない
・企業の大きさよりも担当する業務にこだわるべき
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。

既卒という経歴は採用選考で不利になる

既卒でも大手企業の選考に挑戦することはできますが、既卒の経歴は内定獲得において不利になることは事実です。
なぜなら、既卒は職歴なしの状態となるため、人事によっては疑いの目を向けることが少なくないからです。
多くの面接官は、疑問点を払拭するための質問を投げかけるため、しっかりと対策して回答できるようにしましょう。

就活生に人気の大会社に内定をするのは難しい

既卒でも大手企業の選考を受けることができますが、新卒の就活生に人気がある就活偏差値が高い大手企業の内定は、よほどのスペックがないと厳しいです。
人気な大手企業は、学歴と年齢といった経歴だけで見劣りする就職希望者を書類選考で落とす傾向にあります。
既卒者の応募自体は認めている企業であっても、人気の企業を受ける場合は既卒というマイナス面が響き、内定獲得が難しくなることがあるので注意が必要です。

大手企業が安定しているとは限らない

そもそも、大手企業だから一生安泰とは限りません。
どんなに大きな企業でも経営破綻・倒産はあり得ます。
大手だからOKという思考は変化が多い現代では危険なので、注意しましょう。

大手にこだわって空白期間が長くなるのは良くない

絶対に大手企業で働きたいという考えは悪くありませんが、大手にこだわりすぎて就活期間が長くなり、職歴なしの状態が続くことが一番の問題点となります。
大手にこだわり、就職をしない期間が延びれば延びるほど職歴のブランク期間が長くなるので、採用面接の場で一層不利になってしまいます。
また、先ほど述べたように大手企業だから一生安泰とは限らないため、就職先を大手企業にこだわりすぎないように気をつけましょう。

企業の大きさよりも担当する業務にこだわるべき

仕事を探す際に大切なことは、就職先の規模よりも興味のある仕事・適性のある仕事につけるかどうかを意識することです。
企業が大手であることには誇りを持てるかもしれませんが、仕事の適性が決して高くない以上、働いている時間が苦痛になる可能性が高くなってしまいます。
そのため、企業の大きさよりも入社後に携わる仕事との相性で就職先を探すようにしましょう。

大手を目指している既卒向け就活エージェント8選

ここでは、大手企業への就職を目指している既卒におすすめの就活エージェントを紹介します。
複数登録することで、就職成功率は高まるのでぜひ登録してみてください。

ハタラクティブ

ハタラクティブは、スキルや経歴に自信が無いという方に特化した就職・転職サービスです。適正のある求人のみを紹介してくれ、受ける企業1社ごとにしっかりと面接対策を行なってくれるので、たくさんの会社の選考を受ける必要がないということが特長です。はじめての就職や転職の方などが安心して転職活動を行うことができます。
基本情報

運営会社 レバレジーズ株式会社
求人数 約5,000件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ フリーター・既卒・第二新卒特化型就職エージェント
公式サイト ハタラクティブ

メリット・デメリット
未経験の方向けの求人が豊富
受ける企業に合わせて選考対策
86.5%が大企業に内定

高年収求人、地方の求人が少なめ
利用時のポイント・活用術
首都圏・関西圏以外の求人を探す場合はマイナビエージェントも併用する

UZUZ

UZUZは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートなどの20代の就職に特化した就職・転職サービスです。ブラック企業に関する独自のデータベースを所持しているため、厳選して選んだ企業のみを紹介してもらうことができます。現在メディアにも多数掲載されるサービスです。
基本情報

運営会社 株式会社UZUZ
求人数 記載無し
求人対応地域 関東、近畿、東海、その他
転職サイトのタイプ 既卒・第二新卒特化型就職エージェント
公式サイト UZUZ

メリット・デメリット
1on1でオーダーメイド型サポート
入社半年後の定着率94.5%

対応が丁寧である分スピード感は遅め
利用時のポイント・活用術
スピーディーに対応してもらい場合は、入社希望日を担当者にあらかじめ伝えておく

キャリアスタート

キャリアサポートは、主に未経験者を対象とした就職・転職サービスです。徹底したフルマンツーマンサポートを受けることができるため、多くの若年層に選ばれています。内定率80%越えを実現する経験豊富なキャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、未経験者でも安心して転職活動を行うことができます。
基本情報

運営会社 キャリアスタート株式会社
求人数 記載無し
求人対応地域 東京、その他
転職サイトのタイプ フリーター・既卒・第二新卒特化型転職エージェント
公式サイト キャリアスタート

メリット・デメリット
徹底したマンツーマンフルサポート
未経験者OK求人が多い
登録から転職成功まで最短1〜3週間

担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
担当者が合わないと感じたら変更する

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターなどの20代に特化した就職・転職サービスです。1名あたりのサポート平均時間は8時間ほどで、丁寧なサポートを受けることができます。紹介してくれる職種は店舗スタッフやサービス業など、偏りがあるようですが、未経験の方はまずは登録して相談してみると良いでしょう。
基本情報

運営会社 株式会社ネオキャリア
求人数 記載無し
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ フリーター・既卒・中卒・高卒・第二新卒特化型就職エージェント
公式サイト 第二新卒エージェントneo

メリット・デメリット
紹介企業は第二新卒エージェントが実際に訪問しておすすめできる企業のみ
職務経験無しの就職、転職支援実績10,000人突破
1名あたりのサポート時間平均8時間

担当者の質にばらつきあり
利用時のポイント・活用術
対面面談は東京・名古屋・大阪・福岡の4拠点のみのため、その他地域はWeb面談を活用する

Re就活

Re就活は、株式会社学情が運営する20代・第二新卒・既卒のための転職サイトです。掲載求人のほとんどが未経験やキャリアチェンジ歓迎であり、もう一度就職活動をやり直したいという方や未経験分野にチャレンジしたい方などにおすすめです。20代専門転職サイトとして支持され、「20代が選ぶ、20代向け転職サイトNo.1」にも選ばれています。
基本情報

運営会社 株式会社学情
求人数 10,326件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ 20代特化型転職サイト
公式サイト Re就活

メリット・デメリット
掲載求人のほとんどが未経験・キャリアチェンジ歓迎
優良ベンチャーや大手の求人も多数あり
スカウト・イベント・転職相談など自分に合った方法で転職活動ができる
転職支援コンテンツあり

高年収求人が少なめ
希望条件に合わない求人が送られてくることも
利用時のポイント・活用術
高年収求人も探したい方はハイクラス求人に特化したビズリーチなどを併用する

DYM就職

DYM就職の写真

DYM就職は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの求人が多数ある就職・転職サービスです。人柄を重視して書類選考無しで面接に進める企業の求人案件が多いので、経歴に自信のない方や素早く就職・転職したいという方におすすめです。
基本情報

運営会社 株式会社DYM
求人数 記載なし
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ フリーター・ニート・既卒・第二新卒特化型就職エージェント
公式サイト DYM就職

メリット・デメリット
第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの求人が多数あり
面接練習や書類作成、服装指導などのサポートあり
東証プライム上場企業の求人あり

基本的に東京・名古屋・大阪のみ対応
他社と比較すると求人数が少なめ
営業の求人が多め
利用時のポイント・活用術
求人紹介数の多いリクルートエージェントやdodaなどの大手転職エージェントも併用する

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20’sは、20代の転職専門にサポートしている転職サービスです。安心のマイナビグループなので、様々なノウハウや若い人材の転職市場を熟知していることが特長です。全求人が20代対象であり、未経験OKの求人が75%以上ということで、初めての転職の際にもおすすめです。
基本情報

運営会社 株式会社マイナビワークス
求人数 5,829件
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ 20代特化型転職エージェント
公式サイト マイナビジョブ20’s

メリット・デメリット
全求人20代対象、未経験OK求人が75%以上
企業のあらゆる人材戦略に応えてきた安心のマイナビグループ
適性診断を受けることができる

地方の求人は少なめ
利用時のポイント・活用術
求人紹介数の多いdodaなどと併用する

就職カレッジ(ジェイック)

就職カレッジは、フリーター・大学中退・既卒・第二新卒を対象とした未経験に強い就職・転職サービスです。ビジネスマナーから、自己分析、履歴書の書き方、面接対策まで学べる就職講座を提供しており、80%という高い内定率を実現しています。また、未経験者を採用したい優良企業20社が集まった集団面接会を開催しているため、最短2週間で内定を獲得することができるという点が特長です。
基本情報

運営会社 株式会社ジェイック
求人数 記載無し
求人対応地域 全国
転職サイトのタイプ フリーター・第二新卒・未経験者特化型就職エージェント
公式サイト 就職カレッジ

メリット・デメリット
未経験者の就職に特化したサポート
無料の就職講座
就職成功率は81.1%
書類選考免除&20社と集団面接で最短2週間で内定獲得
就職後も手厚いサポート

営業職や販売職の求人が多い
利用時のポイント・活用術
営業や販売職以外の仕事を希望している場合は職種問わず20代向けの求人を扱うハタラクティブを併用する

既卒の就活に関する質問

ここからは既卒の就活に関してよくある質問をまとめました。
ぜひ今後の就職活動の参考にしてください!

既卒の就活が厳しいと言われる理由は?

既卒の就活が厳しいと言われる原因として、ライバルとして社会人経験のある第二新卒がいることが挙げられます。
同じ年齢なら企業側は社会人経験のある方を採用したいと考えるでしょう。
さらに既卒の方は一度卒業して時間が経っており、「働く意欲があまりないのでは」と思われがちです。
不利な条件をいくつか持っているため、一般的には新卒などと比べて就活が難しいと言われています。

空白期間の説明はどうしたらいい?

嘘をつかずに正直に話すことが最も重要です。誠実さを見せるため、可能な限り正直に答えましょう。
ただし、「何もしていませんでした」だけでは、ただネガティブな印象を与えることになりかねません。
「アルバイトをしながらやりたいことを探していた」「趣味に打ち込んで得意なことを伸ばしていた」など、ポジティブに捉えられる理由を考えておくと良いでしょう。

既卒でも大手に就職出来る?

もちろん企業にもよりますが、既卒でも大手企業を狙うことはできます。
特に、学生時代に企業をしていた、親の介護で就職活動ができなかった、などのやむを得ない事情がある場合には、既卒であっても納得してもらえる可能性が高く、大手企業への就職が成功する可能性も高いです。

既卒で役に立つ資格はある?

就職したい業界や職種によって異なりますが、需要のある資格であれば選考時に有利に働く可能性はあるでしょう。
例えば、海外展開していたり、接客を伴う仕事であればTOEICなどの英語をはじめとした語学の資格は役立つでしょう。
ただし、既卒の就職活動の場合、まずは選考対策などの就職活動を優先し、余裕があれば資格習得を目指すようにしましょう。

既卒1年目の就活は厳しい?

既卒1年目の就活は、新卒に比べると難しくはなります。
しかし、既卒1年目はまだまだ若いので、新卒枠に応募することが出来ます。
学校を卒業してから時間が経つほど内定獲得は厳しくなるので早めに行動しましょう。

地方で既卒におすすめのエージェントはある?

本記事で紹介した「ハタラクティブ」「マイナビジョブ20’s」などは全国に求人があるため、地方で就職活動を行いたいという方にも利用がおすすめです。

まとめ

本記事では、大手企業に就職したい既卒の方に向けて、就活を成功させるためのコツやおすすめの大手企業を紹介しました。 就活を成功させるためには、就活エージェントを複数利用することがおすすめです。 ぜひ気になった就活エージェントに登録して、就活を成功させてください。

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