看護師にも在宅ワークはできる?おすすめ在宅ワークと求人募集の探し方

 
 

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新型コロナウイルスの影響で、急速に普及した在宅ワークやリモートワーク。
医療機関で働く看護師には関係ないと思っているかもしれませんが、そんなことはありません!
最近では在宅ワークをする看護師も増えつつあり、部分的に取り入れたり副業をしたりしている看護師もいます。
この記事は看護師の在宅ワークについて、メリット・デメリットやおすすめの求人を紹介します。

看護師が在宅ワークってできるの?

まず看護師の在宅ワークの現状についてですが、看護師でも在宅ワークを取り入れている医療機関は存在します。
現場に出なくてもできる仕事は在宅ワークで行えるように体制を整えている医療機関が最もわかりやすい例です。
現場で一定スケジュール働いた後に在宅ワークを行うことで、感染症対応にあたる看護師のメンタルヘルスケアを行うような目的もあります。
訪問看護の記録等に関しても、在宅でできるシステムを整えて直行直帰にするという対応をする訪問看護の事業所も増えています。
看護師として現場での仕事は続けながら、副業で在宅ワークを取り入れているパターンもあります。
どうしても業務のすべてを在宅ワークでは行うことは難しいですが、一部に取り入れることは工夫次第で十分に可能であるのが現状です。

看護師が在宅ワークをするメリット

看護師が在宅ワークをするのには、どんなメリットがあるのでしょうか?
現場での仕事が多い看護師が、在宅ワークを行う際のメリットを紹介します。
メリットは、
・看護師の資格やスキルを活かせる
・時間が不規則でなく、疲労を溜めにくい
・視野や知識が広がる
というものがあげられます。

看護師の資格やスキルが活かせる

看護師免許は、所定の教育を受けて試験に合格して取得できる国家資格であり限られた人のみが保有します。
そのため医療や健康の専門知識を必要とする分野において高く評価され、資格を持つことが優遇される場合や報酬が高くなる場合があります。
免許資格の優遇は在宅ワークでも同様の扱いの場合があります。
また現場で迅速に仕事をする処理能力、患者さんを看る観察能力、記録を書く文章力などのスキルは他業種でも活かせます。
資格・スキル共に優遇される上に、それを活かした在宅ワークができるのです。

時間が不規則でなく、疲労を溜めにくい

在宅ワークは直接患者さんに医療処置や介助はしません。
夜勤や通勤時間もないため、勤務時間が不規則な場合も多い現場の看護師に比べて疲労が溜まりにくいというメリットがあります。
また自分自身で業務量や勤務時間を調節できる場合もあるのです。
命を守る医療現場では切迫した緊張感を維持しなくてはならない場面も多いですが、それもほとんどありません。
自分のペースで仕事ができ、精神的にも楽になる可能性はかなり高いでしょう。
ただし個人事業主として仕事をする場合や業務委託などの仕事内容によっては、生活が不規則になることもあるので注意が必要です。

視野や知識が広がる

看護以外の仕事に触れると知識やスキルを身につけ、興味・関心を広げたりする機会をキャリアとして積み上げられるのもメリットです。
副業や一般企業への転職等で医療・看護とは違った領域に関わると、視野が広がるきっかけになります。
求められる知識やスキルも異なるので、新たな能力を身につける機会になることも。
医療現場と違う世界を見ることで、看護師以外の知識とスキルを身につけられるでしょう。

看護師の在宅ワークは本業で?副業で?

看護師の在宅ワークは本業でするパターンと副業とするパターンがあります。
一つの基準としては、どの程度の収入を得たいかで考えると良いでしょう。
職種によっては、副業として経験を積んでから本業に移行できるものもあります。
ここでは、本業としてか副業としてか、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
また副業でやる際の注意点も紹介します。

本業で在宅ワークをするメリット・デメリット

本業で在宅ワークをするメリットとしては、履歴書などに記載できるような正式なキャリアとなる点です。
看護師は専門職であるため、経歴にブランクがあると採用側からの印象が悪い場合があります。
その点本業として在宅ワークを行っていれば、病院の勤務などに復帰する場合も、ブランクとは捉えられにくいでしょう。

一方デメリットとしては、本業でできる在宅ワーク求人の少なさにあります。
求人を探すことが難しい上に、競争率も高いというのは大きなデメリットとなるでしょう。
また一人での作業がほとんどで、相談相手いなかったりコミュニケーションをとる機会が少なかったりします。
自分で業務と向き合い取り組んでいかねばならない大変さがあるのもデメリットと言えるかもしれません。

副業で在宅ワークをするメリット・デメリット

副業で在宅ワークをするメリットとしては、空いている時間を有効活用できる点になります。
勤務時間が変則的な形態ならば時間を有効活用して、収入アップを叶えられるのです。
また看護師の資格を活かせば、高収入など条件の良い在宅ワークができることも。

一方デメリットとしては、職種によっては収入面にあまり期待できない点があります。
また国立公立病院は現在副業は原則禁止となっており、民間病院も副業を許可していないところ場合があります。
副業として在宅ワークを考えている方は、一度就業規則を確認しましょう。
その上副業での年間収入が20万円を超えてしまう場合は確定申告が必要になります。
リスクや手間がかかることは、副業として在宅ワークをする上でのデメリットです。
それを踏まえて、副業をする際の注意点を紹介します。

副業をする際の注意点

病院等で既に雇われている看護師が副業をする場合は、注意点があります。
かなり重要な注意点ですので、必ず確認をお願いします。

就業規則の確認

先程の通り、副業を始める前に必ず就業規則を確認してください。
勤務先が副業禁止となっている場合、副業をしていることがバレるとペナルティが課されてしまう場合があります。
最悪の場合は、解雇となることも。
副業は申請や報告が必要など、条件付きで認められている勤務先もあります。
就業規則を確認してから定められた手続きを行い、職場に秘密で、ということはないようにしましょう。

確定申告が必要な場合に注意

収入によっては、確定申告について注意が必要です。
税金を適切に納めるために1年間の収入を国に申告することを確定申告と言います。
毎年2月16日から3月15日の間に前年の収入を申告します。
職場で年末調整を行いますが、副業をしている場合は収入額が把握できないため確定申告が必要です。

確定申告が必要となるのは、副業での収入が20万円を超えた場合になります。
副業を複数している場合は副業での収入の合計が20万円超となったら対象となります。
アルバイト・パート等で企業に属している場合は収入の全額、ライターなどのフリーランス・個人事業主として働く場合は経費を差し引いた額が対象となります。
確定申告をしないと、税務署に申告漏れを指摘され延滞税等を支払いすることになる可能性も。
収入額は正しく把握して期間内に必ず申告を行ってください。

副業中の給付金受給に注意

給付金等を受給している時に副業をすると、賃金や働く条件によって給付金を減額されたり受給できなくなったりすることがあります。
例えば育児休業給付金は勤務日が月に10日または80時間以下であり、就労が一時的・臨時的であることが支給条件です。
また条件を満たしていても、受給中の賃金の割合によって金額が変わります。
育休中の賃金が給付金の13%超過80%未満ならば給付金×80%と賃金の差額という減額支給に、賃金が給付金の80%以上ならば支給なしになります。
失業手当なども支給対象から外れたり減額となったりする場合がありますので、副業をする際は注意をしてください。

本業向けおすすめ在宅ワーク

本業で在宅ワークをする場合におすすめなものを紹介します。
本業の場合は看護師の資格を活かしたものも多いので、是非参考にしてみてください。

治験関連の求人

治験とは、薬の効果が期待される物質の安全性や効果・投与方法などを確認するための臨床試験のことです。
そのため、看護師として身につけた医学や薬学などの知識を活かせる職場となっています。
様々なな職種がありますが、オペレーションや問い合わせ担当、治験参加者をサポートする治験コーディネーターなどの職種は在宅ワークが可能な場合があります。
医療機関を直接訪問する職種では直行直帰が認められている場合もあるので、完全在宅ではなくとも負担は軽減されるでしょう。

また現時点で主流とは言えませんが、新しい治験の方法としてDCTと呼ばれる分散型臨床試験があります。
DCTならば打ち合わせやカルテの閲覧、診察の立ち会いなど在宅でもできるようになることが予想されます。
普及が将来的に進めば、より在宅でできる仕事が増えるかもしれません。

コールセンター

医療知識を必要とする分野のコールセンターや相談業務は、看護師の資格を活かせます。
健康診断後の電話による保健指導や、保険・金融企業が顧客を対象に行っている健康相談、製薬会社の問い合わせ窓口などがあります。
保健師の資格も持っていれば、産業看護師として企業の従業員を対象とした保健相談などの業務も可能でしょう。
働き方として内勤の方が多いのは事実ですが、近年大手製薬会社はほぼ100%在宅勤務OKとしていることも。
アルバイトやパートでも、一般のコールセンター業務より時給が高めに設定される上に、正社員を募集していることも多い職種です。
マニュアルも完備されているため、在宅でも安心して働けます。

医療系IT・ベンチャー企業

近年は多くのIT企業やベンチャー企業が医療業界に参入しています。
リモートワークを積極的に取り入れていることも多いので、転職等を検討しているのであれば一度調べてみましょう。
また医療業界に参入していない企業でも、オンラインや電話を使用した健康相談などの仕事で看護師の専門性が活かせる場合があります。
現場の課題を解決する知識を広げる機会にもなります。
医療機関で働いていた経験や知識を活かせる場面も多いので、求人の競争率は高いですが看護師の新たなキャリアとして選択するのもおすすめです。

メディカルライター

メディカルライターは、Webサイトや出版物のテキストコンテンツを執筆する仕事です。
看護師の専門知識や、看護記録作成などで培った文章力が活かせる在宅ワークになります。
製薬会社・治験関連企業やメディアサイトなど様々な文章があります。多くの場合、インターネット上やクラウドソーシングサイトでも募集が行われています。
医療・美容・健康分野などのメディア記事執筆は専門性が評価され、看護師免許保持者は採用や報酬の面で優遇されることも。
メディカルライターとして正社員・契約社員で就職している人や、個人で複数の取引先と契約して専業メディカルライターとして活動している人もいます。
案件によっては高度なスキルが求められることもありますが、その分高収入な傾向もあります。
収入面によっては本業で行えるのがポイントです。

副業向けおすすめ在宅ワーク

続いて、副業でおすすめの在宅ワークを紹介します。
本業向けのものに比べて収入等は低くなりますが、気軽に始められるものが多いです。
もちろん看護師の資格を活かして働けるので是非参考にしてみてください。

メディカルライター

先程本業向けでも紹介しましたが、メディカルライターは副業でもおすすめです。
特にメディアへのライターは、在宅率も高い上に手軽に書けるものも多いです。
1文字あたりで報酬が決まる場合もあり、文字数が多い記事ほど報酬が高くなることも多くあります。
そのため、時間や収入面によって受ける仕事量を自分で調整できるので副業にもおすすめなのです。
副業からメディカルライターを始め、魅力を感じれば本業にするのもキャリアの選択肢としておすすめです。

テープ起こし・データ入力

パソコンがあれば始められるテープ起こしやデータ入力の仕事は、気軽に始めやすい副業といえます。
テープ起こしとは会議やインタビューなどの音源を文字に起こす仕事です。
話し言葉を聞きながら入力するので、ある程度の速度でタイピング能力が必要ですが、すぐに仕事に慣れるでしょう。
データ入力とは、顧客情報やアンケートなど様々なデータを入力していく仕事です。
定められたフォーマットにひたすら入力していく仕事なので、慣れれば効率よく作業を進められます。
スキマ時間で簡単に始められるので、手軽に副業を始めたい看護師にもおすすめです。
しかしやや単価が低い傾向にありますので、収入面では注意が必要です。

ブログ運営

自分のブログやサイトを立ち上げて、記事を書いて運営する仕事です。
記事の内容は自由なので看護に関する記事を書く方もいれば、看護とはまったく関係のない記事を書く方もいます。
主な報酬源はサイトでの広告収入ですが、読者を獲得できれば企業から記事の依頼を受けて報酬を得るなどもあります。
気軽さ・手軽さはかなりありますが、収入を得られるまでに時間がかかります。
そのため、一定の収入を得るための難易度は高めと言えるでしょう。

オンライン秘書

オンライン秘書は、企業の経営者が抱える雑務をリモートでサポートする仕事です。
雇い主となるクライアントの要望により仕事内容に変動があります。
ですが、看護師の観察力・アセスメント力・マルチタスクをこなす能力が活かせます。
医療関連に仕事ではないですが、副業にはおすすめです。

コールセンター

こちらも本業向けで既に紹介しましたが、実はコールセンターには短時間での募集もあります。
夜間のみの勤務等も可能で、在宅ワーク可能求人もありますので副業にもおすすめです。

在宅ワークの求人の探し方

看護師が在宅ワークの求人を探すとなっても、どうやって探したらよいのでしょうか?
ここでは、おすすめした在宅ワークなどを探す方法やおすすめのサイトを紹介します。

クラウドワークスで探す

クラウドワークスとは、日本最大のクラウドソーシングシステムです。
発注者がオンライン上で受注者とつながり、仕事を依頼することができる仕組みです。
インターネットに接続できる環境さえあれば、全国の発注者と受注者が仕事をすることができます。
つまり、オンラインを通してクライアントとワーカーが契約を交わせるのです。
クラウドワークスでの仕事は在宅ワークのものも多く、ライターの仕事などもあります。
まずは調べてみるというのも手なので、気になった方は調べてみてください。

クラウドワークス公式サイト

転職サイト・転職エージェントで探す

転職サイトや転職エージェントにも在宅可能の求人は多く存在します。
また転職サービスには看護師向けのものもあるため、その利用がおすすめです。
以下に、おすすめの看護師向け転職サイトや転職エージェントを紹介します。

マイナビ看護師

マイナビ看護師の写真

マイナビ看護師は、看護師専門の求人・転職サイトです。全国に拠点があり、キャリアアドバイザーが病院・施設・クリニック・介護施設・訪問看護ステーション、企業に足を運んで求人情報を確認しています。求人紹介だけでなく、職場の環境なども情報提供してくれるため、事前に把握することができます。対面での面談を重視してしっかりとヒアリングしてくれるため、ミスマッチが少ないようです。地方での転職を検討している方にもおすすめです。

基本情報

運営会社 株式会社マイナビ
求人数 47,662件
対応地域 全国
転職サイトのタイプ 看護師特化型転職エージェント
公式サイト マイナビ看護師

メリット・デメリット

独占求人や非公開求人を多数保有

転職時期を明確に伝えないとサポートが薄くなることも
利用時のポイント・活用術
応募前に担当者に条件面などを細かく確認する

バイトルPRO医療

バイトルPRO医療は医療業界に特化した転職サイトです。看護師以外にも多くの医療業界の求人を見ることが出来ます。
基本情報

運営会社 ディップ株式会社
求人数 記載無し
対応地域 全国
転職サイトのタイプ 医療業界特化型転職サイト
公式サイト バイトルPRO医療

メリット・デメリット
看護師以外の医療業界の求人も見れる
様々な検索方法がある
求人数が豊富

全体の求人を見ることが出来ない
地域や職種によって求人が異なる
利用時のポイント・活用術
医療業界以外の求人を見たい方はマイナビなどの総合型転職エージェントと併用する

看護roo!

看護roo!は、首都圏・関西・東海地方の求人に強いと言われている看護師専門の転職サービスです。電話で自分の希望を伝えることで、希望に合う求人を複数紹介してもらうことができます。求人の良い所ばかりでなく、短所や実際に働いている人の声などの病院内部の情報も提供してもらうことができます。対応がスピーディーなので、短期間での転職活動が可能になります。
基本情報

運営会社 株式会社クイック
求人数 44,963件
対応地域 東京、その他
転職サイトのタイプ 看護師特化型転職エージェント
公式サイト 看護roo!

メリット・デメリット
首都圏・関西・東海地方の求人に強い 転職後の満足度が高い求人紹介 対応が丁寧かつスピーディー

派遣求人の取り扱い無し
対面のヒアリングが長いと感じることも
利用時のポイント・活用術
地方の転職サポートを受けたい方は全国に拠点を持つマイナビ看護師を併用する

 まとめ

看護師の在宅ワークについて、メリットやおすすめの職業を紹介しました。
メリットもデメリットもありますが、在宅ワークという選択肢はかなり有効なものと言えます。
看護師として在宅ワークを行うことには未だ難しい点もありますが、少しずつ働き方も選べるようになってきています。
少しでも興味がある方は、まず求人を探すところから始めてみてもいいかもしれません。

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