転職は住宅ローン審査に影響する!借り入れの注意点や適切なタイミングを解説

 
 

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「キャリアアップをしたい」「ワークライフバランスを整えたい」などの理由から転職をする人の割合が増えてきています。 新たな勤務先の近くで家を買おうと考えている方もいるかと思いますが、転職直後に住宅ローンを借りることは難しい可能性があります。 この記事では転職後に住宅ローンを借りる方法や必要な手続きについてまとめました。 ぜひ今後の活動の参考にしてみてください!

転職することで住宅ローンに与える影響はある?

住宅ローンを買いたいけれど転職したばかりだと不利になるのではないかと不安に思う方も多いと思います。 実際に金融機関が重視する項目と転職をしたことによる住宅ローンに与える影響を解説します。

住宅ローンの審査項目をご紹介

国土交通省の調査結果によると金融機関が注目している項目は以下のようになっています。
(出典:令和4年度民間住宅ローンの実態に関する調査

審査項目 構成比
具体的な内容(複数回答)
完済時年齢 98.70%
①85歳未満(12) ②80歳未満(763) ③75歳未満(42 )④70歳未満(12) ⑤なし(5)⑥その他(162)
健康状態 97.90%
①団信加入が必要(874) ②団信加入は不要(9) ③団信加入は選択可能(102)
借入時年齢 97.20%
①75歳未満(3) ②70歳未満(174) ③65歳未満(204) ④60歳未満(33)⑤55歳未満(8) ⑥その他(590)
担保評価 96.10%
①融資判断に影響(545) ②融資判断に影響せず(27)③融資判断の参考にする(379) ④その他(24)
勤続年数 93.20%
①3年以上(130) ②2年以上(39) ③1年以上(589) ④その他(215)
連帯保証 93.10%
①系列保証会社の保証が必要(586) ②連帯保証不要(62)③外部保証会社の保証が必要(367) ④その他(202)
返済負担率 93.00%
①50%以内(1) ②45%以内(32) ③40%以内(40) ④35%以内(30) ⑤30%以内(20)⑥20%以内(4) ⑦その他(34)
年収 92.90%
①100万以上(258) ②150万以上(405) ③200万円以上(71) ④250万以上(25)⑤その他(205)
金融機関の営業エリア 90.70%
①エリア内に居住(823) ②エリア内に勤務(547)

この表を見てみると年齢や健康状態、担保評価の次に勤続年数が重要視されています。 もちろん勤続年数が短いからという理由だけで住宅ローンの審査が全く通らないというわけではありませんが、転職を考えている人はタイミングをよく考えてから審査に出してみることをおすすめします。

転職後は住宅ローンが組みづらくなる!理由を解説

転職後に住宅ローンを組む場合「勤続年数」の項目が考慮され、収入が不安定だと考えられてしまいます。 金融機関の中には勤続年数が2~3年が融資の条件になっている場合があるので住宅ローンが組みづらくなります。

転職後に住宅ローンを組むメリット・デメリットをそれぞれご紹介

これまで転職が住宅ローンに与える影響について説明してきましたが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。

転職後に住宅ローンを組むメリット

転職後しばらく経って生活が安定してから返済計画を組めば、無理な契約を結ぶ必要がなくなります。 またキャリアアップ転職であれば収入が増えることも考慮されるため、融資の交渉の際に有利になる可能性があるでしょう。

転職後に住宅ローンを組むデメリット

先ほども述べた通り、転職をしている人は仕事が長く続かず収入が安定していないと思われてしまいがちなので住宅ローンを組む際に不利になってしまいます。 また一度金融機関の審査に落ちてしまうと記録が残ってしまうので他の機関の審査を通ることが難しくなってしまう可能性があります。 通常必要となる書類に加えてさらに書類が増えてしまうため手続きがわかりづらくなる恐れがあることもデメリットの一つです。

転職後でも住宅ローンを組める!おすすめの方法を解説

転職後に住宅ローンを組むことは難しいですが、全く不可能というわけではありません。 転職直後でも住宅ローンを組むことに成功するための方法をご紹介します。

自己資金を準備しておく

いくらか貯蓄があると審査時にプラスになるため融資の条件に有利になるかもしれません。 頭金の準備が出来れば準備しておきましょう。

金融機関の見直しをする

金融機関にはそれぞれ特徴があるので今の自分の条件に合った住宅ローンを利用しましょう。
転職後に住宅ローンを組みたい方におすすめの金融機関をご紹介します。


ソニー銀行
ソニー銀行は変動金利から固定金利への切り替えが可能です。
また採用通知書と給与明細・貸与明細があれば転職直後に住宅ローンを申し込むことが出来ます。


SBI新生銀行住宅ローン
SBI新生銀行住宅ローンは勤務年数の要件が定められていないため、転職後すぐに住宅ローンを組むことが出来ます。
固定期間選択型の事務手数料が安いため、初期費用を抑えたい方におすすめです。


auじぶん銀行住宅ローン
auじぶん銀行住宅ローンは履歴書を提出すれば転職してから3年未満でも住宅ローンを利用できます。
変動金利が低く来店無しで契約ができることもおすすめポイントです。


フラット35
フラット35は政府が金融機関と提携して提供しており、条件を満たしていれば転職直後でも住宅ローンに申し込むことが出来ます。
審査対象が人物ではなく物件であることや団信への加入が任意であることも魅力の一つです。

住宅ローンの返済中に転職するときに必要な手続き・注意点をご紹介

住宅ローンの返済中に転職する場合はいくつかの手続きをする必要があります。 また気を付けなければならない注意点もあるのでしっかりと確認しておきましょう。

速やかに金融機関に申告する

住宅ローンの返済中に転職する場合は借入先の金融機関に届出する必要があります。 金融機関に申請して書類の提出などの手続きを行いましょう。

返済プランの変更を検討してもらう

もし転職によって大きく収入が減少したときは、金融機関に相談して返済プランを変更したい旨を相談しましょう。

住宅ローン控除の手続きをする

年の途中で転職をして年末まで転職先で勤務した場合は、年末調整対象となるので手続きを行う必要があります。 手続きの際に転職前の企業から源泉徴収票を発行してもらい転職先の企業に提出することが必須となっているので注意しましょう。

転職後の住宅ローンに関するQ&A

転職が住宅ローンに与える影響に関してよくある質問に答えました。 ぜひ今後の活動の参考にしてみてください。

転職したら収入が減ってしまったのですが大丈夫でしょうか?

住宅ローンでボーナス返済を選んだけれど転職先でボーナスが出なかった場合はボーナス返済を減額するか毎月の返済額に上乗せするなどの方法を選ぶことをおすすめします。 また金融機関と相談をして返済期間を延ばしてもらうこともできるので状況に合わせた対応を行いましょう。

転職予定があるとき、住宅ローン申し込みのタイミングはいつがベスト?

一人ひとり申し込みのベストタイミングは異なります。 まずは金融機関と相談してみてからそれぞれの状況に合わせて申し込みのタイミングを考えましょう。 一方住宅ローンの審査中に転職をしてしまうと再審査を受けなければならないことがあるため避けましょう。

まとめ

いかがでしたか。 転職をすると住宅ローンを組むことは難しくなります。 しかし場合によっては住宅ローンを組むのに有利に働くこともあります。 金融機関に相談しながら申し込みのタイミングなどを慎重に考えていきましょう。

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